2012年度6月定例会 3.はじめのい〜〜っぽ 第22回東京支部
事業内容 |
調査研究:東京支部 6月度定例会 |
テーマ |
テーマ3『はじめのい〜〜っぽ 第22回』 |
開催日 |
2012年6月23日 |
会 場 |
流山市生涯学習センター 3階 第4会議室 |
講師・
ファシリテーター |
松木 治子(MF)、川原 伸朗(SF)、安倍 能行(SF)(以上FAJ会員) |
3名 |
企画運営担当 |
蟻川 純子、海野 裕司、大川 雷電、大沢 珠己、谷口 明彦 、
松尾 貴寛、松本 賢、村岡 千種、富士 慎一郎、小野澤 興平(以上FAJ会員)
柏木 恵里(FAJ会員、FAN(流山ファシリテータークラブ)) |
11名 |
参加者数(会員) |
15名 |
一般・見学者数 |
8名 |
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など |
【「はじめの一歩の目的」】
ファシテーションを知識レベルではそれなりに押さえている人に対して、安全な実践の場を提供することで、「はじめの一歩」を踏み出すアシストを行う。
加えて、一連のプロセスで企画・実施・観察・改善のサイクルをまわすことでスタッフのフィードバックその他、ファシテーション関連能力の成長を期待する。 |
【プログラム】
- 12:30〜 オープニング(第4会議室)
- (レイアウト:シアター)
- 12:37〜 アイスブレイク(村岡 千種、川原 伸朗、大川 雷電、安倍 能行)
- ザブーン、ボヨヨ〜〜ン(レイアウト:椅子をよけて立って)
飴によるグループ分け - 12:45〜 移動
- 第4会議室はレイアウトをアイランドにチェンジ
第3会議室、第5会議室に移動
第3会議室は安倍、第5会議室は川原がサブファシリテーターとして進行 - 12:53〜 4象限自己紹介
- 誕生月日/どこから/Fを使うところ/今日の一歩
- 13:03〜 ワーク説明
- 13:13〜 ワーク1・2・3・4
- 途中5分の休憩を挟み、4回のワークで『市民まつり出店企画案』を決定する
(作戦タイム:5分、議論:20分、振り返り:10分)×4セット
参加者が必ず1回のファシリテーターを体験する。 ファシリテーションがどうだったか、フィードバッカーと振り返る。
- 15:45〜 プレゼン資料作成
- 16:00〜 発表<他家受粉方式>
- 発表者が1名残り、3名が他のテーブルに移動
発表は、成果物2分、プロセス2分、質疑応答3分
自分のグループに戻り、グループ共有15分
《問い》どのように話し合いは進められましたか?あなたはどんな気づき、学びがありましたか?
他グループの発表を共有しながら、一日の体験からの学び・気づきを対話によって深める。 - 16:33〜 個人振り返り
- 内省2分、自己紹介の裏に書く2分(発表なし)
《問い》あなたにとっての次の一歩って?
「今日の一歩」の体験を通して『次の一歩』考える。 - 16:40〜 チェックアウト
- 立って円になり、一言感想
- 16:50〜 アンケート
- 16:55〜 原状復帰
- 17:00 終了
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【アンケート】
(点数は、はい4 から、いいえ1の4段階評価と、「その理由&ここはもっとこうしたら」のコメント)
Q1.アイスブレイクは参加者と打ち解けて、緊張を和らげるのに役立ちましたか?
4:10名、3:5名、2:2名、1:1名、無回答:1名|平均:3.33
- とまどって打ちとけにくかった。チームに分かれてからのアイスブレイクがほしかった(自己紹介以外に)
- "ざぶ〜ん"と"びょびょ〜ん"はよかったけど、場所がちょっと狭かったかな?
- はずかしいものは逆効果?
- 参加が分かれて、再度少しきんちょーしました。
Q2.ワークで使用した「市民まつりの出店企画案の作成」は取り組みやすいテーマでしたか?
4:13名、3:6名、2:0名、1:0名、無回答:0名|平均:3.38
- 全員が共通の立場で話し合えるテーマでした。
- 考えるところと設定されているところがバランスよく、とてもよい題材だったと思います。
Q3.全体の進行で、インストラクションは、聞き取り易くわかり易かったですか?
