2013年度9月定例会 1.組織の生活習慣病を治せ! 〜組織トレーニングの勧め〜東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2013年9月度定例会
テーマ テーマ1 『組織の生活習慣病を治せ!?組織トレーニングの勧め?』
開催日 2013年9月28日(土)
会 場 川崎市教育文化会館 第4・5会議室

メインファシリテーター

・企画

森 時彦

サブファシリテーター

・企画 / 当日運営

小野澤 興平、増平 貴之 / 友山 貴嗣
参加者数(会員) 52名
一般・見学者数 0名(募集せず)
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
どんな戦略をとっても、ダメな組織行動を正さない限り、結果の出る組織には成り得ません。
本テーマでは、結果の出る組織への変革に課題を感じている皆さんと、
組織行動の促しに求められる“ソフトリーダーシップ”
行動改善の具体策である“組織トレーニング”
について学び、語り、考えていきます。
【ワークの狙い】
本ワークショップが終わったとき、参加者が以下の状態になっている。
1)自分の現場でやるべきことが具体的に見えている
2)今日学んだこと、気づいたこと、得たことを活用して、自分の結果の出ない組織が変われるかもと思えている
3)結果の出る組織(への第一歩でも半歩でも)への変革に向けて、自らが行動していこう、というやる気になっている
【プログラム内容】
大きく以下の4部形式。各担当者が進行ファシリテーション役を担いながら、全体を通じ、森氏がコメント、質疑に応答した。
【起】 今日の狙いと注意事項等インストラクション(担当:小野澤)
【承】 組織トレーニングの紹介〜コンセプト〜組織の悪い生活習慣とは 〜事例など(担当:森)
【転】 紹介、事例をもとに、実際にワークショップで「組織の憲法作成」を体験する (担当:増平)
【結】全体ディスカッションで深める・納得する(担当:小野澤)
なお本テーマは、対象を「自分の組織変革に課題を抱えている人」として企画した。
ある程度の実践経験・それに基づく課題意識、のある会員同士が集まり、より深い議論を行える場を形成することを意識し、募集時に以下の対応をとった。
※FAJ会員のみ参加可能とし、入会検討のための見学、お試し参加は受け付けない。
※申込時に「組織改革における課題意識」提出項目を設け、プログラムの最終調整、およびワークショップを円滑且つ有意義に進行するために活用した。
【参加者の声】
1)自分の現場でやるべきことが具体的に見えたか?
達成:実際の取り組みとリンクして参加できた。特にやれてないこと、継続へのアプローチは参考になった。
半分:アイデアはいくつか浮かんできたが、具体的までいっていない。
未達:今日の内容をもっとふりかえらないとわからない
2)今日学んだこと、気づいたこと、得たことを活用して、自分の結果の出ない組織が変われるかもと思えているか?
達成:重要なことを定例化(毎週)すると段々良くなる、というイメージがわきました。
半分:言いたいことが言える風土を職場に持ち込まないといけない。年齢層が高く、頭がカタイ人々にどう対処しょうか…。
未達:自分が導入に関与する場合は問題提供が難しい
3)自分が組織を結果の出る組織(への第一歩でも半歩でも)へ踏み出していこう、というやる気になっているか?
達成:元々そのような立場ですし、あらためてそのことを自覚しました。
半分:やりたい気持ちとやってもどうかなという気持ちの半々。
半分:隔週ぐらいで打合せしているが、面倒だなーという気持ちから抜けられない。楽しいトピックに逃げたい。
【担当者振り返り】
ゴール達成度アンケート結果
・自分の現場でやるべきことが具体的に見えている
・今日学んだこと、気づいたこと、得たことを活用して、自分の結果の出ない組織が変われるかもと思えている
については、1割が不明〜やや不明、5割が半分達成、4割がやや達成〜達成。
・結果の出る組織(への第一歩でも半歩でも)への変革に向けて、自らが行動していこう、というやる気になっている
の達成度は7割強が達成・やや達成。
という結果となった。
憲法という一つの方法論を軸に、それがそのまま腑に落ちた人、そうでない人もいながらも、結果の出る組織への行動を促す場として一定の成果はあったように思う。
一方、「自分の課題とピッタリ同じで、細かいところまでお膳立てしてもらわないとわからない」という感じのコメントも散見された。調査研究事業としての定例会である今回のような場をきっかけとして、組織ファシリテーターとして自分の組織にあった方法を考えて、実験してみようという気持ちで今後取り組んでいただければ幸いである。
報告作成者 小野澤 興平
報告日 2013年11月27日