2013年度12月定例会 3.『ファシリテーション実践事例を語ろう』〜あなたのF体験談を聴かせてください〜東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2013年12月度定例会
テーマ テーマ3「『ファシリテーション実践事例を語ろう』〜あなたのF体験談を聴かせてください〜」
開催日 2013年12月14日(土)
会 場 横河工事(株)本社ビル3F会議室AB
講師・
ファシリテーター
叶陽介、花田孝之 (以上FAJ会員) 2名
企画運営担当
チームFJJ 和田裕作、小藤輝正、大国兼道、(後藤恭子)、中島美暁、岩崎覚、叶陽介、花田孝之(以上、FAJ会員)
7名
参加者数(会員) 18名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
本テーマはファシリテーションの実践者が事例を持ち寄り、語り合う場とした。
「こんなことに取組中だよ…」
「こんなところで失敗したんだぁ…」
「こんなふうにしたら成功したよ…」
という体験談の語り合いを通じて
お互いに応援し合え、触発し合える関係をつくることを目的とした。

対象者を以下のように呼びかけた結果、ファシリテーターとしての経験が抱負な層が集まった。
・職場・地域・家族などのコミュニティーにファシリテーションを普及している実践者
・ファシリテーション普及の実践の中で壁を感じている人
・体験談をシェアしあって実践仲間をつくりたい人
・FAJ定例会での勉強会に少し飽きてきた人(笑)…で、かつ、現場でF実践している人
・定例会後の「気づきが得られました」「目から鱗です」という言葉に辟易している人

【プログラム】
1 アイスブレイク 30 • Have you ever
<参考URL>http://www30.tok2.com/home/wcw/pa/aice/paa05hab.htm
• オニは「私がF実践で経験したこと/感じていること」を話す
<狙い>
• 共通点を見つけることによる、参加者同士の親近感醸成
• 自己開示し易い雰囲気づくり
2 少人数での事例共有 55 • 3人一組となり、お互いの事例を共有する
<狙い>
• #3で話し合うトピック(共通のテーマ)のネタ探し
• #3で一緒に話したい人(気の合う人)探し
3 好きなトピック毎にディスカッション 120 • OST風ディスカッション
<参考URL>
http://www.city.sapporo.jp/kikaku/vision/shimin/documents/ost-gaiyou.pdf
• トピックは、参加者自身が発案したテーマに加え、「F普及にあたり、一人でなく、皆がいることによってより良くなることはないか?」についても話し合う
<狙い>
• F実践者自身が、FAJやその周辺をどのように生かせるか、より良いF普及のために協力し合えることはないかを考えること
4 グループメンバーへのメッセージ 10 • #3のグループメンバー毎に、メンバー全員へ名刺サイズのメッセージを書き手渡す
<狙い>
• お互いに勇気を与え合う言葉がけのきっかけづくり
• 「自分が相手にしてあげられること」を考え・伝えるきっかけづくり
5 チェックアウト 20 • 車座で話したいことがある人が話す
• 場の空気を読みつつ、全体で話したいことが参加者から出ないようであれば、一言チェックアウトに移行

【当日の参加者の感想】
・チェックアウトではほぼ全員「こういう実践者向けの定例会」は、今後もやって欲しいとの意見だった。
・ヒアリングによると後半のOST(オープン・スペース・テクノロジー)での対話には参加者の7割程度が満足していた。
・一方で「告知文からは、対話よりは事例中心で話すことを期待していた」という感想もあった。

【ファシリテーター感想】
OSTのテーマを抽出する際に実践事例そのものがテーマになることが少なかった。
また、OSTの質疑応答の中で「事例発表にこだわる必要はない」と伝えたことで、
参加者の意識が事例以外に散ってしまった可能性があり、次回開催時の修正ポイントとする。
チェックアウトで「こういう定例会は毎月やって欲しい」という意見があったように、
普段の勉強会中心の定例会とは違う、実践者にとっての意義ある時間を作れたことが嬉しい。


 

報告者 花田 孝之
報告日 2014年2月9日
その他特記事項
 
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