2012年度9月定例会 2.はじめのい〜〜っぽ・第23回東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 9月度定例会
テーマ テーマ2『はじめのい〜〜っぽ 第23回』
開催日 2012年9月24日
会 場 アカデミー茗台 学習室A
講師・
ファシリテーター
奥田 浩(FAJ会員) 1名
企画運営担当 海野 裕司、大沢 珠己、大川 喜教、鈴木 克典、室谷 恵美、
花田 孝之、谷口 明彦、久保 隆、小藤 輝正、堀 公俊、宮川 幸恵、
長橋 良智、森川 純子、白方 通隆、蟻川純子、(松木治子)(大神正明)(以上FAJ会員)
15名
参加者数(会員) 14名
一般・見学者数 3名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【「はじめの一歩の目的」】
ファシテーションを知識レベルではそれなりに押さえている人に対して、安全な実践の場を提供することで、「はじめの一歩」を踏み出すアシストを行う。
加えて、一連のプロセスで企画・実施・観察・改善のサイクルをまわすことでスタッフのフィードバックその他、ファシテーション関連能力の成長を期待する。
【プログラム】
1 12:00(0:10) オープニング
  • MF挨拶&スタッフ紹介
  • 全体の流れを簡単に説明する
  • 写真撮影のエクスキューズ
2 12:10(0:10) 全体アイスブレイク
「アイデンティティクライシス」
挨拶した相手の名前、好きな動物を交換する、挨拶毎に交換していく
3 12:20(0:15) グループアイスブレイク
各グループで4象限自己紹介
四つ折A4に記入、一人1分で自己紹介
  • 誕生日
  • どこから来ましたか?
  • Frという単語を知ったきっかけ
  • 今日は何を持って帰りたいですか?
4 12:35(0:10) ワーク説明
  • MFの思い、全体のながらケースの朗読
5 12:45(0:35) ワーク1
  • 作戦タイム(5分)・議論(20分)・振返り(10分)
6 13:20(0:35) ワーク2
  • 作戦タイム(5分)・議論(20分)・振返り(10分)
7 13:55(0:05) 休憩
FBは交代
8 14:00(0:35) ワーク3
  • 作戦タイム(5分)・議論(20分)・振返り(10分)
9 14:35(0:35) ワーク4
  • 作戦タイム(5分)・議論(20分)・振返り(10分)
10 15:10(0:15) OP作成
ここで発表者を決めてもらう(終わり次第休憩)
(詳細(結論と経過の発表)を説明。)
11 15:25(0:20 発表
(他家受粉)
ワールドカフェ(他家受粉)形式で行う。
各グループ発表者一人残して他の3人はばらばらに他のグループに一時的に行く
(結論)2分+(経過)2分を全チーム個別に同時に行なう。
【自分のところも含めて4グループ分の情報(花粉)を集める場】
12 15:50(0:20) Gr振返り
各員もとの自分のグループの席に戻る。
はじめに残った人がどのような対話がなされたか共有する。
他の参加者もどのような対話がなされたか紹介する
(一人3分目安、THは事前にアナウンス)
【結論を纏める場ではない。他Grの事例と比較したりして各人の気づきの鮮明化や深める場】
13 15:45(0:05) 個人振り返り
アイスブレイク2と連動して、ファシリテータ像に関する問いを用意。
#まねしたいとおもうようなファシリテータはいましたか?
#何か持ち帰るものはありましたか?
#WSを通して他に気づいたことを書いて下さい。
言葉にしてA4の裏に書いてもらう。
【各人の気づき・思いを言語化してあとでGr/全体で共有しやすくするプロセス】
14 16:10(0:20) 全体振り返り
ポップコーン方式。 グラッフィッカーを立てて記録していく。
その場で座ったまま全体に共有したいことがあれば発言していただいた。
【今までの全プロセスを通じた個人/Grの気づき・感想・違いを通じて深い気づきがえられれば、の場】
【アンケート結果】
(点数は、はい4 から、いいえ1の4段階評価とコメント)
○アイスブレイクは、参加者と打ち解けて、緊張を和らげるのに役立ちましたか? 3.4点
  • 少しやらされ感を感じました)
  • グループのアイスブレークがほしかった
  • とても新鮮で打ち解けました。
  • 初めてのアイスブレイクでしたが、楽しく、短い時間でできたことが良かった。
  • 自分の名前と好きな動物は特徴があったせいか、最後まで残っていたが、記憶力がよくない方なので緊張した → けど、おもしろかった。
  • なかなか伝わってなくて、おもしろかった。
  • 名前を覚えるのに必死になってしまって、打ち解けられたかは微妙なところでした。場はすごくあたたまったと思います。
  • 名前を顔が一致しなかったので
○ワークで使用した「いじめ問題を考える」は取り組みやすいテーマでしたか? 2.9点
  • 自分は実際に中学生の保護者なのでリアルにワークに入れた。
    一方で、リアルに背景(PTAの役割・場etc)がわからないので議論にとまどった人も居た。
  • だが、ほどよい難しさだった
  • 子供を持つ親・最近の大きな事件から関心があり、取り組みやすいテーマでした。
  • 今、マスコミにも取り上げられていて、自己の体験も含めて、考えられるテーマで話しやすかった。
  • 深刻な内容だったので考え込むシーンが多かった
  • テーマがやや重い、が、その分いろいろ考える事ができたかもしれません
  • 自分には子どもがいないので、あまり身近なテーマではないため。
  • 今、話題になっていることだったのでよかったです。
  • 問題が大きくて深いことが難しかったです。また定例会の時くらいはもう少し明るい話題が良かったです。(難題は仕事の時だけで十分;)
