2015年度11月定例会 5『ファシリテーション入門「たんぽぽワークショップ2」:合意形成入門編』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2015年11月度定例会
テーマ ファシリテーション入門「たんぽぽワークショップ2」:合意形成入門編
開催日 2015年11月28日(土)
会 場 葛飾シンフォニーヒルズ
講師・
ファシリテーター
近藤高史(FAJ会員) 1名
企画運営担当
 
尾上昌毅、木村和郎、田中千穂、永野直樹、(加藤博敏) (以上FAJ会員)
 
4名
参加者数(会員) 14名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
「ファシリテーションってどんなもの?」という初心者を対象に、話し合いを進めるためのヒントを見つける『たんぽぽワークショップ』の続編として、これまでの「たんぽぽ」では扱ってこなかった『合意形成』を、初心者向けに正面から取り上げ、「たんぽぽワークショップ2:合意形成入門編」に仕立てました。

【目標】
参加者のみなさんが 「合意形成もアプローチを踏めば、自分達にも取り組めそう」と思えている。

【当日の進行】
・イントロ、もやしのお約束
・アイスブレーク
・たんぽぽ1での主要キーワードなど解説
・お題説明(5名の候補者からファシリテーター候補者1名を推薦する)
・個人ワーク(もっともふさわしいと思う人と重要と思ったキーワードを考える)
・グループ内共有
・これまでの振り返り
・目標に対して重要なことの話し合い
・収束に向けてもっとも重要と考えることを決める
・もっとも重要と考えることを軸に、グループとしての結論をとまめる
・ここまでの話し合いをやってみての気付きをグループ内で共有
・今日やってきたことを振り返りながら、ポイントを解説
・明日からの会議、話し合いで使えそうと思うことを書き出し、共有
・クロージング

【メインファシリテーター振り返り】
たんぽぽ2としては2回目の開催であり、初回でのフィードバックなどを参考にプログラムを見直して実施した。合意形成する過程をステップに分け、種シート(振り返りシート)を用いてこまめに参加者自身が振り返る場を場を設けながら進めた。その結果、目標の「合意形成もアプローチを踏めば、自分たちにも取り組めそう」と思えたとの回答が前回より増え、ワークで目指したものに一歩近づくことができた。
一方たんぽぽ1への参加経験有無で差がつかないように、たんぽぽ1での主なキーワードを一通り解説に組み込んだ結果、キーワードの数が多くになってしまった。よりメリハリをつけるなどして、わかりやすく整理していく必要性がある。 今後よりよいワークにしていくための課題やヒントを今回得ることができたので、ぜひ次回以降に反映していきたい。

【企画者振り返り】
前回(8月実施)の定例会に参加したが、消化不良だったので再度参加されたという会員もいた、今回のたんぽぽWS2。
合意形成に際しては、十分な発散が行なわれて、各人の意見とその背景が皆に共有されていることが大事であることが、振り返りの場でも示された。
また、決めるに際しては、どんな観点を重視するのかという「軸だし」「軸の決定」に十分な時間を割いて合意することが大前提になることは、多くの参加者に実感していただけたようだ。
プログラムデザインや進行を工夫することで、より納得性を高めたワークにして行きたい。

報告者 尾上昌毅
報告日 2015年12月10日
その他特記事項
 
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