2012年度11月定例会 2.6 Thinking Hats〜話し合いにおけるファシリテーターの色彩感覚を身につける〜東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 11月度定例会
テーマ テーマ2『6 Thinking Hats〜話し合いにおけるファシリテーターの色彩感覚を身に付ける〜』
開催日 2012年11月24日
会 場 大田区民センター 第9教室
講師・
ファシリテーター
田頭 篤、長橋 良智(以上FAJ会員) 2名
企画運営担当 佐々木 順一、舘野 一喜、永野 直樹、増平 貴之、松木 治子、
(河野 恵)(以上FAJ会員)
5名
参加者数(会員) 35名
一般・見学者数 5名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
A 6ハットって知ってる?
B あー、聞いたことある!帽子かぶるんでしょ?やったことないけど。
A かぶるの?「話し合いの進め方」って聞いてるけど。
B かぶらないんだ…
A 11月の定例会でやるって。
B おー、行きたーい!
A 色彩感覚が身に付くらしいよ。
B へー、なにそれ?
A さぁ…

6ハット発想法、6つの帽子、6色の帽子・・・

いろいろな名前で呼ばれている「Six Thinking Hats」。このBさんのように、“聞いたことはあるけど、やったことない・・・”という方も多いでしょう。

今回のワークでは、型にはまった Six Thinking Hats をやってみると共に、この考え方をどのように普段の話し合いで活用していくかを考えます。

ポイントとなるのは色彩感覚。話し合いの色を感じ取り、色を使いこなすことです。
きっと、話し合いの見え方が変わってきます。

大田区民センターでお待ちしています!
【プログラム内容】
13:05 開始、オリエンテーション
13:12 6ハット講義
(パラレルシンキング、色の意味)
13:25 自分の得手・不得手
(各自、名札にシール貼り)
13:28 得手の色ごとに集合し、周りの人とその色を選択した理由を共有
13:32 グルーピング
- 選択した色ごとにラインナップし、各色の同じ番号ごとに集ってグループに
13:37 グループへのチェックイン 自己紹介
(名前、今日の期待、よく参加する話し合いの色彩)
13:51 6ハット講義(シーケンシャル・個別)
13:57 6ハット体験(シーケンシャル)
- テーマ「小さな家族経営の店が大型チェーン店と競合するには?」
- 進め方:白→緑→黄→黒→赤→青 (全て5分)
- 5分毎にこちらから合図をする。
- 各色の際、その色に該当する画用紙をテーブルに置いておく
- 模造紙、プロッキー、A4、ポストイットなど、使う/使わないは自由
- 誰かの発言の色が違うと思ったらそれは指摘してもよい。
ただし、そこで是非を議論するのではなく、後の振り返りで議論する。
14:32 6ハット振り返り
(話し合いのプロセスを振り返る)
14:55 休憩
15:05 話し合いのテーマ決め
1.FAJ定例会の新しいネタを見つけよう!
2.自分が興味のあるテーマになかなか出られない という問題を解決しよう!
3.来月参加する定例会を1つ決めよう!
4.上記1〜3以外で、各グループ独自のテーマ
15:15 6ハットシーケンスの設計
15:27 6ハットの話し合い
16:09 6ハット振り返り
16:25 ポスターセッション
16:33 グループ毎に振り返り グループ振り返り
16:45 締め MFからの感想、コメント
16:46 事務連絡
(来月の告知など)
16:51 終了
【参加者感想から抜粋】
  • 事前の設計が大事! →設計しやすいツール
  • すぐ使えそう
  • 自分が今、何色かを意識するだけでも価値がある
  • みんなが意識するとよさそう
  • 意見に対して「色」を入れない。考えに対して「色」を使う
  • 始めの白は大切
  • 6色ごとの時間配分を変えるだけで、会議の流れが全く違ってくることを実感した
  • 皆のフォーカスが一致するので、ファシリテーターがいなくても話し合いが進みやすい
  • 色アジェンダを決めて会議をやってみようと思った
  • 事前準備、事実の確認、発散、感じたことから収束へとファシリテーションで大事なことを改めて再確認することができた
  • 使えそうだが議論にならない
  • IDEA出しには使える
  • 大枠を決めるのに使えそう!
  • テーマによって、色の順番を変える
  • 視点を変えると意見が充実
  • 偏りがちの会議の中で使えそう
  • 青の使い方を勉強するべし
  • (黄・黒)理由必要、(緑・赤)理由不要が重要だと思った
  • 感情が整理できる
  • テーマによって適した時間配分が変わる
  • ネガティブなテーマでこそ黄色が生きる
  • 意味のないコンフリクトがなかった
  • 一体感を醸成しやすい
  • 深堀りして使う場合と漠然としたテーマでは時間配分が違う
  • 会社では“白”が多すぎる
  • 赤が全然入らない
  • 色でプロセスを仕分けするのが新しい
  • 事前にプロセス設計しやすい仕組みである
  • 全員6Hatを知らない状態では会議が回らない。
  • アイデアを決めるのはいいけど、アイデアを出していくのには6Hatは向いてない
  • 設計の段階で6つ全部使う必要はない
【担当者振り返り】
  • 色がイメージしやすくなるようなエクササイズを入れてもよかったかも。
  • 6ハットを知っている人が思ったよりいなかった。
  • ファシリテーターとしてデザインする場合に有効なので、いろんな人に 知ってもらいたいなぁ と思います。
  • 話し合いのプロセスを色に当てはめて設計していくっていうのは、イメージもしやすく、よいツールだと思います。
  • ほとんどの時間では、色を意識していたようですが、「振り返り」の時間は色の縛りから外れて一番話がはずんでいたように感じました。
報告作成者 舘野 一喜
報告日 2012年12月26日
その他特記事項  
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