2015年度12月定例会 3『思考の多様性を知り、活用しよう』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2015年12月度定例会
テーマ 『思考の多様性を知り、活用しよう』
開催日 2015年12月19日(土)
会 場 台東区民館 第2研修室
講師・
ファシリテーター
村上邦彦(FAJ会員) 1名
企画運営担当
 早川鋭、(村井康太郎)(以上FAJ会員)
1名
参加者数(会員) 20名
一般・見学者数 1名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
ファシリテーションで納得度の高い合意形成をする最初の一歩として、ファシリテーターは参加者の持つ思考の多様性を理解し、適切に対応することが大切と考えます。
このテーマでは、誰でも簡単に取り組めるカードワークを通じて思考の多様性を体験し、それをファシリテーションでどのように活かしていくかを参加者のみなさまと一緒に考えていきます。
ワークでの体験を通じ、ファシリテーターとしての心構え、意識に変化が起こることを願っています。

【対象者】
・思考の多様性に関心のある方

【目的】
・思考の多様性を知り活用することで、さまざまな場面に柔軟に対応できるようになったり、多様な意見を引き出せるようになる手掛かりを得る。

【企画キーワード】
・多様性
・カード

【プログラム内容】
1.思考の多様性に気づく
ミニゲーム:「新しい四字熟語を作ろう!」
2.思考の多様性を理解する
ワーク:「引き出しカードを作ろう!」
3.思考の多様性を試す
ワーク:「引き出しカードを使ってみよう!」
4.思考の多様性の活用を考える
対話:「思考の多様性をどう活かすか?」
5.思考の多様性を持ち帰る
・明日からの自分の現場で使えるものは?

【参加者の声】
・多様性と価値観を掘り下げるということはファシリテーション研究として意義が大きい
・考えの多様性は結論ではなく納得感に効果があると再認識できた
・短い時間の中で、個々のメニューをうまく構成されていて参加しやすかった
・ワークを通じて、その人の思考の過程が明らかになって面白かった
・多様性を知るなかで、自分の思考の偏りに気がつきました
・多様性の必要性について考える機会になりました
・多様性という言葉をかみしめることができました
・カードを使う軽い話し合いから、最後は円陣を組んでの話し合いと、徐々に内容が深まっていくプロセスが良かったです
・言葉で考える人とビジュアルで考える人の違いが実感できておもしろかった
・自分の思考プロセスと違うプロセスがあることがわかった
・多様性をお互い認め合う事で、社会が発展して行くと感じた
・発言の背景にある思考プロセスを知ることで、会議のプロセスの満足感を高められることがわかった
・拡散思考には多様性は強い味方になる、収束思考には多様性は手強い相手になる

【担当者振り返り】
今回、事前に公開リハーサルを2回重ねてプログラムを改善してきたが、企画側の意図が伝わりやすい参加者と伝わりにくい参加者がいるという多様性を改めて実感した。
全体の流れも含め、さらにブラッシュアップしていきたい。

【MF振り返り】
本番の参加者からは、公開リハーサルの参加者とは違った、多様性に関する様々な気づき、学びに関する発言があり、このワークの懐の深さを実感しました。反面、演習を詰め込みすぎて、参加者が十分に考える時間を持てなかったことが課題となりました。

報告者 早川 鋭
報告日 2016年1月12日
その他特記事項
 
←前のレポート レポート一覧 次のレポート→