2011年度3月定例会 3.はじめのい〜〜っぽ 〜第21回 ファシリテーターを楽しむ(ためになる・気づきがある・学びがある)!〜東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 3月度定例会
テーマ テーマ3『はじめのい〜〜っぽ 〜第21回
ファシリテーターを楽しむ(ためになる・気づきがある・学びがある)!〜』
開催日 2012年3月24日
会 場 アカデミー茗台 活動室
講師・
ファシリテーター
安倍 能行(FAJ会員) 1名
企画運営担当 大川 雷電、大沢 珠己、尾関 真、川原 伸朗、新垣 一也、
松尾 喜寛、松木 治子、松本 賢、村岡 千種、壇野 隆一
(以上FAJ会員)
10名
参加者数(会員) 16名
一般・見学者数 0名
テーマ概要
対象
ファシリテーションを知識レベルで抑えているが実践の場が少ない方。
(目的/狙い)
ファシリテーターを経験することによって、「ファシリテーションって楽しい」という実感を参加者が感じるようにする。
(ゴール/意図)
今後ファシリテーションを学ぼうという意欲を高める。
(グランドルール)
失敗したっていいんだよ「話そう、聴こう、楽しもう!」
プログラム内容
12:00-12:15 オ-プニング
12:15-12:45 アイスブレイク
1.4象限自己紹介(誕生月日/
好きな本や映画/
自己アピール(何でもOK)/
今日期待していること、参加した目的)
2.メンバーの長所をほめよう!
12:45-12:55 ワーク説明
12:55-16:25 『楽しい新人歓迎旅行を企画しよう!』
4回のワークを使って、新人歓迎旅行を企画立案する
ワーク1(作戦タイム:5分、議論:20分、振り返り:10分、以降同様)
ワーク2
休憩
フィッシュボール3-1
逆フィッシュボール3-2
ワーク4
16:25-16:40 成果物作成/発表者決め+休憩(適宜)
ワークの成果をポスターとしてまとめる。
16:40-17:05 発表
(発表4分(成果物2分、プロセス2分)、質疑応答2分 全4チーム発表)
17:05-17:25 振り返り
(個人、グループ、全体)
17:25-17:45 アンケート、告知、レイアウト復帰
アンケート結果 1.「アイスブレイク(4象限自己紹介&メンバーの長所をほめよう)」
・・・ 〇:13、△:2
  • アイスブレイクで逆に緊張してしまうこともありそうですが、誰でも簡単にできるものでよかった。
  • 短い時間でお互いの距離を縮めるために相手をほめる、ほめ合うは良いアイスブレイクだと思いました。
  • 相手を知ろう!見つけよう!という姿勢になれる。
  • ほめていただいて楽しい気分になった↑↑
  • その後の内容が充実した。
  • よかったです。ほぐれました。
  • もう少し、ほめる点が多かったら良い。
  • アイスブレイクの定義を改めて言ったほうが良かった。
    ・・・ MFの説明不足
  • 4象限にニックネーム(呼ばれたい名前)は入れたほうがいいです。
    ・・・ 名札があるので、MF・スタッフの説明不足
2.ワーク『楽しい新人歓迎旅行を企画しよう!』(4回の話し合い)
・・・ 〇:15
  • みんなが共有しやすいテーマだった
  • 十分話合えた感じ
  • 面白かったです
  • 4回にわけてやることにはじめは違和感を感じたが、むしろ、少しずつ反省を踏まえながら進められたので良かった。
  • ワークなので仕方ないのですが、ファシリテーターが変わると議論の雰囲気が変わるので同じテーマで話続けるのは難しい面もありました。
  • 議論の進め方についてのコンセンサスが重要
3.メインファシリテーターの全体の進行
・・・ 〇:12、△:3
  • ていねいに進行した。
  • リラックスした雰囲気づくりをして下さったと思いました。
  • 雰囲気があって良かった。
  • 時々つまる所が見受けられた。
  • もう少し、声をはっきり大きくしてもらえると良かったです。
  • メインファシリテーターの・・・というよりタイムスケジュールについてですが、休憩が1回しかないのはツライです。
