2011年度12月定例会 4.ファシリテーション道場〜セミナーの現場から、みんなの質問・私の疑問東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 12月度定例会
テーマ ファシリテーション道場〜セミナーの現場から、みんなの質問・私の疑問
開催日 2011年12月17日
会 場 さいたま市文化センター 第3集会室
講師・
ファシリテーター
太田哲二、新開佐和子(FAJ会員) 2名
企画運営担当 梅谷秀治、中島美暁、疋田恵子、松本賢、山田竜也
(FAJ会員、セミナー委員有志)、西田徹(Co)
6名
参加者数(会員) 12名
一般・見学者数 1名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
「FAJ公開セミナー“ファシリテーション基礎講座”」では、受講者の皆さんからたくさんの質問をいただきます。
これらは受講者の皆さんが普段、職場や学校、その他の場所でファシリテーションに関わるときに感じている疑問から出てきたものです。
今回はそういう質問に対し、よりよい対応例を考えていくワークにしました。
さらに、参加者同士のファシリテーターとしての体験と相互フィードバックにより、ご自身のファシリテーションの特徴や改善点の発見につながることを意図したものです。
【プログラム】
  1. イントロダクション
    • チェックイン、本日の狙い・スケジュール・グランドルールの説明など
  2. 公開セミナーとは何か?
    • FAJ公開セミナーの目的は概要等の紹介
  3. ワーク1
    • 以下の質問に対してグループで回答を考える。また、それぞれのワークでファシリテーターを務めた方に対してのフィードバックを行う。
    • (1)社内等、顔見知り同市の間でアイスブレイクは必要か?やるならどうするか?(場のデザイン)
    • (2)社内会議等でファシリテーションを行う場合、中立的でいることは難しいがどうするべきか?(ファシリテーションとは)
    • (3)目的と目標の設定はなぜ重要か?(場のデザイン)
    • (4)ファシリテーターとグラフィッカー(板書役)は分けるべきか(構造化)
  4. 休憩とグループ替え
  5. ワーク2
    • 以下の質問に対してグループで回答を考える。また、それぞれのワークでファシリテーターを務めた方に対してのフィードバックを行う。
    • (1)メンバーがなかなか発言しない場合はどうしたらいいか?(対人関係)
    • (2)人の話を聞かずに一方的に長話をするような「困ったチャン」にはどう対処すべきか?(対人関係)
    • (3)ファシリテーターは議論の中身について充分な知識が必要か?(ファシリテーションとは)
    • (4)討議時間終了が迫っているにも関わらず対立が収まらない場合はどうすべきか?(合意形成)
  6. 全体での振り返りとチェックアウト
【参加者振り返り】
ワーク後の参加者からのコメント
  • 場に任せ過ぎると決まらないが、介入しすぎるとチームにならない。バランスが大切と感じた。
  • 簡単なテーマは簡単にファシリテーションできるが、紛糾した時にどうまとめればよいのか。テーマによりいろんな状態がある⇒やはり練習が大切と感じた。
  • テーマに掲げられた議題を決定するだけでなく、その裏に込められていることについて討議することが重要と感じた。
  • 今回はファシリテーターのとしての役割を回数多くできたのが良かった。個々のワーク時間が短かったので短距離走のように瞬発力を求められたが数多くのファシリテーションのスタイルを見ることができた。それぞれのいいところを盗んで自分のものにできそう。
  • 今回のテーマを議論するのに最適なチーム数は何人だろうか?
  • セミナー委員会としてのノウハウが聞けると思って参加したが、そういう場ではなかったですね。
  • お題がその場で言われるので、あらかじめ提示してもらえるともう少し作戦を自分なりに練れたかも。
  • FとG、どっちもやらなきゃいけないのは自分にとってはしんどかった
  • グループでのシェアの時間が一回5分ではフィードバックに十分時間が取れない。もう少し増やせないか?
  • セミナー委員ならでの内容としては質問に対するモデルの回答もなく少し食いたらない気がした。
  • 短時間でいろんなフィードバックをもらえて大変参考になった。
  • 2回やれるところが、一回目のフィードバックを受けて改善点を意識できるのが良かった。
  • 質問が抽象的で分かりにくいものがあり、前提を議論するだけで時間がたってしまった。
    たとえばFAは中身について十分な知識が必要か?十分とは?十分の定義や前提で時間が終わってしまい、中身を検討するところまでいかなかった。
報告作成者 西田徹
報告日 2011年12月26日
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