2010年度10月定例会 5.〜傾聴力と柔らかな主張(アサーション)〜東京支部

事業内容: 東京支部 定例会
テーマ: 「ファシリテーターの基礎スキルを鍛えよう!〜傾聴力と柔らかな主張〜」
開催日: 2010年10月23日
会 場: 文京区民会議室 3C会議室
講師・ファシリテーター: 小野静子、海野裕司(以上 会員) 1名
企画運営担当: 山口茂、朝野舜、梶谷正博、蟻川純子(以上 会員) 5名
参加者数(会員): 14名
一般・見学者数: 2名
テーマ詳細

プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
◆プログラムの狙い◆
狙い:ファシリテーションや日頃のコミュニケーションを傾聴とアサーションの体験を通して考え、今後に生かす。
◆当日の進行◆
13:00〜13:15 受付
13:15〜13:25 オリエンテーション
1)定例会の開催、スタッフの紹介
2)今日のワークの概要(アイスブレイク+傾聴ワーク+アサーション)
3)今日のゴールイメージ【狙い】を説明する。
【グランドルールの提示】
・会話を楽しもう
・質問はなるべく肯定的な言葉で
・全員が発言しよう
13:25〜13:50 アイスブレイク
1) ペア作りのアイスブレイク【人間マトリックス】
Q1:(練習) 家から当会場までの移動時間は?
Q2:縦軸=2人で話す時は、よく話す方?聞く方?
横軸=昨日の朝起きた時からここに来るまで何人と話しましたか?
⇒近くの人とペアになる。
2)ボールを使った承認
2-1.1人1分、自己紹介をしてください。
2-2.これから1分間取りますので、相手のいい所を何個か見つけてください
2-3.ボールを使った承認をする。
#一度、シゲルさんと、JUNさんで見本を見せる。
13:50〜14:40 ワーク1「聴くワーク」 
一方が話し手、もう一方が聴き手になり、2分ずつ話す。ワークは4種類。

1)話し手は「今までの人生の中で楽しかった話」を話す。
聴き手は話し手を無視(90度横を向いてもらう)。
聴き手NG:あいづち、うなづき、表情(笑う・悲しむ)、言葉
※「今までで楽しかった話」を思い出す時間30秒取る。(初回のみ)

2)話し手は「今までの人生の中で楽しかった話」を話す。
聴き手は非言語で話し手に応じる(うなづき、相づち、表情、身振り)。
聴き手NG:言葉

3)話し手は「今までの人生の中で楽しかった話」を話す。
聴き手は漢字テストを実施していただき、話し手を見ずに生返事をする。
聴き手NG:通常会話・質問(生返事のみOK)

4)話し手は「今までの人生の中で楽しかった事」を話す。
聴き手は非言語・言語表現を自由に使い、応答する。
#話し手と聴き手を交替。

ワーク1の後の振り返りとシェアをする。
・話し手と聞き手で振り返り(10分程度)
・隣のペアと一緒に自由に体験をシェアする。(10分程度)

■聴くワーク体験後のコメント
・ワーク1の4がしゃべりにくい。時間の短さ。
・ワーク1の2の方が短い。違う話しに展開された。
14:40〜14:55 休憩
14:55〜17:10 ワーク2「アサーティブな表現をしよう。」
1)アサーションの講義(25分)+アサーション内ワーク(10分)+DESC法(5分)
◆参加者のコメントから
・日本語ではあんまり私はと主語を言わない。主語と動詞を入れた方が伝わりやすい。
・Q,Weメッセージに関してはどうですか?→A,Weメッセージを使うと親近感が縮まる

2)グループワーク「マンションにペットを持ち込んでいいか?」(準備5分、ワーク40分)
グループの中で1人Fを立ててもらう。

3)発表(15分) 【賛成or反対】
りんご:賛成。その趣旨は、ペット解体人は同意して頂いた。ルールを定めておく。 少子高齢化でペット飼う人が増える。時代の流れに合う提案をする。
グレープ:反対。ペットを飼いたい事は承知している。気持ちはわかる。 買いたくない気持ちもある。訴訟のリスクもある。納得いくルールをつくる。 近くにペットカフェを作る。皆さんが幸せに過ごす。
オレンジ:競争が激しい。世の中の高齢化が進んでいる。差別化が進んでいる。 空き巣が増える。マンションのコンセプト”ラブペットマンション”。 修繕費の向上が見込まれる。賃上げで対応する。そういった面でプラスになる。 しっかりとしたルール作りをしていく。
マスカット:契約に基づいて住んでいる方がいる。契約をに基づいている。ペットを許可しない。 契約の問題もある。急激な方向転換をしない。別の物件をご案内する。 今後の検討としては、新たにペットを飼いたい。

4)ワークの振り返り(15分)
やってみてどうだったかグループ内で話す。

5)最終ワークの配布
「今日お疲れ様です。体験しました傾聴とアサーションワーク、今後、あなたはどのように活かしていこうか思いますか?」

■全体共有
参加者全員がマンションオーナーをしてたので、柔らかすぎた。
でも実際は、傾聴やアサーションを知らずに出ている人がいる。
参加者がパワフルな人への対応のコミュニケーションにも興味がある。

■アサーションワーク後【担当MFピヨから】
コンフリクトしている相手に、自分たちの意見を表現しながらも、相手の立場や気持ちを考慮しながら納得してもらう為の説明文を作成していただけましたが、ワークをやってみて、どうだったか?コンフリクト側の立場に立って説明文を聞いてどうだったか?
説得だけの文章では納得しにくいが、アサーション(自分の気持ちを相手の立場を考慮して柔らかく伝える)を使えば、ある程度は納得できる部分があるのではないかと思う。
傾聴とアサーションは入口の事しかしていない。要望があれば、企画することは検討してみる。
今回のワークは勉強している過程を共有してみた。グループワークの時は生き生きとしていた。安心できた。
17:10〜17:20 終わりの挨拶、定例会のアンケート記入、事務連絡、原状復帰
報告作成者 朝野 舜
報告日 2010年12月19日
その他特記事項  
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