2014年度9月定例会 4『はじめのい〜〜っぽ・第31回』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2014年9月度定例会
テーマ テーマ4 『はじめのい〜〜っぽ・第31回』
開催日 2014年9月27日(土)
会 場 芝浦工業大学 芝浦キャンパス 304教室
講師・
ファシリテーター
加藤 博敏(FAJ会員) 1名
企画運営担当
大川喜教、大沢珠己、永井則子、椎木進二、小瀬一幸、田中千穂、奥田浩、久木野勉、(蟻川純子、東憲治、上野めぐみ)
8名
参加者数(会員) 10名
一般・見学者数 2名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
ある課題解決に向けた参加者4人の「模擬会議」を開催し、参加者全員に20分程度/人のファシリテーターの体験をして貰う。
体験後、会議参加者やファシリテーター経験のあるスタッフと一緒に振り返る。更に、他のテーブルの模擬会議の様子から、ファシリテーターや参加者の違いで、会議の内容や過程がどんなに違ってくるのかの共有もして貰う。
【ゴール】 明日から 「こんな風にやってみたい。」「こんなところを磨きたい」「二歩目を踏み出し、もっとやってみたい。」という気持ちにある。
【グランドルール】「失敗したって良いんだよ、話そう、聴こう、楽しもう」
【参加対象者】 初心者
・ファシリテーションの「本は読んだ」、「セミナーには参加した」という方々で、実際にファシリテータに挑戦してみたいのだけれども、経験する機会やキッカケの無い方。
・自分なりのやり方でファシリテーターに挑戦してみたけれども、「話し合いが活性化しなかった。」「やってみたけど、何かしっくりこない。」ことから、ファシリテータ経験者などからアドバイスなどのコメントが欲しい方。
・「模擬会議」の実施経験をつうじて、自分のファシリテーションの進め方などについて、考えるキッカケが欲しい方。
【プログラム内容】
12:00〜 オープニング
12:05〜 アイスブレーク ?GCPアンケート(定例会参加回数、読んだFの本の冊数など) ? 四象限自己紹介
12:20〜 全体説明10分、模擬会議のお題のケース「回覧板に変わるコミュニケーションツールを考えて見よう」説明
12:35〜 作戦タイム
12:50〜 模擬会議 (ワーク20分+振り返り15分)×4回、途中10分休憩1回
15:25〜 成果物作成10分、休憩10分
15:50〜 成果物の発表・共有(ワールドカフェ方式)
16:20〜 グループ振り返り
16:35〜 (場の変更:半円で着席)、個人振り返り、全体振り返り
16:55〜 アンケート記入、クロージング
【参加者の声】(アンケート提出11名)
お試し参加2名、定例会初参加会員2名、1・2回参加会員7名の回答。11名の問7の単純平均評価は3.4点。(4点満点)
Q3の模擬会議での気付き、Q5の今後の意欲ではほぼ満点。成果物発表や全体振返りの気付きの満点は半数どまり。
特に、Q6の時間構成や、Q7のインストなどでは、1点〜4点まで様々な評価があり、反省や改善が必要。
Q1.「GCPアンケート」「4象限自己紹介」は参加者同士打ち解けたり、緊張を和らげるのに役立ちましたか?
4点:4人、3点:6人、2点:1人
Q2. 模擬会議のテーマとして『回覧板に変わるツールを考えてみよう』は取り組みやすかったですか?
4点:6人、3点:4人、2点:0人、1点:1人
・設定条件が具体的でありイメージしやすかった。(4点)
・興味深かったです。初めてには難しかったかも。HOWまで落とすので。(3点)
・町内会に参加したことが1回も無いので全くイメージが湧かない。(1点)
Q3. 模擬会議を、テーブルの参加者・フィードバッカーと共に振り返ることで気づきがありましたか?
4点:11人全員
・会議は生き物だと実感しました。振り返りが長い時間あるのはありがたかったです。
・書くことの重要性。→みんなの見えるところに置く。
・反省多数あり。
Q4. 成果物発表や全体振り返り等、他テーブルの方々との対話・振り返りから気づきがありましたか?
4点:6人、3点:4人、2点:1人
・ 気づきはあったが時間が短かった。やはり全チーム発表した方が、気づきが多くて良いと思う。(3点)
・ 他テーブルに見に行くのは良かったと思う。段取りが悪くて、スタッフの方が色々口を挟むのは良くない。(3点)
Q5. ファシリテーターをもっとやってみたい、勉強してみたいと思いましたか?
