2014年度3月定例会 4.『はじめのい〜〜っぽ・第33回』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2015年3月度定例会
テーマ 『はじめのい〜〜っぽ・第33回』
開催日 2015年3月28日(土)
会 場 芝浦工大306
講師・
ファシリテーター
大川喜教(FAJ会員) 1名
企画運営担当
大沢珠己、小瀬一幸、奥田浩、久木野勉、蟻川純子、鈴木静香(椎木進二、永井 則子)(以上FAJ会員)
6名
参加者数(会員) 4名
一般・見学者数 6名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
 20分の模擬会議を4回行って、参加者全員にファシリテーターの体験をしてもらい、実践の場とする。また、各会議の後の振り返りを通して、気付きや共有を得てもらう。 
(対象者)ファシリテーションを知識レベルで知っているが実践の場が少ない方
(目的)参加者、企画スタッフがこれからもファシリテーションを学び、実践していく為の活性剤となる。各参加者に納得感をかんじてもらう。
(ゴール)1)参加者全員が言いたいことを。言い尽くせたと思える。 2)議論を尽くした上で結論を得た。
(役割)メインファシリテーター、ファシリテーター、参加者、フィードバッカー
(グランドルール)失敗したっていいんだよ、聴こう、話そう、楽しもう。そして、みんなの納得感を大切に。
【プログラム内容】
13:00〜 オープニング / 納得感説明
13:13〜 アイスブレーク ?共通点探し  ?三象限自己紹介
13:30〜 全体説明/ケース説明「自治会館の利用を高めて町内の活性化しよう」のケースにしたがって模擬会議を進める説明
13:45〜 作戦タイム
13:55〜 模擬会議 (ワーク20分+振り返り15分)×4回、途中10分休憩1回
15:55〜 発表
16:20〜 個人/グループ/全体振り返り
16:45〜 クロージング
16:35〜 プログラム振り返り 
17:15〜 撤収
【参加者の声】 アンケートより(回答者13名) 
Q1.「共通点探し」「3象限自己紹介」は参加者同士打ち解けたり、緊張を和らげるのに役立ちましたか? 
4点:6人  3点6人 未回答:1人                                                        
・ 体を動かし、相手と握手するのはとても効果的だと思いました。
Q2. 模擬会議のテーマとして『自治会館の利用を高めて町内を活性化しよう』は取り組み易かったですか?
4点:10人 3点:3人
・内容が凝っていて、話し合いが楽しかったです。
・もう少し条件が分かりやすく書かれていると議論しやすかった、と思いました。(意図的に分かりにくくしたのかもしれませんが。)
Q3. 模擬会議を、テーブルの参加者・フィードバッカーと共に振り返ることで気づきがありましたか?
4点:11人 3点:2人 
・テーマ・目的を常に意識することが重要だという事を再認識できた。
・参加者にお互いのフィードバックをもっと求めた方がよかった。
Q4. 結果の発表や全体振り返り等、他テーブルの方々との対話・振り返りから気づきがありましたか?
4点:6人 3点:3人 2点:4人
・他テーブルの方々との対話はなかった!ウォークスルーがあっても良かったかも。。
・発表内容は結論の3項目や議論のプロセスについてよりもファシリテートしていく過程のつまづきやよかった点の発表にフォーカスした方が良かったと思います。
Q5. ファシリテーターをもっとやってみたい、勉強してみたいと思いましたか? 
4点:11人 3点:2人
・本を読んでいるだけじゃ身につかないと気づいた。失敗して、フィードバックもらうことが有益。
・すぐ活用できるようなスキルを学びたい。
Q6. 開催時間(約4時間)、プログラム内の時間配分など、時間の長さや配分等は如何でした? 
・時間の配分はテーマの内容と依存する気がします。今回は良かったです。
・1ワーク15分は少し短いかと思った。
Q7.  全体の進行で、インストラクションは、聞き取り易く、わかり易かったですか? 
・ソフトな言い方で安心して参加することができた。
・ファシリテーターの方が時間を気にしすぎていたので気になった。
『はじめのいっぽ』の企画をより良くしていくためのご意見・ご感想を自由にご記入ください  
