2017年9月定例会 3『エグゼクティブコーチング特別ワークショップ』東京支部

森田諒(Ideal Leadersコンサルタント)、今井祐子、石川景子、安倍能行、辻真弘、並河隆行(以上、FAJ会員)

事業内容 調査研究:東京支部 2017年9月度定例会
テーマ エグゼクティブコーチング特別ワークショップ
開催日 2017年9月23日(土)
会 場 北とぴあ 第一研修室
講師・
ファシリテーター
永井恒男(Ideal Leaders代表取締役)、前田卓也(FAJ会員) 1名
企画運営担当 森田諒(Ideal Leadersコンサルタント)、今井祐子、石川景子、安倍能行、辻真弘、並河隆行(以上、FAJ会員)
5名
参加者数(会員) 49名
一般・見学者数 1名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など

【概要と実施内容】
1990年代初頭アメリカで一般向けのセミナーとして始まった「コーチング」という人材開発技法は、今日では日本においても様々な分野で活用されている。コーチングには「対話」「傾聴」など、ファシリテーションにおける重要な要素が数多く含まれており、ファシリテーションスキルアップのためにも、コーチングには一度は触れおくのも良いと考えた。
本ワークショップでは、数多くのコーチング経験を持つアイディール・リーダーズ株式会社代表取締役の永井恒男氏にお越しいただき、コーチングについてお話しをしていただいた。コーチングの進め方について永井氏から説明を受けながら、実際にコーチングの体験をしていただいた。
永井氏は、コーチングの中でもとりわけ「エグゼクティブコーチング」という企業経営者向けのコーチングを専門としているため、そのエグゼクティブコーチングについてもお話をしていただいた。
永井氏はコーチング研修をするいわゆる「研修講師」ではなく、上場企業50社以上の取締役、執行役員に対し実際にコーチングをするコーチそのものであり、話の内容には迫力があった。
このような永井氏のお話は、「経営者ってこんなコトで悩んでいるんだ」ということが知れる良い機会にもなった。
永井氏のお話の後には、コーチングとファシリテーションとの関係について考える時間を用意し、コーチングや経営者の話をもとに、参加者同士でファシリテーションへの応用方法について議論した。
本ワークショップは、企業経営者、経営企画セクション担当者ににとってはもちろんのこと、コーチングをやってみたい方や、コーチングを受けてみたいという方にも役に立つ内容となった。

【参加者の声】
・今まで知らなかったコーチングの側面を知った。
・コーチングについて「ゴールに向かって突き進む」というイメージを強く持っていたが、自分の気づきから自分で見つけていくものだと知った。
・コーチングとファシリテーションの関係が少しだけわかった。
・傾聴の3つのレベルがためになった。
・コーチングとエグゼクティブコーチングの違いが分かって良かった。

【担当者振り返り】
(MF)
・ファシリテーションと直接関係のない、エグゼクティブコーチングというテーマで実施したが、ファシリテーションと関係が薄ことを指摘した参加者は一人もいなく、むしろもっとコーチングに特化してほしいという意見が多かった。今後の定例会のテーマ選考時の参考としたい
(企画)
・ダイジェストな駆け足プログラムであったのに、アンケートにはかなりポイント絞り込んでこれがわかった、良かった、と書いてくれてる方がほとんど。「聴く」と「質問」、もっと具体的に聴くの何、どんな質問?の回答が聞きたかった。
・コーチングの実演は、リアルで好評でした。
・ニーズ、というか皆様興味関心高い領域なのねー。。
・永井さんの魅力が伝わる場となった。話が面白く奥が深いので参加者が引き込まれていた感じ。
・話を聞いている時間やQ&Aの時間が長かったが、永井さんの受け答えが、気づきとつながっており、もっと聞きたいという雰囲気が漂っていた。そういう意味だと、今回はワークショップというよりもセミナーの色が濃かった。
・告知文が非常に良くできていて、プレミアム感が漂っていた。
・ファシリテーションとコーチングの関係について話し合っていたグループの話し合いは思ったより盛り上がっていなかったが、今回の永井さんのいろいろな話の中で気づいたことや学んだことを、今後自分のファシリテーション等に活かしていけばいいので、あえてすぐファシリテーションと結びつけようとしなくてもいいのではないかと思った。
・各分野第一線で活躍されている方は意識しているいないに関わらず、だいたい、ファシリテーションを実施もしくはファシリテーターだと思っています。
・コーチングの実演は、永井さんがやられていたポジションチェンジは見事でした。同じようなことをNLPの定例会では参加者に実際に体験してもらったことがあったなあということを想い出した。

報告者 並河 隆行
報告日 2017年10月6日
その他特記事項
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