2012年度12月定例会 5.質問力〜対立の場面を考えることで、的確な質問をするためのポイントを見つける〜東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 2012年12月度定例会
テーマ 質問力〜対立の場面を考えることで、的確な質問をするためのポイントを見つける〜
開催日 2012年12月15日(土)12:30-17:00
会 場 タワーホール船堀 307会議室
講師・ファシリテーター 小藤 輝正(FAJ会員) 1名
企画運営担当 千葉 和江、竹内 文彦、中平 拓司、
(芦名 洋二郎、鈴木 克典、黒川 そよか、山口 千咲)(以上FAJ会員)
3名
参加者数(会員) 23名
一般・見学者数 1名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など

【概要】
ファシリテーターに質問力は必要ということを否定する方はいないでしょう。

では、あなたは“的確な質問”が出来ていますか?

埼玉分会では、参加者自身が経験した対立の場面を題材にして、より実際の現場で使える
“的確な質問”を見つけていきたいと思います。

「ファシリテーターとして、普段どのようなことを意識して質問をしていますか?

より的確な質問が出来るようになるために、何を意識し実践すればよいのでしょうか?」

そんな問いを、一緒に考えてみませんか。

この「質問力」を企画するにあたり、今までのFAJ定例会における質問に関するテーマを調べてみました。

 

多くのテーマは“良い質問”という切り口でしたが、分会では“的確な質問”とは何かを
考えることにしました。

あなたには“良い質問”と“的確な質問”は一緒ですか?

※本テーマでは、参加者の実体験をベースにロールプレイ(RP)を行います。
かなり真剣なRPになることが予想されますので、慣れない方、苦手な方の参加はご遠慮ください。

【プログラム内容】
12:35 開始

12:40 オリエンテーション

12:45 グループで自己紹介と話し合い
・ファシリテーターはなぜ質問するのか?
・的確な質問とは?

13:00 ワーク「対立の場面をシェア」
・自分が経験した対立の場面を会話形式で書き出し、グループでシェアする。
・どの事例をロールプレイするか決める。

13:25 インストラクション
・この後の進め方を説明
・「問題解決」「GROW」モデルの紹介
・質問の型、範囲、方向性、階層についてフレームを提示

13:35 ワーク「質問を考える」
・ロールプレイする事例について、自分たちがファシリテーターだとしたら、どういう
プロセスを経てどう質問するか考える。

14:05 休憩

14:25 ロールプレイ 1回目準備
・2つのグループが1組となり、片方のグループAの事例をもう片方のグループBがロールプレイする。
・グループAから1名がグループBに混じって事例をシェアし、配役を決める。
・グループAの残りのメンバーから、ファシリテーター役を決める。
・グループA,Bそれぞれから観察者を1名ずつ決める。

14:45 ロールプレイ 1回目

15:10 振り返り

15:30 ロールプレイ 2回目準備
・グループBの事例をグループAがロールプレイする。
・グループBから1名がグループAに混じって事例をシェアし、配役を決める。
・グループBの残りのメンバーから、ファシリテーター役を決める。
・グループA,Bそれぞれから観察者を1名ずつ決める。

15:45 ロールプレイ 2回目

16:10 振り返り

16:30 ワーク「再び、的確な質問とは?」
・今日のワークを通して、再び「的確な質問とはどんな質問か?」を最初のグループで
話し合う。

16:40 全体シェア
・グループで話し合われたこと、今日のワークで気づいたことを全体でシェア(手挙げで順次)

16:50 終了

【参加者の声】
・GROWモデルを想定したけど、想定外のことが起きた。想定外のときにどういう質問をするのがよいか、考えておく必要がある。
・「的確な質問とは?」ワーク前は「参加者に木月を与える問い」だったが、ワーク後は「参加者の心の声を引き出す問い」「本質的な議論につながる問い」だと思った。
・繰り返し繰り返し出てくる言葉を拾うと、ウケがいい。参加者の「これを聴いてくれ!」を聴けるのはフラットに構えているかに拠るのでは。
・ロールプレイの後の振り返りの時間がもっと欲しかった。

 
【担当者振り返り】
・前回2012年8月に続いて2回目の開催となったが、概ね好評だった。
・前回はロールプレイの時間が短く、突っ込んだ議論ができる状態になる前に時間切れとなるグループが多かったので、今回は時間を延ばした。それは有効だったと思う。
・振り返りの時間や振り返り方など、今後も改善して継続したい。

報告作成者 中平 拓司
報告日 2013年1月10日
その他特記事項  
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