4点:10人、3 点:1人
・今日はみんな気遣ってくれて進められたが、実際の場では大変だろうと思った。(4点)
Q6. 開催時間(約5時間)、プログラム内の時間配分など、時間の長さや配分等は如何でした?
4点:3人、3点:5人、2点:1人、1点:2人   
・他チーム発表の時間は欲しかった。(3点)  ・時間どおりに終わって欲しかった。(3点)
・もう少し休憩が欲しい。(3点)  ・盛り込みすぎ。参加者に丸投げ過ぎ。(1点)
Q7.  全体の進行で、インストラクションは、聞き取り易く、わかり易かったですか?
4点:5人、3点:3人、2点:2人、1点:1人
・ 途中の「MFは私だから私に任せてください。」だけはちょっと印象が悪かったですが、その他は、
安心して身を委ねられました。(4点)
・ スタッフが色々しゃべり、MFにかぶせたのは(MFを否定した)のはNG。(3点)
・ スタッフの意見が違うことがあったので少し混乱した。(2点)
『はじめのいっぽ』の企画をより良くしていくためのご意見・ご感想を自由にご記入ください。
・模擬会議参加者のフィードバック、フィードバッカーのコメントがとても参考になりました。(評価平均3.9点)
・全くファシリテーター未体験で参加。本を読んでもイメージがわかず四苦八苦。模擬会議前に、お手本等を見せてもらえるとやりやすかった。もしくは技術的なことを切り取って教えてもらいたかったです。基本を体験しながら身につけたかった。自分がどうすれば良かったのかもわかりませんでした。(Q3&5の評価は4点、2&Q6の評価は1点。評価平均は2.4点)
・大変充実した時間でした。良く設計されていて、学びが多かったです。テーマが変われば、また参加したい。(評価平均3.9)
・アクシデントがあったと思うが、そういう時こそ、MFの旨い仕切りを見せて欲しかった。(評価平均2.6点:お試し参加)
・次のレベルとして「次の二歩目」があると良いかも。(評価平均3.9点)
【企画チーム振り返り】                                                                    <Keep>
紙ポ・模造紙等の事前準備が素晴らしい。/落ち着いていた。/笑顔がGood。
振り返りで呼べる位、参加者のニックネーム把握。/全体振り返りをホールドしていた。
<Probiem>
・スタートしたら基本MFに任せる。船頭多すぎ。/・MFはスタッフにもっと任せても良かった。瞬時にスタッフに振る。
・インストの発言の中のエクスキューズが余分。/・時間切れの声が荒かった。
・MFの時間配分の想定が甘い。/・スタッフに焦りが伝わった。/・一部スタッフの時間管理認識が甘い。
<Try>
・MFの意匠合わせのためのウォークスルーが大事。/・スタッフに任せる部分など、もっとMTGで詰めたい。
・スタッフ集めなどは、スタッフにお願いしたい。/・MFは人に任せることのハードルをなくそう。
【MF振り返り】
企画者側が新挑戦を盛り込まず、参加者の気付きが多くなるような学ぶ参加者側の視点に立ったプログラム作り(各回のフィードバック等の振り返り時間の十分な確保。休憩時間確保)に務めた。この結果、模擬会議内の振り返りを15分確保したことは評価を得た。しかし、時間配分などQ6の回答は平均2.8に留まり、「発表・共有、全体振り返りなどが慌ただしい」「もっと休憩を」「盛り込み過ぎ」などの声があり、MFの目的は十分には果たせたとは言い難い。
準備不足などから進行のトラブルが発生し、円滑な処理が出来なかったことは、アンケートでも多数言及される大きな反省点。  
事前準備や当日運営で、MFが抱え過ぎていることに、スタッフが違和感を抱いていることに終了後まで気づかなかった。事前MTGを3回も開催しながら、スタッフの本心を掴み、チーム力発揮に繋げられなかったことが、MF本人の最大の課題。
開催告知文にて、企画チームの企図にあわぬ参加者(何も勉強せず、この場で学ぼうとする参加者。)が集まらぬように文章を再考。結果的に、参加者のある程度の均質化は成功。しかし、勉強だけで実体験に来た参加者には、ハードルが高すぎた可能性あり。
・反省点は、多いが、以下の2点が嬉しい結果。
? 参加者全員が、気付きを持ち帰って貰い(Q3)、今後の意欲を示してくれた(Q5)こと。
? MFに言われた、「落ち着いていた」「笑顔がGood」「場をホールドしていた」などの言葉。
報告作成者 加藤博敏
報告日 2014年10月4日
その他特記事項 今後、一歩チームの企画MTGを覗いて見たいとアンケート回答いただいた方が4人もいた。(1名はメルアド未記入。)
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