2022年7月定例会レポート3『テーブルファシリテーターの振る舞いと心得』東京支部

調査研究:東京支部 2022年7月度定例会

テーマ

開催日

2022年 7月 23日(土)

会 場

オンライン

講師・ファシリテーター

向山 聡

企画運営担当

杉原廣二、世良和邦、萩原綾子(以上、FAJ会員) 名

参加者数(会員)

8名

一般・見学者数

0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【※本テーマの主目的・検証したかったこと】
 大規模な話し合い等で必要なテーブルファシリテーターを「自分が担当するとしたならば」という前提でファシリテーター役を経験し、自らが強化をすべき点等を自覚できるようにする。

【※主目的・検証したかったことについての実施結果】
 自らの取り組みやフィードバックにより、課題は確認できたと思われます。ただ、「失敗」が個人の失敗と言う感触で捉えられてしまったため、ベテラン層の方々に大きな失敗が起きず、自省ポイントの発見に至らなかった方が出たことは残念でした。

【※実施内容(非参加者にもわかるように)】
1.導入
2.お互いに知り合う
3.説明
4.R1:役割探求(アイデア出し編)  
5.R2:役割探求(収束編)  
6.R3:スキル探求(ピンチシーン) 
7.R4:スキル探求(対処編)  
8.R5:スキル探求(事前準備編) 
9.ふりかえり

・各ラウンドで、交代でファシリテーターを実施し、その内容について全員からフィードバックを返していただくことで、気づきの幅を広げていくワークです。

【参加者の声】
・実際に自分でテーブルファシリテーションする意識を持ってワークに取り組めたので、自分の改善点に気付けたり、他の方のファシリテーションの姿を見て学ぶところがありました。時間管理や、内容の取捨選択、時間が足りなかった時の対応方法等が学びのポイントになりました。
・現場に出た時に、現実には時間的に無理なことを期待される(メニューが豊富過ぎる)ことがほとんどであること。
・目配りをしつつ、細心の注意を払って進行することの大切さを学びました。
・現実的にありそうなシーンを体験できて、非常に勉強になりました!
・自分自身で体験できたことが良かった
・最後が駆け足になってしまい、ワークに取り組む時に不明点があったかもしれないなと少し気になりました。

【企画側の気づき】
・同等テーマでの定例会で、最少人数での開催となりました。
・参加頂いた方々は「実際に現場に出る」という意識を持っている方々でしたが、FAJ会員の多くに「現場に出る」という意識が薄くなっている可能性を感じています。
・これまでは入れていなかった「意図開き」を入れてみたのですが、納得度は少し向上したように思えます。「教えすぎ」「誘導的」などの懸念があったのですが、「自らが学び取ったものを持ち帰って」という考え方に限定しない方が良いようでした。

報告者

向山 聡

報告日

2022/8/27