2016年度12月定例会 3『災害・復興Xファシリテーション 〜わたしたちにできること、普段からやれること〜』東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 2016年12月度定例会
テーマ 災害・復興Xファシリテーション 〜わたしたちにできること、普段からやれること〜
開催日 2016年12月17日(土)
会 場 北とぴあ 901会議室
講師・
ファシリテーター
鈴木まり子・遠藤智栄(FAJ会員) 2名
企画運営担当
杉村郁雄、浦山絵里、尾上昌毅、(浅羽雄介、加藤貴美子)(以上FAJ会員)
3名
参加者数(会員) 24名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【プログラム内容】
災害の現場に直面したとき、あなたが日頃学び、実践しているファシリテーションスキルはどう役立つのでしょう?
ファシリテーターとして、あなたはその「活かし方」を具体的にイメージできますか?そのときあなたはどんな在り方でその場に向きあっているのでしょうか?
その場に必要な基本的な知識というのもきっとあるはずです。どのような知識をもって、どのように行動すれば、より被害を少なくできるのか?ファシリテーションという視点で普段からこのような考え方を備えたりシミュレーションしておくことも必要ではないでしょうか。

この定例会では、東日本大震災や熊本・大分地震など被災地でのファシリテーションの実践例を話題提供者から紹介いただきます。こうした経験も参考にしながら、いつ来るかも知れない災害やリスク時に備え、ファシリテーターとしてわたしたちが地域や職場でできること、普段からやれることを探求してみたいと思います。

【プログラム概要】
1、 オープニング(自己紹介、目的と進め方の確認)
2、 災害時をイメージする 
(対話、チェックリスト、被災時の個人の体験談など)
3、 発災!その時あなたは!?
(ワーク、対話)
4、 災害・リスク時のファシリテーション
(東日本大震災、熊本地震などでの災害復興支援グループや個人での実践例紹介)
5、 ふりかえり

【参加者からのフィードバック】
■感想・気づき
・防災に向けた意識のこと、普段からできること、その場でファシリテーションがどう活かされるのかについて改めて考える機会になった

■今回のプログラムに対するフィードバック>
<Keep>
・事前に報告書を読んでおくという指示があったのが良かった(役だった)
・短い時間でのタイムキープでのトレーニングになった。タイムキープについての意図もきちんと説明されていたので理解出来た。
・まず防災のチェックリスト記入(個人ワーク)があって「自分ごと」から入れた
・紹介事例が生々しくて良かった
・グループの話し合い結果を「発表」するのでなく、「見て回る」のが良かった
・グループメンバーを途中で入れ替えたのが良かった

<Problem>
・事前予習(報告書の既読)が徹底していなかった
・体験をみんなで共有する時間が少なかった
・普段どんな体験をしてきたかによって、ワークのやりずらさがあった
「観察」「見る」の定義(違い)を教えて欲しかった
・グループの話し合い結果を見る際に、説明要員が欲しかった
・時間中に「報告書」を見る時間があると良かった
・保留扱いになった件(玄関先の袋)が、そのままとなりフォローされなかった

【コーディネーター振返り】
・災害復興支援室が4月から災害復興支援グループとなり、熊本への支援も始めているなかで、その支援の様子をお伝えするだけでなく、ファシリテーターとして普段からできることを考えるきっかけになれば、ということで企画したテーマであり、九州支部に次いで全国2回目の開催だった。
・要所要所において、報告書「ファシリテーション わたしたちにできること」(災害復興支援室編集)の記述に言及しながら、「発災、そのときあなたは?」という視点、「ファシリテーションによる復興支援には何が求められるのか?」といったポイントをカバーした。
・24名という多くの会員に参加頂けたことに感謝したい。被災者への最大の支援は「わたしたちが忘れないこと」だから。

 

報告者 尾上昌毅
報告日 2017年1月10日
その他特記事項
 
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