2022年3月定例会1レポート『焦点会話法」 (Focused Conversation Method)を使ってみよう! 〜ORID を使った話し合い〜」』東京支部

調査研究:東京支部 2022年3月度定例会

テーマ1

開催日

2022年 3月 26日(土)

会 場

オンライン

講師・ファシリテーター

遠藤紀子、尾上昌毅、米岡裕美(以上 FAJ 会員)3名

企画運営担当

遠藤紀子、尾上昌毅、米岡裕美、鈴りちえ(以上、FAJ会員) 名

参加者数(会員)

18名

一般・見学者数

1名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【※本テーマの主⽬的・検証したかったこと】
アウトカムの設定
1. ORID の4要素がどのようなものか⾒えている。
2. 振り返り以外の場で、ORID を話し合いの⾻格に使う体験ができている。
3. ORID を⾃分の現場でも活⽤しようと思っている。
【※主⽬的・検証したかったことについての実施結果】
・ORID を理解したうえで、そこに沿った4種の「問い」を作れるかどうか?:短い時間だ
ったので苦戦はしたようだが、チームとしては 7 割程度でできたのではないか。
・⾃分の現場へ活⽤しようと思えるか:2 回の実践とそのふり返りを通して、ORID の効果
やうまく使うためにはどうすればよいかということについて⾔語化されていたため、現場
への活⽤の⼿がかりは持てたのではないか。
・2 ラウンドのワークはハードであったが、2 回⽬はよりスムーズに進⾏され、段階的、実
践的な理解を得られたのではないだろうか。

【※実施内容(⾮参加者にもわかるように)】
1.アイスブレイク テーマ:今⽇のアウトカムについて(O R ID の要素)
2. ORID 解説
3. ORID 練習
4. Work1 プログラム準備(会議の問いづくり)2テーマ
5. Work2①プログラム実践(会議)、ふり返り ※進⾏役/参加者役
6. Work2②プログラム実践(会議)、ふり返り ※役割交代
7. 全体ふり返り
※ワークショップ資料は Peatix にて事後送付

【参加者の声】(アンケート抜粋)
■感想
・とても楽しかったです。どうもありがとうございました。(複数)
・ORID 難しかったです。

■プログラムについて
・ORID を全く知らなかったが、現場で使えるかどうかを検討できるレベルまで概要を理解
できるようになったので、とても良いプログラムだと思った。。
・実践の時間が2度あり、使うとどうなるかを2度体験できたのがよかった
・内容が盛りだくさんで、インストラクションをもう少し丁寧にしていただけるとありがた
いと思いました。理解するのに時間を要しました^^
・テーマがコンテンツの理解というだけではなく、応⽤として実践できるところが興味深か
った。
・最初から最後まで同じチームメンバであった点がよかった。
・まだ消化しきれてないので、ぜひ、また切り⼝を変えて取り上げてほしい。
・とても⾯⽩いし、のびしろのあるテーマだと思う。また少し内容を変えて実施してほしい。


■ORID の活⽤について
・会議の組み⽴てで使いたい。
・現場で課題解決のファシリテーションをする際に、試してみたい。
・ファシリテーターの「場」への信頼⼒
・フレームワークがあっても、最終的に、ファシリテータがどのように使うかを場を⾒なが
らチョイスしていくことが⼤切と感じた。
・「R(内省的)〜事実に対する反応や連想、感情などに焦点を当てる」があるところが(他の
問題解決の流れと違い)ORID のキモだと思った。ふり返りだけではなく、温かみのある問
題解決プロセスに使いたい。
・これは、何度かやってみたい!

【企画側の気づき】
・⽤意された ORID の問いで、グループ内で「振り返り」をやってみるワークを早い段階
でやって練習してみると良かったかもしれない。
・実際に 2 回 ORID を使ってみた中で、2 回⽬の感想として、O(事実)をしっかり話す時
間をとることが⼤事だという意⾒が複数の⽅から出ていたのが印象的だった。
・全体の振り返りで「ORID を上⼿く機能させるためにはどんな⼯夫があるとよいでしょ
う?」という問いでパワポ付箋に書いてもらったのはとてもよかったと思う。ワークでモヤ
モヤした参加者の⽅もいると思うが、今後「ORID」をより有効に活⽤していくためのヒン
トの共有になった。
・ワークの時間が不⾜したが、プログラムの修正や変更を柔軟に⾏なった点はよかった。
・ワークのインストラクションは、グループ内の理解に個⼈差があったので、ワークシート
への記⼊する他にも、チャットでのサポートや質問を促すとよかった。
・ワークのテーマ設定は、FAJ の活動に関するテーマとしたが、より⾝近な問題や課題解決
につながる設定でもよかったと思う。

報告者

鈴りちえ

報告日

2022/04/03