2012年度12月定例会 2.「フューチャー・カフェ」で探求する〜役割を担う働き方とは?〜 (会社、家庭、地域etc…)東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 12月度定例会
テーマ テーマ2『「フューチャー・カフェ」で探求する〜役割を担う働き方とは?〜 (会社、家庭、地域etc…)』
開催日 2012年12月15日
会 場 タワーホール船堀 301会議室
講師・
ファシリテーター
香取一昭(FAJフェロー) 1名
企画運営担当 小野澤 興平、米岡 裕美(以上FAJ会員) 2名
参加者数(会員) 23名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
本ワークショップでは、IAF(International Association of Facilitators)の国際大会でも好評を博した、香取氏考案の新たな対話手法「フューチャー・カフェ」を、定例会初実演しました。
過去から現在を振り返り、これからの「役割を担う働き方」とは何か?を、皆さんで一緒に探求しながら、フューチャー・カフェの手法を体験することを目的としました。
【プログラム内容】
1.イントロダクション
  • フューチャーカフェの説明
  • テーマの趣旨の説明
2.カードワーク
  • 自分にとっての「役割を担う働き方」に、最もぴったりだと思うカードを1枚選ぶ。
  • グループ(4人)で、何故そのカードを選んだのかをグループの中で話し合う。
  • メンバーが選んだカードをつなぎ合わせるとどんな物語が見えてくるかを話し合う。
3.年表を作る
 
1)個人ワーク
私たちの働き方に影響を与えた過去の重要な出来事には何があるかを、次の三つの視点から過去20年を振り返り、各自で年表を作る。
  • 日本における出来事
  • 世界における出来事
  • あなたの個人的な出来事
2)全員で年表作成
模造紙1枚ずつに、日本、世界、個人の年表を、全員でつくる。
3)グループワーク
  • 年表から何が読み取れるか、今、私たちが経験していることとの関係ではどのようなことが言えるのかを、グループで話し合う。
4)発表と共有
4.ワールドカフェ
1)「今後私たちの働き方に影響を及ぼすと思われることで、今起こっていることは何でしょうか?」
2)「ご自身の働き方について「自慢してもよいと思うこと」は何ですか?「申し訳ないと思うこと」は何ですか?」
3)「10年後、あなたが望ましいと思う働き方が実現しているとするならば、そのときあなたはどんな働き方をしていますか?」
10年後の働き方に最もピッタリだと思うカードを一枚選ぶ。
  • 何故そのカードを選んだのか、最初に選んだカードと今選んだカードとは違っているか、違っている(同じ)なのは何故か、
  • メンバーが選んだカードをつなぎ合わせるとどんな物語が見えてくるか
を話し合う。
5.ワールドカフェの振り返り
本日のワールドカフェでの話し合いを踏まえて、今後「役割を担う働き方」についてのワールドカフェを開催するとしたら、どんな問いについて話し合いたいか?を話し合う。
6.ORDIによる振り返り
(1)Objective Question、(2)Reflective question、
(3)Interpretive question、(4)DecisionalQuestion
という枠組みで、今日の定例会での体験を振り返る。
【参加者振り返り】
  • 過去・現在・未来、パーソナル・ローカル・グローバルのフューチャーサーチの枠組みを体験できたのがよかった。
  • 多様な意見が聞けるいいツール
  • 皆で再認識して考えられるフューチャーサーチっていいな!
  • 未来の方向性を考えることができるいいツールだと感じた。
【MF振り返り】
おかげさまで皆さんが楽しみながら参加していただけたようだったのでほっとしています。
年表とグループの検討結果を広い壁に貼り出せたので一覧できてラッキーでした。
時間管理がうまくいかずORIDによる振返りが十分にできなかったことは申し訳ありませんでした。
このプロセスだともう少し時間が必要だということがわかりました
【担当者振り返り】
  • フューチャー・カフェという手法に対する関心が高いことを感じた。申込ページオープン後、即日満員となり、当日欠席も1名のみ。
  • フューチャーサーチ自体への興味から参加する人が多かったようだ。
  • 事前の申込でも、初参加〜数回の方は少なく、定例会熟練者が多いようだった。また、シニア、男性が多かった。
  • 全員で年表を作り、それを読み解くことで、一人では見えない様々な立場や見方、関係が出てくることを感じた。
  • ワールドカフェ後の共有で、全テーブルに思いを共有する時間は、みなさん言葉が溢れて時間が伸びていった。結果的に最後のORID形式の振り返り時間は短くなってしまった。
  • 4人×6島が4時間では最大人数と感じた。2013年3月にも再演を予定しているが、最大でも同人数までの規模が適正と考える。
報告作成者 米岡 裕美
報告日 2012年12月28日
その他特記事項  
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