  • 注目されているテーマでもあったので、皆が共通して取り組みやすかったと思う
  • 難しく価値観で分かれるところでした
  • 前提や現状認識をするという点ではよいかもしれないが、議論しやすいテーマではないと感じた
  • それだけに現状認識のすりあわせを忘れました
○ 全体の進行で、インストラクションは、聞き取り易く、わかり易かったですか? 3.4点
  • ゆっくり話をしてくれたのでわかりやすかった。
  • 時々、どうしたら良いかわからない場面があり、グループにいるスタッフに尋ねました。
  • 説明が明確で分かりやすかった。時間配分もちょうど良く、声掛けも自然で違和感がなかった。
  • 時々聞きとりにくい事がありました。いっそマイクを使うのもありかもしれません
  • ゆっくりで聞きやすかったが、迷いながら話しているようにも感じた。
  • 声がはっきりしていてわかりやすかったです。
  • いい声でした。
  • ていねいにお話頂きました
  • もう少しスピードUPして頂けるとききやすいです
○模擬会議のフィードバックから、何か気づき等はありましたか? 4.0点
  • Fberからのコメントは少なかったが、それは意図してか?(以前はもっとFbがあった)
  • 目的とゴールの確認。常に戻る。場の納得度とアウトプットは違うこと
  • 評価シートがほしかった
  • 自分のくせを発見
  • 言ったつもり、伝えたつもりでも理解してもらえないこともある事がわかりました。
  • 自分自身のスタンスが発見できた。本で読んだ基本的なことを、改めて実体験できた。フィードバッカーからのフィードバックが的確で納得感があった。
  • メンバーの表情など、非言語化情報への気配りが欠けていたということがわかった。
  • ゴールの共有、明確化、相手を気づかう
  • 色んな気づき(書き切れないくらい)があり、収穫がありました
  • かなり様々な気づきになりました
○ワールドカフェ方式振り返りから、何か気づき等はありましたか? 3.5点
  • もう少し時間があった方が深まったか・・・
  • フィードバッカーの役割がわからなかった。
  • 最初にフレームを定めて進めるべきか、最初に発散させるか、進め方に一長一短があることを認識しました。
  • 自分のチーム以外の人たちの意見や体験は新鮮だったり意外というか、思いつかなかったアイデアもあった。
  • 全部のグループの発表もみてみたかったです
  • ゴールの明確化・共有化の重要性に気づけた。
  • フレームの功罪について考えることができた。
  • たくさん意見交換できてよかった。
  • こういうやり方も面白いです。
  • 他Gの状況・自Gの状況がよくわかった
  • 何がおきたのかがよくわかりました
○ご意見・ご感想(自由記入)
  • アンケートを記入しながらの次月の告知は頭に入らない
  • 初めて会う人と短時間で議論して結論を出すので、刺激的でとても勉強になりました。
  • 特に改善点が見つからないほど満足感がありました。何回も開催していると完成度も高くなるのかと思いました。
  • 非常に楽しい時間を過ごせました。FBがあってよかったです。
  • 基本的に、1回のみの参加ルールかと思いますが、違うテーマ、違うメンバーでもやってみたいですね。
  • 「答」を知りたかったです。どうすればもっとよくなったのかなど・・・
  • フィードバックだけだと改善案が優先順位の高いものから網羅的にでるとは限らないので・・・"
【企画者の振り返り】
<事前準備>
  • 今回は、MF役が途中から仕事その他で時間が取れなくなってしまった関係で一歩世話人を中心に短期間で仕上げた。
  • 3回ほど試行していたワールドカフェ方式をワーク〜発表〜振り返りに組み込むという試みを実施することになり、その部分のプログラム設計は慎重に行った。
  • 当初、史上最大の一歩をうたって大人数で行いたかったが日程(3連休の中日)ということもあり、通常一歩と同レベルになってしまったのは残念。
<当日>
  • MFは朝の短時間の間に企画者の意図をくみ取ってアレンジを行ったうえで実施した。
  • 午前中にフィードバッカ―初心者向け講座、と一歩テーブルホスト短時間レクチャーを並行して行った。結果からすると必要な情報は伝達できたか。
  • ワールドカフェ方式はまだ改善の余地はあるが、既存の全体発表方式、回遊方式(ポスターセッション)に勝るとも劣らない方式であると感じた。
<その他>
  • 参加人数想定の増減で、堀さんをはじめとする一歩メンバー外のフィードバッカ―要員の助っ人の方に色々対応いただいた点、御礼いたします。
  • ワールドカフェに詳しい香取さんにも一般参加いただき、いろいろ感想をいただきました点も収穫でした。
  • アンケートでフィードバックへの評価が回答者全員が最高ランクを付けていただきました。スタッフの技量も上がってきたと思います。
【コーディネーター振り返り】
  • 大規模開催という試みも、応募者は19名にとどまり、Coの自分も参加者となり、20名(5組)の通常規模での開催となる。
  • フィードバッカーに大御所が集まり、参加者にもベテランが入り交じり、濃いメンバーでの「はじめのい??っぽ」となる。
  • 新しい試みとしてワールドカフェ(WC)方式を取り入れ、一般参加していた香取氏(WC第一人者)から良い評価を頂いた。
  • 大規模開催するなら、春先の新会員加入者が多い時期がよい。
  • また「たんぽぽ」とも初心者を取り合った結果となったので、他テーマとの組み合わせも考慮するとよい。
報告作成者 大川 雷電、花田孝之(チャーリー)
報告日 2012年10月15日
その他特記事項  
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