2014年度10月定例会 5『本×ワークショップ〜学びの力を加速させる方法を探ろう!本を読んでダイアログしてみよう!〜』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2014年10月度定例会
テーマ
テーマ5
「本×ワークショップ〜学びの力を加速させる方法を探ろう!本を読んでダイアログしてみよう!〜」
開催日 2014年10月25日(土)
会 場 大田区民会館 第4教室
講師・
ファシリテーター
大嶋友秀(FAJ会員) 1名
企画運営担当
鈴木 郁子、武内 麻佐子、東 憲治(以上FAJ会員)
3名
参加者数(会員) 7名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
「本xワークショップ」の第三弾です。
第1回目は、童話の『モモ』
第2回目は、『集合知の力と衆愚の罠』という組織開発のテーマの本にしましたが
周囲の方々から「まず人が集まらないと思うよ。」「こりずにやるんだ。チャレンジャーだな」と一言ぐさり。
しかし、こりずに「本xワークショップ」を企画しました。
実は、企画者スタッフ会議で、あらためて本xワークショップってどんな意味がありそうか具体的な企画をそっちのけで、議論してみたのです。そして、強く感じたことは…やっぱりやる意味がある。何よりも刺激的で面白いのです。
それに、私たちの学びのプロセスに、無視できないのが本です。
それを、三人以上がよってたかって文殊の知恵も、大したことないトリビアもひねり出して、ワークショップをしていくわけです。本を読む行為とは、自分の知っていることを、文字という記号をもとにしていろいろと組み替えて、理解を求めていくことです。
ただ、個人が理解していること、経験していることには限界があります。
それが、まったく著者の経験とかけ離れていると、なんともわからないだけになります。
そこに人が何人もいれば、その考え、経験、誤解もふくめて使いながら、著者が言わんとしていることも探っていけるように思えました。
読書会というよりも、そこから対話をして、テーマをさぐる勉強会といえるでしょう。そんな話を企画スタッフで熱くなり皆の顔が上気しました。
そんな続きをみなさんと一緒にやりたいわけです。
さあ、本から出発して対話する、本xワークショップの第3弾です。
私たちが熱くなったことを、定例会でも話し合うことができると思いますよ。
 
【プログラム】
1.オリエンテーション
2.自己紹介
3.話し合い 〜そもそもワークショップって何ですか?〜
4.ブックカフェ
  下記の質問より好きなテーマを選んで貰いワールドカフェ方式で3回実施する
  ・W/Sで実現したい事   
  ・一人で出来る事とW/S出来るとはことは何ですか
  ・もし世の中からW/Sが無くなったらどのような世界になりますか?
5.話し合い 〜そもそもワークショップって何ですか?
6.ハーベスト   W/Sを絵で表現して全体でシェア  
7.振り返り   今日1日起こった事の振り返り&全員でシェア
8.事務連絡
 
【MF振り返り】
第3回目を迎えた「本xワークショップ」ですが、これまでから比べるといちばん、話題提供としての狙いも、参加してくれた人たちが感じてくれたことに手応えがありました。 本を読む、本から学ぶというは、個人の勉強にはじまり、個人で終わりがちですが、そこにグループでやりワークショップを掛け合わせてみると、学びが加速すると強く感じました。以下、準備と当日にわけてふりかえります。
<良かったこと>
・私も三回目にして、何か心地の良い場を作れたような感触がありました
・いいスタッフメンバーに恵まれたこと(本当!)
・グラフィックレコーデイングできたこと(これはほとんどハプニングですが)
・分担してファシれたこと(イントロ:いくちゃん、ふりかえり:まこ)
<改善できること>
・本の選定をメンバーでじっくりと議論しても良かった
<挑戦したいこと>
・はじめからグラフィックレコーダーの予定をしておきたい(今回はたまたまやり始めたから)
・メインを他のスタッフの人にしてもらい、私はバックアップにまわるなどもあり
・よい学びを持たせてもらいました。楽しく本xワークショップを継続していきたいと思っています
 
 
【企画チーム振り返り】
■準備
<良かったこと>
・チームで準備できたこと
・どういうことを狙いたいかを企画チームでしっかりと話ができたこと
・役割分担がうまくできていたこと
・楽しく準備活動をできたこと(これは重要!)
<改善できること>
・ワールドカフェという形式以外も検討しても良かった
・ハーベストは、どういうことがしたいか、ポストイットでじっくりとコメントしても良かった
<挑戦したいこと>
・企画メンバーをもう少し増やしてもいいかもしれない
・継続的にできるコンテンツにしたい
・明るい社会を作るための読書活動のようなことを考える機会を設けたい
 
■当日
<良かったこと>
・参加者と一体になりいい場になったこと
・いい意味で期待を裏切れたこと(参加者のふりかえりコメントから)
・グループサイズがちょうど良かったこと
・本をみんなが読んできたこと
・場所(学校あと)が良かったこと
<改善すべきこと>
・やはり、募集が20名だったから、それを満たすことはやりたかった
・あるいは、はじめから10名という小さい場にしてもよかった
・場をもっと楽しげに演出してもよかった(おもちゃをおくとか、グラフィックをかくとか)
<挑戦したいこと>
・午前からやって、最後にOST的なことをしても良かった
・本xワークショップの可能性をかたりあうダイアログの場があってもよかったかも
・継続してやりたいですね
 
 
【参加者コメント】
・本を読んで来て、本の中身から入ると思ったが、そもそもワークショップとは何?問われ意表を突かれた
・ワークショップ的なものは何か考えらられた
・純粋にワークショップを楽しめました
・本屋に行ってないなと気づき、アマゾンでは直ぐに変えて便利だが、自分が普段読まないジャンルの本(ノイズ)が目に入って来ないワークショップの根本的な意味合いを考える機会を得られてこてが良かったです
・少人数で充実したワークショップができた 
報告者 東 憲治
報告日 2014年11月1日
その他特記事項
 
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