4.「フィードバッカーからのフィードバック」
・・・ ◎:1、〇:14
  • 悩みについて具体的にフィードバックして下さったので良かったです。逆に進行がよかったことを問題にして下さったのもよかったです。
  • 勉強になりました。ありがとうございます。
  • 適切であった。
  • 言いづらいことも、言葉をえらんで言っていただけました。
  • もう少し批判や意見を言ってもらえても良かったと思います。
  • もっと時間を取ってフィードバックして欲しいです。大変参考になりました。
  • ニコさん、ラッキーさん、おだやか人でよかったです。
5.「フィッシュボールでの他のグループの観察」
・・・ 〇:13、△:1、未記入:1
  • 極めて冷静、客観的に観察できた。
  • とっても、とても良かった。他の人を見て参考になります。
  • 大変参考になりました。(同一コメント2つ)
  • とても参考になりました。
  • 金魚鉢方式で視点シートを配られたのはよかったです。
6.「振り返り(個人の振り返り、グループ・全体の振り返り)」
・・・ 〇13、△:2
  • もう少し建設的な姿勢があると良い。
  • もうちょっとじっくり考えたかったです。
参加者の全体振り返りのコメント 「ファシリテーターとしてしゃべりすぎた。一歩引いて、プロセス管理が役割だと」
「ファシリテーターによって会議の形が変わることを感じた」
「自分にとって価値ある会だった。課題が見えた。雰囲気、納得感は大切。
一方で、仕事の時のハンドリングでは、質を確保しないといけないので納得感とのバランスが難しい」
テーマMFの振り返り
<目的・ゴール>
目的は、ファシリテーターを経験することにより、「ファシリテーションって楽しい(ためになる・気づきがある・学びがある)!ということを実感してもらうことで、今後ファシリテーションを学ぼうという意欲を高めることをゴールとしたが、感触としてはその目的を概ね達することができたと思う。
<アイスブレイク>
「4象限自己紹介」は話をしていて楽しい話題を選択した。
「相手のことをほめる」は短い時間で参加者どうしの距離を縮めるのに有効なアイスブレイクだった。
数を競うゲーム性もあった。
ライデンの「人と違うことを視点を変えて順番に言う」というアドバイスが進行のポイントになった。
<ワークのテーマ>
参加者が興味を持ち話をしやすいテーマで、話し合いをするための前提も十分練りこまれていてプロセスを体験しやすいテーマでもあった。
振り返りで、がきさんからの、ワークの4回の議論のところは毎回質問がでる箇所なので、紙にあらかじめ書いておくというアドバイス、なるほどです。
同様に、ちぃさんから、4回の議論は<駅伝やバトンリレー>に例えて、たすきやバトンを「つなぐ」と伝えたらどうかというのも、ナイス表現です。
<フィッシュボール>
参加者の気づきをより深めるために、最近のいっぽでは取り上げていない、フィッシュボールをプログラムに組み込んだ。
参加者から好評を博し、取り上げた目的は達せられたのではないか。
しかし、フィッシュボールのチームに対して、逆フィッシュボールで全員が他のチームに入りずっと1チームを観察することをきちんと伝えなかったのは、反省すべき点だった。
またフィッシュボールのチームの緊張を低減させる工夫(照明・その他)も今後検討していきたい。
フィッシュボールのファシリテーターに自ら手をあげる方がいらしたことは、参加者の意識レベルの高さを感じる出来事だった。
<フィードバッカーからのフィードバック>
このフィードバックが参加者にとっての最高の持ち帰りになると思っています。
アンケートのコメント、◎×1、〇×15の評価も今回のスタッフのフィードバックについて、物語っています。
だんのさん、はるまつのFBは位置的に聴くことができましたが、参加者のお悩み相談室のレベルにまで達していて、感心しました。
フィッシュボールのチームにあたり、山あり谷ありのチームのFBerを努めたマツケンとしんくん、お楽しみ様でした!
