2024年7月定例会レポート テーマ3『話し合いを整理して、まとめていく基本を学ぼう~集めた意見を基に話し合いを収束させていく3パターン~』東京支部

調査研究:東京支部 2024年7月度定例会

テーマ3 定例会『話し合いを整理して、まとめていく基本を学ぼう~集めた意見を基に話し合いを収束させていく3パターン~

開催日

 2024年7月27日(土)13:00~17:00

会 場

 北とぴあ 1602研修室

ファシリテーター・企画

 向山 聡(東京支部・協働促進)

企画

 向山 聡(東京支部・協働促進)

参加者数(会員)

 10名

一般・見学者数

 0名

テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメントなど

【実施内容】
話し合いを整理していく方法で代表的なものが3つあります。これらの使い方を経験していれば、話が飛び散っているような時でも、何とかゴールを見つけて行くことができます。
実際に取り組んで頂き、理論と体験の両面で整理方法、まとめ方を体感して頂きます。
ワークショップを企画する時も、まとめ方まで理解して進行案を作ることができるはず。
・導入&レクチャ(OARR、収束の3パターン、他)
・全体で自己紹介
・ケース理解ワーク「発散の追加」:グループ
・ミニレクチャ~「ツリー構造整理」の狙いとコツ
・ツリー構造ワーク:グループ
・ミニレクチャ~「マトリクス整理」の狙いとコツ
・マトリクス構造ワーク:グループ
・ミニレクチャ~「フロー整理」の狙いとコツ
・フロー構造ワーク:グループ
・振り返り
【アンケート結果】
・テーマの満足度 ★★★★☆(4.6)
・ファシリテーション・進行について ★★★★☆(4.6)
・プログラムの構成、内容について ★★★★☆(4.4)
 
【参加者の声】
・全体的な目的、フェーズでの目標が大事と体感できた。
・「問うて待つ」が合意のための第一歩
・議論の対象範囲を「素早く判定・判断し」「共通意識・共通認識をつくる」ことの重要性
・誰も取り残さない会議をしてみる/参加者を取り残さない配慮が大切
・合意形成への切り替えポイントがわかった。
・収束・合意形成の軸次第で成果が変わる。むずい
・やることの全体像が見えていた
・ツリー型の整理はチャレンジしたい
・軸と目的を決めて話をきく
・マトリックスの軸つくりが一番楽しかった。
・軸を立てると散らばっている案がまとまって見えてくる。
・会社のミーティングでマトリックスを使いたい
・フロー型を作る際、「状態を先に書いて施策を差し込む」をやってみたい。
 
【企画側の気づき】
4時間で3手法に取り組むという「詰め込んだ企画」であったが、参加したメンバーの熱意もあり、無事に完走することができた。ワーク中はほぼ全員が立ったままで議論を行っており、各人の集中力を引き出すことができた企画であったと考えられる。
【ファシリテーターの感想】
・「発散」に時間を掛けることができないため、事前に「ケース事案」での発散状況を示し、そこから体験を進めた。「ケース」がリアルな会社の事案であったためか、内容理解が早く進んだ。
以前にオンラインで実施した時は、会社経験の無い方が取り残されてような状況もあったが、今回は全員が事例を「自分ごと」と捉えて話し合っていた。ケース理解度の向上などは、対面型の強みであると感じられた。

報告者

 向山 聡(FAJ会員 東京支部・協働促進)

報告日

 2024/8/7