10月定例会テーマ3 「ハートフルコミュニケーション」
2009年10月24日 13時〜16時30分
場所:田道住区センター
企画者:米澤佐知子さん(NPO法人ハートフルコミュニケーション、FAJ非会員)、副島眞由美さん(NPO法人ハートフルコミュニケーション、FAJ会員)、NPOハートフルコミュニケーションコーチ4名
佐藤成臣、杉村郁雄、朝野舜(FAJ会員)
参加者数:13名
■概要
NPO法人ハートフルコミュニケーションのテーマは、子どものしあわせな自立です。
子どものしあわせな自立のために私たち大人に何ができるかを考えるための各種プログラムを提供しています。
そのひとつが、「ハートフルセッション」です。
代表理事・菅原裕子のもとで学んだハートフルコーチたちがファシリテーターを務め、
全国20ケ所以上で開催しています。
ハートフルセッションは、いつでもどこでも展開できます。
子どものしあわせを願う大人が集まれば、そこからセッションは始められます。
「このあいだ、息子とさぁ」「実は、娘がね」「こんなときどうしてる?」「あなたならどうする?」
今回は定例会が、その場となります。
ハートフルセッション in FAJ、テーマは「あなたのなかの”母性”と”父性”」
ビジネスにプライベートに忙しい毎日。
時には立ち止まって、親としての自分と向き合ってみませんか。
「父親はこうあるべき」「母親ならこうするべき」という縛りから自分を解放して、
親として誰もが持ち合わせている”母性”と”父性”の発揮という観点から、
あなたとお子さん、そしてご家族とのコミュニケーションを構築してみませんか。
ファシリテーションの新たな可能性も、見えてくるかもしれません。
●参考HP
NPOハートフルコミュニケーション
http://www.ys-comm.co.jp/heartfulcommunication.html
■当日の定例会のアウトライン
1、 ごあいさつとご説明
・MFの米澤さんからNPO法人ハートフルコミュニケーションとセッションの説明を行う。
2、 13時〜14時35分 ハートフルセッション 母性
・紙に書かれたりんごとぶどうの2種類のくじでグループ分けを行う。
・りんごグループは副島さん。 ぶどうグループは奥山さんのところへ集まり、輪になる。
・“母性ってどんなイメージ?”“こんな風に母性のイメージを持っている”といったやりとりから、参加者がそれぞれの輪でテーマを深める。
14時35分〜14時45分 休憩
3、14時45分〜16時10分 ハートフルセッション 父性
・ハートフルセッションの母性の時とは違う、グループメンバーの変更を行う
・ハートフルセッション母性と同じように2つのグループが輪になって、“父性って何?”の問いかけを切り口に、自分の中にある父性を探し、それをどう発揮していくかを見つけていく。
4、16時10分〜16時30分 全体FB(フィードバック)とクロージング
・参加者が集まって、全員が輪になる。
●MFをしていただいた米澤さんから
“今日一日、ありがとうございました。母性と父性のセッションを行いました。本日のセッションを通して、ここはこうしたらさらに深く広く考えられた、といったフィードバックをいただければと思います。”
“母性と父性のちがいまだ、もやもやしているといった感想や、こうすればもっと話しやすくなるというご意見も、ぜひお聞かせ下さい“
●副島さんから
“母性には形がない。でも、確かに誰もが持っている。五感に訴える問いかけをすることで、言葉や行動にあらわれていない母性を引き出し、ご自身の中にある母性を実感してもらえればと思いました。愛された体験がなければ、親からインプットしたものを浄化し、自分が親として子どもにどうアウトプットしていくかを掘り起こしたい゛
●ハートフルセッション 母性のフィードバック
・母性と父性の概念を最初に明確にしたほうが良い。それが見えないままだと、母性や父性にまつわる自分の体験もなかなか掘り起こせない。
・社会には、父性と母性があることがわかった。
・今日は、流れどおりにいったのか?母性がどのぐらいに落としこめた?
・母性と父性は、セットに話したほうがよい。母性を話したときにも父性の話は出てくる。
・母性と父性を分けるとわかりにくい。
●ハートフルセッション 父性へのフィードバック
・いちばん気になっている子どもにどう働きかけたらよいかについては、あまり聞けなかった。具体的にどうしたらいいのかアイディア出しが欲しかった。
・概念的な事は、腑に落ちた。エピソード、経験が聞けた。
・「母性、父性の概念とはこういうもの」というところからスタートした方がいい。
・概念と具体的なことを行ったり来たりすると深められる。
・整理をしたほうが良く、わかりやすい。
・価値観は、まずは概念を固めたほうがよい。
・概念を合わせないとコミュニケーションが取りにくくなる。
・父性・母性の概念がはっきりしないと意見が言いにくい。
・「親から任されたこと」という問いかけよりも、「子どものころ達成して自信を持てた体験」など、子ども目線での問いかけのほうが答えやすい。