2015年7月度東京支部つくば市民大学共催定例会『ワークショップのつくりかた〜地域での実践事例に学ぶ、プロセスとプログラムのデザイン』東京支部

事業内容 調査研究:2015年7月度東京支部つくば市民大学共催定例会
テーマ ワークショップのつくりかた 〜地域での実践事例に学ぶ、プロセスとプログラムのデザイン〜
開催日 2015年7月11日(土)
会 場 つくば市民大学
講師・ファシリテーター 徳田 太郎 (FAJ会員) 1
企画運営担当 尾上昌穀、加藤貴美子、飯島邦子、(浅羽雄介) (以上 FAJ会員) 3
参加者数(会員) 28名
一般・見学者数 8名
テーマ詳細 【概要】
多様な人々が参加するワークショップの組み立て方を学びたい…。地域でファシリテーションを活用するきっかけをつかみたい…。人々が集う場を創り出すには、当日のプログラムだけでなく、そこに至るプロセスも重要な鍵となる。
この定例会は、実際に開催された地域防災に関するワークショップの例をもとに、ワークショップの「プロセス・デザイン」と「プログラム・デザイン」の両面から、人々が集う場のあり方を、参加者の皆さんと共に探る定例会である。
話題提供者は、FAJでは事務局長、会長を経て、現在はフェロー兼災害復興支援室長を務め、つくば市民大学では2007年の構想検討段階から参画し、現在も代表幹事を務める徳田太郎。
つくば市民大学は、「学びあいの場」のデザイン、および組織運営の両面において、ファシリテーションを活かした実践を積み重ね、雑誌で紹介されるなど、先進事例として全国からも注目されているが、今回は、FAJ東京支部との共催定例会として、つくば市民大学の場を借りての開催となった。
FAJ会員の他、つくば市民大学の皆さん、初めて参加する方、色んな方が集まり、いつもとは、ちょっと違った場所と仲間による、深い学びの場となった。
【プログラムの流れ】
1. オープニング(企画チームからのアナウンス)
2. オリエンテーション(OARRの提示・ワークのお題の予告)
3. 地域でのファシリテーション実践事例(つくば市民大学の取り組み)の紹介
4. ミニレクチャー「ワークショップのつくりかた」、ワークのお題の提示
5. グループワーク「プロセス・デザインを考える」
6. グループワーク「プログラム・デザインを考える」
7. 全体での共有、ふりかえり、意図開き(事例紹介)、質疑応答
8. クロージング(つくば市民大学からの/企画チームからのアナウンス)
【参加者の声】
・前提共有がしやすいように解説か設定があると、進めやすかったかもしれない。
・プロセス設計とプログラムデザインの2つを意識して考えられたのが良かった。
・ワークの時間がやや不足していたので、プロセス設計に重点的に配分してくれると良かった。
【MF振り返り】
予想に反して、地域活動に親しみのない方の参加が多く、ファシリテーター・参加者ともに戸惑いを抱えながらのスタートとなったが、後半は戸惑いも解消され、充実した学びの場となった。
また、グループワークの「お題」に関し、共有すべき前提に不足が多く、混乱が散見されたことは、反省すべきポイントである。
ただし、最終的には、「地域での実践」という点に興味・関心を抱いてくださった方が多く、プログラム終了後に設けた「茶話会(30分)」でも熱心に語りあう姿が見られたことから、当初の目的は達成できたものと思われる。
【担当者振り返り】
・初心者からベテランまで、一緒になってプロセスやプログラムのデザインをするということで、難しさもあったがお互いから学べる点がそれ以上に多かった定例会だった。
・つくば市民大学の活動に興味を持ったFAJ会員や、FAJのことを知るようになったつくば市民大学の会員が出て、交流の価値があったと考える。
報告作成者 尾上昌穀、飯島邦子
報告日 2015年7月15日
その他特記事項 なし
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