2015年度3月定例会2『カテゴライズ道場』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2015年度3月度定例会
テーマ カテゴライズ道場
開催日 2016年3月26日(土)
会 場 北とぴあ 第一研修室
講師・
ファシリテーター
楯岡かおる、古川哲(以上、FAJ会員) 2名
企画運営担当
柴田千晶、、今井祐子、増平貴之、安倍能行(以上FAJ会員)
4名
参加者数(会員) 27名
一般・見学者数 4名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
話し合いで出た雑多な意見達をファシリテーターが分類したり関連づけたりする場面で
「似た意見をまとめてラベル付け」したり「全体を見ていくつかに大別するための切り口を見つける」
のに発揮される力を「カテゴライズ力」と名付けました。

FAJシンポジウムでファシリテーターのファシリテーションの実力を知る「F力測定」で、「カテゴライズ力」を測定するプログラムは2014、2015年アワード2年連続受賞しています。

そのカテゴライズ力測定プログラムを提供したチーム・カテゴライザーがカテゴライズ道場を今回開催。
本道場で「カテゴライズ力」を鍛えます。
最初は、グループワークで鍛え、その後、個人のカテゴライズ力も鍛えていきます。

【プログラム概要】
1.オープニング、自己紹介
2.一回戦:付箋を動かしてカテゴライズ
3.二回戦:付箋を動かさずカテゴライズ
4.三回戦:カテゴライズドリルを解く!
自分でも問題を作ってみる
5.振り返り


【参加者アンケートから】
・プログラムの時間配分が良く、だれない、長く感じない、緊張感の続く4hでした。休憩時間の設定もタイミング、長さともにgood!
2グループで模造紙を交換してカテゴライズするところは、秀逸でした。自分達が出した意見だとコンテンツ(内容)に入りがちだが、他者(他グループ)の意見だとカテゴライズすることにフォーカスできるので、秀逸です!
・今までは、カテゴライズ分けは整理力のように思っていましたが、視点の鋭さ、豊かさ、分類等の仕方で、メンバーの話し合いの参加度、納得感にも影響するものということに気付かせてもらいました。
・ひとつの方法だけにとらわれるのではなく、(出来れば)いろいろな切り口からカテゴライズすべき・・・そこか新しい視点を生み出すことがわかりました。
・とにかく繰り返しワークで慣れることができた。特に日常直面する課題をカテゴライズした問題作成は感動的。
・カテゴライズして終わりではなく、そこから始まるという話しをグループの振り返りで聞いて、なるほどと思いました。
・カテゴライズの仕方にはその人の生き方が表れる。
 

【ファシリテーター振り返り(楯岡)】
・通常より初参加者の多い中、全六回の演習をこなしてもらうハードな「道場」だったが、事前の入念な準備と当日のチームワークで、滞りなく進行できた。
・グループサイズは各テーブル四人で適性だった。
・カテゴライズ力には、瞬発力が必要だと思った。

【ファシリテーター振り返り(古川)】
三回戦でははじめての試みとして、カテゴライズ力上げるための問題を解くことと、問題を作ることに挑戦していただきました。こちらで用意した問題は7問でそれらを5分間で解答します。問題を解くことでいろいろな切り口に気付くきっかけにしていただけたようです。

次に問題を自ら作成していただきましたが、15分の短い時間の中、予想以上に多くの方がおもしろい問題を作成されていました。一回戦、二回戦で鍛えた成果が出ていたかもしれません。自ら問題を作ることで「発想が豊かになった」との声もいただき、全般的に好評でした。

これらの結果は次のカテゴライズ道場やF力測定につなげていきたいと思います。

【企画者振り返り】
道場の名にふさわしく、カテゴライズ力を鍛えるために、参加者にさまざまなワークに挑戦をしてもらうプログラム内容の定例会でした。まさに習うより慣れろのプログラムは、参加者の皆さんから、今回の気づきや学びを持ち帰り、仕事や生活で実践してみるという声もたくさんいただき、満足度や納得度が高かったようです。
 

報告者 安倍能行
報告日 2016年4月9日
その他特記事項
 
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