・スタッフの人が多すぎるのではないかと思った。全体1人と各テーブル1人くらいで十分ではないか。スタッフの方に囲まれているようで多少away感を感じた。
・納得感」は今のいっぽ参加者にはむずかしいかなあと。
・開催頻度 毎月やってほしい。 初心者向けのトレーニングとしていいと思う。 
【プログラム振り返り】   
【Keep】
・全員がファシリテーターを体験できること。
・FBrが入って経験者の観点からFBを行う点。  
・箇条書きで3つということだったので、本来の目的の「納得感」やそれまでの話し合いに時間が使えた。
・成果物を求めないことで議論に集中できた。
・結論を追求しすぎないケースが良かった。 
【Problem】
・FBrがどのくらい話すのか基準があってもよい。  
・企画の振り返りって、企画の経験のない参加者にはつらいのではないか。えた。
・ウォークスルーをもう少し重ねたら、なお、完成度が上がったかも。
・ワークの時間が短いので何となく焦りを感じてします。
ファシグラ[Keep]
・ニックネームで呼び合う。
・無料なのが良い。
・場所がわかりやすい。
・FBが優秀
・スタッフのバックグランドスキルが多様
・時間管理がしっかりしていた。
・気楽な感じと上品さがあった。
・全員がFr経験ができる。
・各テーブルに一人のFBがいる。
⇒複数のFBからのFBが得られる。
・他のテーブルのプロセス(やり方の違い)を知ることができた。
・「エール」もらえたのが良かった。
⇒改善点もポジティブ
・実習中心で実践的だった。
・FBの時間があり、多くの築きを得られた。
ファシグラ〔Probrem〕
・初心者向けのワークにしては言葉が難しい。
⇒初心者にも思い込み有
・"FG"など(何の略なのか)事前に教えてほしい。
・休憩時間のメリハリがほしい。
・ワークの時間15⇒20分にしてほしい。
・四象限の表等手元手配がほしい。
・紙ポの字が見にくい(色・かすれ)
・ケースの読み上げは各Grに任せる。
・最初の計画から変更しづらい。
・うまく話し合いを進められた。
【MF振り返り】
今回は昨年度の支部イベでのワーク「青虫」の要素を取り入れて演出レベルで今までにない取り組みを行った。従来は参加者にFBを行わせることに関して攻撃的なものにならないか、コンテンツ中心になってしまうのではないかなどの危惧があったのでFBerが中心に行っていたが、
・事前に各人に目指すファシリテータについて宣言させる。
・グループごとのグランドルールをきめさせる。
・各回の振り返りでFBerが支援をする。
・「エール」という名称で贈る言葉を書かせる
等の青虫の仕掛けもあり、質の高いものになった。
また、発表共有方式はワールドカフェ方式で実施したが、他の班の進め方を詳しく知ることができ、自分たちと比較するということでより深いものになった。
個人的な収穫としては支部イベがあった関係もあり準備不十分。その分、アドリブ等をその時の状況に合わせた運営をすることができた。スタッフからは「いつもと違うw」といわれたが。
改善点としては各グループのグランドルールが途中で忘れられてしまったこと。これも毎回のワークの初めに確認させるべきでした。
【Co振り返り】
参加者全員がファシリテータを経験し、フィードバックが受けられる企画であり、参加者からは実践的と好評であった。
今回は、参加者相互のフィードバックが多く行われる様な仕掛けを行い、通常のいっぽと比較すると参加者同士での フィードバックが多く行われたと考えられる。

いっぽの対象者は「初心者の方も歓迎しますが、一通り知識は あることを前提としています。」としているものの未経験者 全く知識の無い参加者も参加している。
参加者からは「ファシリテーショングラフィックのやり方を教えて欲しい」「言葉が難しい」 等の指摘もあった。こういった問題にどう対応して行くか、 今後も考慮すべき点である。

余談になるが、今回のはじめのいっぽの申込者数は定員の半分の11名、参加者は10名であった。(参考迄に9月は12名、12月13名)スタッフの負荷も考慮し、開催スパンを伸ばす(3ヶ月に4ヶ月に1回等)を考慮しても良いのでは無いだろうか。

報告者 大川喜教
報告日 2015年3月31日
その他特記事項
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