2012年度6月定例会 1.合意形成の基本をしっかり身に着けよう!東京支部
事業内容 |
調査研究:東京支部 月度定例会 |
テーマ |
合意形成の基本をしっかり身に着けよう! |
開催日 |
2012年6月23日 |
会 場 |
流山市生涯学習センター 4階 401会議室 |
講師・ファシリテーター |
加藤 彰 |
1名 |
企画運営担当 |
杉村郁雄、中野功、飯島邦子、米岡裕美 |
4名 |
参加者数(会員) |
52名 |
一般・見学者数 |
1名 |
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など |
【概要】
『合意形成の基本をしっかり身に着けよう!』
このテーマは、これまでの「見よう見まね」「その場のひらめき」から脱却して、ある程度系統立てて進められるようになることを目指して、合意形成の鉄則(これを意識しないと合意形成は難しい)を確認しつつ、練習を積み重ねて、合意形成のファシリテーションを自分の身体に染み込ませる企画です。 |
【プログラム内容】
10:30〜 - 1.オリエンテーション・合意形成の基礎知識
- ◇グループ分け・自己紹介:声の大きい順でラインアップ→4〜5人に分かれる。
◇解説:合意形成の基礎知識
・合意形成はステップを踏んで、ファシリテーターの役割 - 2.合意形成入門編:目的と判断基準を先に決める
- ◇解説:合意形成のステップ
目的共有→選択肢を出す→判断基準→選択肢追加→最適な手段を選ぶ
◇演習?:ステップに沿って合意形成の話し合いをしてみる
・「旅行の行先を決めよう」 +フィードバックと共有
13:10〜 - 3.合意形成ツール編:フレームワークを活用する
- ◇解説:フレームワークの種類と活用法
・プロコン表、ペイオフマトリクス、多数決・多重投票法
◇演習?:ペイオフマトリクスを使ってみる
・「古いビルのエレベーターの待ち時間についての不平を和らげる方法」 +フィードバックと共有
15:40〜 - 4.合意形成ステップアップ編:対立に対処する
- ◇解説:合意形成のステップアップ
・共感力・本質力・視点力、代替案の拡大、プロセスへの満足度
◇演習?:対立のある場での合意形成
「キックオフミーティングでの研修内容」+フィードバックと共有
17:05〜 - 終了
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【ファシリテーターのコメント】
ものすごい人数/部屋面積で、エネルギー密度がとても高い空間でした。
演習のあとのふりかえりの真剣さも半端ではなく、ふつうの企業研修とはやっぱり違うなあと感じた次第です。
おひとりおひとりが自分の学習ポイントを持ち帰ってくださったことを願っています。 |
【企画者のコメント】
FAJにいらっしゃるファシリテーションの先人(=匠)から学ぶ定例会、第2弾。加藤さんが培ってきたノウハウをしっかりと学び、その場で練習、そして振返る、という学びのサイクルをまわすことで、合意形成の鉄則をつかみとるというのが企画の狙いです。
会場の制約がある中で、参加者の皆さんの熱心な取り組みが繰り広げられ、特に振返りの時間がとても有意義だったと思います。
その結果として時間が足りなくなり、ワークを一つ削る結果となりました。ワークが一つ減ったこと自体は残念であるものの、その決断を場に投げて参加者の納得を得るプロセスをきっちりとった加藤さんのファシリテーターとしてのあり方、プロセスを感じとることができたのは、ファシリテーターとして大きな学びの場になったのではないかと思います。
定員に対して想定外に会場が狭く、ファシリテーターや運営スタッフが会場内を動く際に支障があり、場のコントロールを難しくしてしまったのは企画の反省点です。会場の広さや形状を詳細に確認することの大切さを改めて感じ、今後に生かしたいと思います。 |
- 【参加者の声:アンケートから】
- <感想・気づき>
- ファシリテーションを進める上で、言わなければならない一言がある一方、その一言の伝え方、語り方が結構大切なのだと感じました。
- 褒められて嬉しく思いました。時間管理に課題を感じました。納得感を持ってもらうことに気を配りました。
- 合意形成の基本について、実践を通して学ぶことができた。ファシリテーターとして実際に学んだことを使いきれず、オタオタしてしまうこともあったので、自分が出来なかったこと、弱点を意識して改善したいと思った。
- 基本ステップの次は塩梅かな〜むしろココでの悩みが多い。
- ますます難しさを実感してますが、"人"に対する興味は増しています。
- 言い分を聞く→アイデアを出し合うという場の変化をどうすれば作れるのかが難しい。
