2015年度9月定例会 1『話し合いを整理する力を探求する定例会〜構造化のスキルを見える化するとどうなる?』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2015年9月度定例会
テーマ 話し合いを整理する力を探求する定例会〜構造化のスキルを見える化するとどうなる?〜
開催日 2015年9月26日(土)
会 場 大橋会館
講師・
ファシリテーター
飯島邦子(FAJ会員) 1名
企画運営担当
 
津田壮彦・河野恵・松尾貴寛・(高橋美津恵)(以上、FAJ会員)
 
3名
参加者数(会員) 25名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など

【概要】
話し合いをかみ合わせ整理するためのスキル、『構造化のスキル』。
そもそも話し合いを構造化するってどういうことか?何のために、どんな時に、どんな場面で、構造化のスキルが必要なのか?そのスキルって、どうしたら身につくのか?
ファシリテーションの基本的なスキルなのに、その熟達への道はなんとなく見えにくい。
このちょっと見えにくい『構造化のスキル』を見える化して行くことにチャレンジする定例会である。

【プログラム】
13:00〜
・オリエンテーション
・チェックイン
・構造化って何?
・構造化のスキルって何?
・どうやってうまくなるの?
・みんなの知恵を探検
・振り返り
・クロージング(プログラムフィードバック)
・チェックアウト
17:30終了

【参加者からのフィードバック】
◎前提のケースについて
・「小5にもわかるように説明してください」という縛り、を最後まで貫かなかったのは何故?当初は職場の人に説明するために考えようとしていたのに、自分のことと捉えよ、と言われ混乱した。
・逆に、小5にすることによって、抽象度の高い言葉を使って満足したり、思考停止になったりせずに済んで良かった。
◎全体シェアのやり方
・全チームの話しが聴けたのが良かった。
・全員自分で発表できた。
・発表内容が紙に残った。
・やり方のインストが分かり易かった。図に書かれていた。
◎進め方
・「スキルを定義⇔スキルを身に着ける」で混同があった。分けていた方が良かったのでは?
・逆に一緒になっても良いのでは?
・先にプログラムの構成を出しておけばよいのかも。
◎告知
・構造化のフレームワークを練習する場だと思った人が数名いた。
・構造化というよりファシリテーションについて考える場となった。
・違ったけれど、このそもそもを考えるワークは良かった。
・勘違いさせることは最初からそういう意図だったのか?
◎今回のコンセプト=そもそもを考える
・そもそもを考えさせるのは、調査研究事業の定例会としてとても良いと思った。
◎運営
・休憩時間が短かった・・

【企画・話題提供者振り返り】
・構造化のそもそもを考える企画。突き詰めていくとファシリテーションそのものに近づいていくのは意図通りだった。フレームを沢山覚えても使えるようにならないので、自分から何を掴みに行く、発見するという定例会にしたかったので、それを実現することはできた。
・そのものについて考える企画は良かった。このプログラムを繰り返していくことで面白い発見も生まれそうだし、構造化の続編をやる、他のワードに応用していく、等、今後の展開も可能性があると考える。
・このプログラムの肝は全体のシェア。どうやったら全体での共有がしっかりとできるかのアイデアを考え抜いた。説明の仕方が難しいと分かっていたので、どうやったら分かり易く且つ短時間にインストできるかを検討した。結果としてこの方法は参加者にとってもとても好評だったので良かった。
・ケースの「小5にもわかるように説明してください」という縛りは、前段のところまでは意図通りで良かったが、後半のワークではそれに引きずられているチームがあったため、現場でインストを口頭で変更した。しかし投影資料まで直せなかったため、混乱したチームを作ってしまった。次回からは現場の修正は口頭と投影と齟齬が無いようにしたい。もしくは、途中で小5の意図を開き、後半との区別をするなどの工夫が必要。
・他にもインストで同じ言葉を繰り返してしまったところがあった。大事な部分だったかもしれないが、少しくどかったかも。
・オンタイムで進められたのは良かったが、作業途中に休憩時間を入れるインストをし忘れた。
・支部で開催する最後のプログラムフィードバックタイムは、最初からプログラムに含めて考え、最後のチェックアウトの前に組み込んだ。企画意図を開いてその話を受けてフィードバックをしてもらいたかったためである。結果として、フィードバックでの意見交換もただのKPではない話ができた。
・本プログラムを秋田サロンで開催する予定なので、その修正点としては、非会員も多くファシリテーションそのものへの認知もバラつきがあることから、若干の修正を加えることを確認した。
 

報告者 飯島邦子
報告日 報告日(2015年10月11日)
その他特記事項
 
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