4:11名、3:7名、2:1名、1:0名、無回答:0名|平均:3.53
- ワーク×4の進め方が最初わかりにくかったです。
(「同じテーマで4回やる」というイメージを持ちにくかった)
- 発表の方法はプレゼン作成前に知りたかった。
Q4.模擬会議のフィードバックから、何か気づき等はありましたか?
4:14名、3:4名、2:0名、1:0名、無回答:1名|平均:3.78
- もう少し時間がほしかった。
- 意見拡散の仕方、クロージングの仕方
- 私のグラフィック能力不足
Q5.振り返りから、何か気づき等はありましたか?
4:14名、3:5名、2:0名、1:0名、無回答:0名|平均:3.74
- 基本が大事
- 無意識の部分を指摘いただいて勉強になりました。
- 内省する時間を取っていただいたのがよかった。
ご意見・ご感想
- 企画運営に参加してみたいと思いました。とても楽しかったです。
- 初めての体験。とても楽しく過ごしました。よかったです。
- 他チームのプレゼンを聞く時間をもっととってもらってよいと思いました。
- フィードバックのコメントはとてもよい。自分の弱点や他の方の良い点が理解できる。
- 各セッション毎の振り返りの時間がもっとあるとよいです。
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【MFの振り返り】 - <事前準備>
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- 今回は、アイスブレイク、ケースの作成をFANメンバーでもある柏木さんを中心に行うなど、流山を意識した企画とした。
- プログラムは、なるべく基本の4時間に収めること、その為に振り返りを他家受粉方式を採用したが、企画の最中で部屋を分割して行うことを決めたのも、その方式であればできると判断してのことだった。
- 事前に3回行った企画ミーティングでは、参加できないフィードバッカーにも状況が伝わりやすいような記録を心がけた。
- 今回は、事前準備を特に念入りに行った。
- 当日朝に部屋の広さと参加人数によって、どこで部屋に分かれるか?で2パターンのシナリオの作成
- SFを立てるためインストラクションのセリフと紙ポの作成
- 振り返りの移動をスムーズに行うために、当日欠席を考慮し2つの移動パターンを用意し、移動先をポストイットに記入して渡す
など。
- <当日>
-
- オープニングでは狭い部屋で至近距離でのスタートとなり緊張したが、進行するにつれて気負いもなく進められ、MFとしての今日の一歩として掲げたチャレンジは「うまくやろうとせず自然体で臨む」ということであったが、それは今までのMF経験に比べるとある程度達成できたのではないかと思う。
- 「一歩」のプログラム上メインのワークはフィードバッカー中心になるが、今回は分かれた部屋に関してもスタッフに安心して任せることができた。そうせざるを得なかったのであるが、それができたというのは事前ミーティングなどを通して関係性づくりができていたことと、チーム一歩への信頼感によるものだと思う。
- 流山市民参加者をグループ分けで分かれるようなしくみは考えたが、進行する上で特に通常の定例会と違う意識をすることはなかった。
- <その他>
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- 今回、6名の企画参加希望者があった。フィードバッカーやMFにどんどんチャレンジしてもらえると嬉しい。
- 東京支部で最長開催実績を持つ「はじめのいっぽ」の続ける秘訣を、別のFAJの企画にも応用しようと思った。
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【担当者振り返り】
- 複数部屋での開催という初の試みだったが、大きなトラブルもなく進められた。
事前準備と、当日スタッフがやるべきことを自分で判断して実行したということによるものだろう。
- (一歩当初の)4時間枠に拘ってプログラムや、複数部屋ということを考慮しての振り返りのやり方・時間配分だったが、想定範囲内とはいえ、進行している方も参加者も時間が短いと感じた。
チャンスがあれば時間延長、問いの工夫など、チャレンジしたい。
- フィードバッカーを確保できればの前提のもと、大規模開催の可能性が見えた。
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報告作成者 |
松木 治子 |
報告日 |
2012年7月4日 |
その他特記事項 |
流山市民参加者:4名、当日キャンセル:1名 |