<振り返り(個人、グループ、全体)>
振り返りをもっと時間的にも内容的にも充実させるべきだった。そのきっかけを与える工夫は今後シナリオに盛りんでいきたい。
<全体を通して>
スタッフの機を見たアドバイスに支えられ、参加者とともに、はじめのいっぽを楽しむことができた。
FBerの皆さんの温かいフィードバックのおかげとミッキー、たまが場の楽しい雰囲気をホールドすることをサポートとしてくれ、スタッフ全員の力が一体となって心地よい流れでワーク全体が進行していった。
MFとしてはタイムスケジュールの練りこみ不足を一番感じた。
余裕を持ったタイムスケジュールを実現するために、1人ウォークスルーにもっと時間をかけるべきだった。
また本番当日MF自身があがらずに力を発揮するために、様々な想定をした周到な事前準備が大切だと学んだ。
例えば、当日MFがインストに使う例(4象限自己紹介の例など)は当日ではなく、あらかじめ作成しておくべきだった。
スタッフ参加の希望者がいらっしゃり、二歩目を踏み出してくれて嬉しい。
また、この報告書を書いているタイミングに、FAJ NEWS LETTERS「Our Zoo!」第38号が届けられ、その中に「はじめのい〜〜っぽ」徹底分析!!が記載されていたことも、決して偶然ではないだろう。
この報告書が目にとまった方で、いっぽのMF、スタッフを経験されていない方は、是非MFやスタッフを経験してもらいたいです。お待ちしております!
スタッフ振り返り
(FB:フィードバック、
FBer:フィードバッカー)
すっごくたくさんの事を学びました。
プログラムを作っていくプロセス、当日までの流れ、当日の実際のFBをどうするか?MFとそれを支えるスタッフの関係性をどうするか、そして終わった後までしっかりとFB!!そして、何よりスタッフも楽しむこと!!
FBのFBについては、らいでんさんにビシッと頂いたのがとても励みになりました!
おかげさまで今の中部にどうやって導入するか?という糸口がつかめたように思います。
FBerとしての自身の経験をもう少し磨きたい。…ということで、次回か次々回の「いっぽ」にて再びFBerさせて頂けると嬉しいです。

はじめのいっぽの割には参加者のレベルがけっこう高いと感じました。知識レベルはかなり上の人が参加していますね。
FBも経験つまないといけませんね。

フィードバックへのフィードバックがやはり一番きになりました。
比較的参加者のみなさんはフィードバックを受けて気づきがあった方が多かったように感じます。
今後のいっぽも参加者からフィードバッカーへのフィードバックをいただくことができたらいいなと思います。
どう感じてもらえたのか、気づきは得られたのか、より掘り下げられたのかとても気になります。

フィッシュボールもとても新鮮で楽しかったです。
同時に同じケースに沿って議論を進めている他グループの様子をみることは、自グループとの比較もでき、その場で気づいたことをすぐに実践できる機会が得られるので、実用的に思います。
今後も時間が許す限り取り入れてもらいたいです。
でも、見られるのはとても緊張しそうですね。。。
ファシリテーションの楽しさを感じてもらおうというテーマがずっと頭に残っていました。いいテーマだと思います。
全員が何とかしよう!って、ポスターが出来たのは素晴らしく山あり谷ありのチームのFBerとして、とても良かった〜 また、フィッシュボウルはドキドキしましたね〜(個人的に(笑)
ま、もし時間が取れないときでも「偵察タイム」などで他のグループがどういう話し合いをしているのかを見る、知ることですごく感じることがあると思います。 また一歩に参加出来る機会がありましたら、よろしくお願いします!
ホント、すげー、楽しかったです(笑)←若者っぽい?
今回の経験がべし。の今後の成長への助けになればうれしいです。

こうしてアンケートを見せてもらうと、また興奮が蘇りますね^^
実に充実した、楽しかった一日でした♪
報告作成者 安倍 能行
報告日 2012年3月31日
その他特記事項 締切後キャンセル:2名、テーマ間違い申し込み:1名、ワーク開始後に到着のため別テーマへ:1名
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