- 対立構造でのファシリテーションをはじめてしましたが「とにかく話してもらう」ことの重要性を再確認できました。
- 普段では絶対にもらえないフィードバックやケースを体験できました(^・^)
- 特に時間制限のある会議等の場で合意形成はとても大切なことなのでいいテーマでした。
- 落ち着くことが大切
- 自分が気をつけていたつもりのことでも、相手からは配慮が足りなかったと指摘されたのでもっと気をつけないといけないと思いました。
- ファシリテーターをするときは事前の準備(シナリオイメージ)が大切
- 合意形成において視点を変えることの効果と難しさ
- ロープレですら感情的な違和感を感じることがあるということは、現場ではもっと対峙にすべきことだと思いました。
- 意見を引き出す。ワークを組み立てる。
- ファシリテーター役に徹するのではなく、時にはメンバーとして振舞うこと。時には感情面の共感を前面に足すこと。の効果、重要性を感じました。
- 毎回参加するごとにスキルの足りなさを実感します。
- やはり基本的スキルを抑えておくことは大切だと感じた。
- 基礎力が足りない。基礎の大切さがわかりました。
- ペイオフマトリックスの活用を行ったが、非常に難しかった。
- 問題の把握と共有が大切。最初にズレると後が大変。
- 合意にこだわり過ぎてはいけない。まずしゃべらせなければ。
- ビジュアルの重要点。学びと実践両面の繰り返し。
- 合意するのはむずかしい。
- 素直に受け止めるのが大事。
- 事前準備が重要。俯瞰する力。
- 共感力を引き出すことの難しさ。
- やはりトレーニングが大切だなぁ。
- 基本的なメンバーの話、背景を聴くということの大切さ。
- 逃げないこと!
- 参加者が見えるようにすることの重要さを改めて感じました。
- 聞くのとやるのとでは全く違うということを感じた。
- 場力をつけるのは、筋トレ(場数)が大事だなぁ。基本のステップを確認することも大事。
<匠シリーズへの感想>
- プロの方の講義はいつもと違う雰囲気で勉強になりました。
- 加藤さんの貴重なインストラクション大変勉強になりました。企画スタッフの皆様の努力に感謝します。
- 加藤さんに色々確認(プレゼンのこと)でき、自信が持てた
- 優れたファシリテーターの方の受け答えが大変参考になりました。
- 基本は重要ですね。加藤さんの進行が勉強になりました。
- 加藤さんMFのセッションを受けられてありがたかった。
- 朝のうちは長いと思ったがあっという間に終わってしまいました。加藤さんの分かりやすい説明、エネルギッシュな雰囲気作りに感謝!
- 加藤さんの質問に答える姿勢、答え方や話すモードの変え方など、大変勉強になりました。
- ロープレを減らした英断は流石だと思った。
<よかったポイント>
- 理論⇒実践でとてもわかりやすかった。
- 座学の後のワークだったので、学習のポイントがわかりやすかった。
- たっぷり時間をとっていただき、充実したトレーニングの場になったと思います。
- 各々がファシリテーターの知識を持っている方だったので日常よりスムーズな話し合いが出来た。
- 実践的なツールが多々用意されていてとても有意義でした。
- 対立の局面でのキーポイント(最後の振る返り)がとてもためになりました。またペオオフマトリックスの部はとてもためになりました。
- 頭を使って充実でした。ファシリテーターとして練習できたのがいい体験でした。加藤さんの「(普段から)脳みそをきたえろ!」という言葉が印象に残っています。『質問力』って大きな課題です。
- 10:30からの長い設定でしたが、満足感につながったと思います。
- たまには10:30からもよい。
- フルディの研修でしたが、短く感じるくらいでした。チームメンバーにも恵まれました。
<改善ポイント>
- 練習の機会がもっと増えれば。。もっと時間が長くてもいいと思います。
- ロールプレイを同時進行するには、ちょっと狭かったかな〜
- 部屋が狭くて相手の話が聞こえなかったのがつらかった。
- 会場に対してあまりに人が多く、練習では声を聞き取るのも精一杯でした。
- 部屋が寒かった。(特に午前中)
- 壁がデコボコしていて、模造紙を養生テープで貼っても何度もはがれてきたし、マーカーで書きづらかったです。
- 場所が遠くて不便と感じました。
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報告作成者 |
米岡裕美/飯島邦子 |
報告日 |
2012年7月2日 |
その他特記事項 |
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