2015年度1月定例会 4『ファシリテーショングラフィック練習ジム(FGYM)』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2016年1月度定例会
テーマ テーマ4「ファシリテーショングラフィック練習ジム(FGYM)」
開催日 2016年1月23日(土)
会 場 大橋会館206
講師・
ファシリテーター
奥田浩(FAJ会員) 1名
企画運営担当
木村和郎、鈴木克典、保谷朋子、(小瀬一幸)、(新矢 理恵)、(増平貴之)(以上FAJ会員)
 
3名
参加者数(会員) 11名
一般・見学者数 2名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
テーマはファシリテーション・グラフィックです。
略して「ファシグラ」、議論を描いて見える化し、話し合いを促進する技術のことです。
新人のメンバーでも、口べたな人でも、描きながら話し合いを交通整理し、会議に大きく貢献することができる・・・それが「ファシグラ」。

ファシグラ上達には、知識×場数。たくさんのトレーニングが有効です。
描いて、ファシグラを振り返ることで、あっそうだったのか!などの気付きや、今後への思いを持ち帰っていただくワークショップです。
「知っている」を「わかった」に、「わかってる」を「できた」に。
さぁ、ファシグラ筋を鍛えましょう!
さぁ、FGYMで、どんどん「描いて」練習しましょう!!

【プログラム内容】
(1)オリエンテーション
(2)ワークA「となりの客は?よく聴き描くワークだ」
・グループ内でそれぞれのスピーチを残り3名が描き取る。グループ内で比較・共有。各人が3回ずつ描き取りを経験。
(3)目標えらび
(4)ワークB「チャレンジワーク」
・模擬会議でグラフィックを描く[模擬会議:20分+振り返り12分 ☓4回(4テーマ)]
・グループごとに模擬会議を実施。模擬会議後にグループで振り返り・共有。2テーマごとに全体で振り返り・共有。
・模擬会議、振り返りのそれぞれでF&FGの担当を交代。各人が2回ずつF&FGを経験。
(5)明日やろうよmy will
・本日の経験を踏まえて、明日以降の取り組み目標を設定。グループ内で発表・共有。

【参加者の声】
※参加者コメントは点数とその内容の組み合わせでいただきました。
※行頭の数字は点数です。1(悪い)〜5(良い)の5段階。ハイフンは点数の記載なし。

1.ワークの構成(プロセス)等に対するフィードバック
(1)オリエンテーション

(2)ワークA「となりの客は?よく聴き描くワークだ」
【企画意図】
・場(グループ)をあたためる
・色・アイコン・レイアウトなどの意識付け
・理解度が低い参加者のケア(居れば)→会議できるぐらいに
・目標を出しやすくする
【参加者コメント】
4 時間が短い。テーマがたくさんありすぎ。
2.5 色とかアイコンとかポイントがわかりづらかった。→説明でもいいかも。
- でも、場あたため的には自由に話せて、みんなを知れてよかったです。
4 アイスブレイクとして、入りやすいワーク
3 FGの工夫を見る上では、時間が短いかな〜。でも時間節約になる。
4 基本的な講義の時間があればよいか。
5 ウォーミングアップで身体と頭がよく動けました。
4 アイスブレイクのようなワークAがあるのはよかった。同じチームの方の名前や本日参加した理由などがわかり、同じチームとして一体感を持つことができた。

(3)目標えらび
【企画意図】
・チャレンジワークの目的(目標)を明確にする
【参加者コメント】
5 自分で自分の目標決めってのがいい!実力差のある人でもいっしょにできる

(4)ワークB「チャレンジワーク」
【企画意図】
・会議で実践
・振り返りで自分の評価、周りからfeedback
・他人のファシグラに学ぶ
【参加者コメント】
4 一つ一つの指示が明確になれば尚よかったか
5 Fとグラフィックを同時にできる貴重な体験
4 FGとFを一緒にやることで理解ふかまった。グラフィックによる可能性を見出せるようなworkあると良い。
5 参加者からのFGのアドバイスが役に立った。
5 一緒に参加した方々のやり方を学び、即座に実践できる場が設けられていて良かったです。
4 流れは工夫されていたが、会議4Rはちょっと疲れた。
4 他の人のを見えた。もっと他の人の意見ききたい。
4 ワークBはテーマによって難易度が異なるので時間配分をテーマごとに設定してもよかったのではないか?(もしくは同じ時間配分でよいテーマを準備するか)
4 1人1回ずつファシリテーター/ふり返りができてよかった。ただ、テクニック的な講義がもっとある方がありがたい。
5 いろんな役割体験とフィードバックのくり返しが有意義♪
5 他の方のFGの例が大変参考になった。
4 チャレンジワークの中身をもう少し深掘りしたかった。
4 全体のシェアの時間があってもよかった?
4 チャレンジワークはテーマに変化があり、やっていて楽しく勉強になった
4 各回「振り返り」のポイントが会議内容にかたよってしまいがち
3 ふり返りで、講師の方からテクニック的なポイントを教えてほしかった。

(5)明日やろうよ my will
【企画意図】
・次のチャレンジを明確・具体的にする
【参加者コメント】
5 明日からやっていくことを宣言できたので素晴らしかったです。メンバーに恵まれたのもあるかも。

(0)ワーク全体
【参加者コメント】
- グループに入るファシ的な人の力量による効果が大きいのかも・・・
- 写メの可・不可。守秘義務のインフォがあると、より安心安全。
- 演習のガイドでわかりにくい部分があった。(聞きとりにくかった所)


2.模擬会議のテーマに対するフィードバック
(1)スマホを小学6年生に持たせるのは良い?悪い?
3 FAJで何度も出てくるテーマ
3 もっとファシGで整理していくようなテーマが良いのでは?
4 会議における役作りを徹底させた方がいい。
3 テーマが自身の生活とかけ離れており、結論が出ても実践で生かせることがない。
2 小6よりもっと年齢を上げる。意見が広がらなかった。
- 意見の対比がしづらかった(小6だとNGが明らか)。すぐに皆の意見がまとまってしまった。

(2)ペットを飼う?飼うとしたら何?
4 家族のロールでの話し合い、やりにくさの体験ができた。
3 ペットに関する前提が不要だと感じた。(父:犬、母:猫、・・・)
3 ロールプレイむずかしかった。
3 もう少し役割上で対立する形でもいいかも

(3)東京1日案内
3 F山さんの人となりの設定があっても良かったかも・・・
3 大変興味深いテーマで面白かった
5 議論しやすくFGにも向いている
3 最初に一言きいただけだと内容ピンとこなかった

(4)○○さんのつまらない会議を楽しくする
4 構成や流れを考える楽しさ。もっと難しいテーマも可。
4 最初に○○さんの会議の問題点を聞き出すのに時間がかかる
5 実際ビジネスで役立つ
5 身近なテーマで議論しやすい
2 テーマが個別で難しく、他のテーマに比べ発言がしにくい

【担当者振り返り】
・今回のFGYMは、配布物を極力減らして、板書を活用してみました。意図は、実際にホワイトボードや模造紙等に描くところを見ていただくことです。参加者が作業している時間を使って、事前に描いておくやり方ですが、参加者への注意が不足する恐れがあります。また、会議のテーマなどでは、配布物に比べて情報不足がありました。(参加者の声にも、指摘あり)
・当日スタッフの3人は、全員ワークに入っていただきました。模造紙の壁貼り等は参加者が率先して実施していただいたので、スタッフが少ない状態でもワークを進行できたと思います。
・消耗品について、養生テープの不足は反省事項です。ワークBの会議の振り返りの部分はハーフサイズの模造紙を使用しましたが、普通サイズの方が良かったと思います。
・ワーク後に実施した「企画へのフィードバック」は、ワークの構成毎に意図を説明してから、参加者の意見をふせんに描いて貼っていただくようにしました。そのため、意図に対するフィードバックが得られたと考えます。(意図に重要なものと重要でないものが混在したため、重要でない意図に対するフィードバックも含まれています。)
・参加者のフィードバックは、ワークの構成(プロセス)への評価は高くなっています。会議のケースについての評価は高くなく、改善の余地ありだと考えます。

報告者 奥田浩
報告日 2016年3月20日)>
その他特記事項
 
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