2026年1月度定例会 報告書 「モヤモヤをクリアにするシステム思考の学び方  ~楽しくてメリットがいっぱいあるよ~」東京支部

調査研究:東京支部 2026年1月度定例会

テーマ1 モヤモヤをクリアにするシステム思考の学び方  ~楽しくてメリットがいっぱいあるよ~

【テーマ】

モヤモヤをクリアにするシステム思考の学び方  ~楽しくてメリットがいっぱいあるよ~

【会場】 

かつしかシンフォニーヒルズ2F メヌエット

【日時】 

1月24日 13時~16時30分 

【定員】 

30名

【ファシリテーター】

   野口和裕(FAJ会員)

【企画運営担当】

山上 菜月、嶋田 宮子、向山聡、(川岡 康子)(FAJ会員)

【参加者数】

 20名

【検証したい内容】

「システム思考の学び方を学ぶ」事を目的にしました。

学びたいと思うには、面白くて自分の役に立つという実感が大切と感じました。

そのために、まずはハードルを下げ、身近なところから考えてもらう構成にしました。

検証したかったこととして ・因果関係を表現できる事 ・表面的な因果ループ図にならずに、作成できる事 になります。

【主目的・検証したかったことについての実施結果】

当日の質疑応答などから、みなさん概ね興味は持っていただき、学ぶ価値があると感じたのではないかと思います。 検証したかったことですが、因果関係の表現という点においては、因果関係ではなく、ステップ(Aが変化するから、Bが変化する・・ではなく、Aの変化の後に、Bが変化する)という風に勘違いしている人や、変数の表現が難しかった方がいました。 因果ループ図の作成という点では、短い時間内にできていました。このあたりは、ファシリテーターが機能していたように思います。時間的にも対話で話が深まるところまではいかなかったグループもあるようにみえました。 このあたりは、次回工夫の余地があると感じています。

【実施内容】

普段モヤモヤしている事は、いろいろな要素がからまっている事が良くある。それをわかるようにしていくのがシステム思考。対話しながら糸をほぐす体験をしてみる。 システム思考を学びたい、でもどこから手をつけたら・・・ という方に、まずは身近な対話からはじめて、そこから身に着けていく事ができるかどうかを検証してみる定例会でした。

このため「システム思考の学び方を学ぶ」事を目的にしました。学びたいと思うには、面白くて自分の役に立つという実感が大切と考えます。そのために、まずはハードルを下げ、身近なところから考えて次の構成にしています。

1.インプット:システム思考とは システム思考の概念、いつ生まれどのように活用されているか

2.インプット:システム思考の基本要素 システム思考でつかうツール(因果ループ)の基本的な事のレクチャ

3.アウトプット:演習1  因果関係の練習

4.アウトプット:演習2  因果ループ図の練習

5.定着:振り返り

【アンケート結果】

・テーマの満足度 ★★★★☆(4.9)

・ファシリテーション・進行について ★★★★☆(4.7)

・プログラムの構成、内容について ★★★★☆(4.7)

【参加者の声】

◆全般について

・暖かい雰囲気で話しやすかった。

・ループ図がわかる/目的に達したので/スッキリ

・システム思考の概要を把握できた  

・コンパクトに学べた

・基本知識の習得から体験までがスムーズで、難しさを体感できました。

◆進行について

・余裕ある進行が良かった/テーマ設定や導入がとても分かりやすく集中できました。

・場の雰囲気や話しやすさなどの面でのファシリテーションがとてもよかったです。

・知識を提供いただいたあとに、実際のワークがあるという構成が大変わかりやすかったです

・身近な例で説明してくれたため、実生活でシステムがこんなに存在することを知れ、また、参加者の自己開示も進み話し合いがしやすくなったと感じました。

・もう少し演習時間があると良かったです/因果ループを描く時間がもう少し欲しかった

・オープニングのファシリはすべての始まりなので、もうすこしピリッと決めたい 内容がよかっただけにちょっと残念

・プロジェクターの資料が整っていなかった。

◆学んだことの活かし方について:

・ループ図を作る! ・自分のファシリテーションスキルももっと向上させたい。

・全体を俯瞰することや、話し合いにおいてどの範囲(抽象度)で話をすべきなのかを意識しようと思いました。

・システム思考使えるようになりたい

【企画側の気づき】  

・東京地区では、9年ぶりのシステム思考についてのテーマであり、熱意のある方々に集まっていただきました。評価も極めて高く、続けて学習をしたいという方々も多かったことでも、良い企画であった証左であると思われます。

・テーマ運営としては、チームで当日運営をして各自が担当をするだけでなく、内容検討の段階から参画をするということができ、先々に各自が幅広い役割を担当するきっかけを作れたと考えます。 ・他テーマにも期待値の高いものがあり、同日多テーマ開催の課題も感じられました。

・積極的に質問を受け付けることで、質問者が実務に即した内容を質問しており、組織においてシステム思考を活用するイメージや、活用する上での留意点を理解しやすかったです。

・企画からチームで関われたことで、システム思考初心者にもわかりやすい表現を意識して内容を作り上げることができ、結果として、当日に初心者が流れに乗り遅れることなく、多様な参加者が同じラインに立って意見交換ができたと感じました。

・オープニングに限らず、全体的に参加者へのウェルカム感を出すことは課題だと感じました。例えば、受付での名札配布や案内などを親切に行うことで、出だしの雰囲気づくりの一助にできたのではないかと思います。

・企画のメンバーの意欲は高かったが、例会で関わりの厚さにばらつきが生じていた。立候補で役割を決めていたが、もっと違うやり方はあったはず。

・事前準備は早くから行っていたが、直前の期間の話し合いが少なく、事前に決めていたはずの中身の印象が薄かった。また、事前に決めておいてほしい役割を開始直前に決めた点はとても残念に感じた。

【ファシリテーターの感想】

学ぶ意欲が高いなかで、話題提供してファシリテートするのは、とても楽しかったです。 当日の質疑応答などから、みなさん概ね興味は持っていただき、学ぶ価値があると感じたのではないかと思います。

因果関係の表現という点においては、因果関係ではなく、ステップ(Aが変化するから、Bが変化する・・ではなく、Aの変化の後に、Bが変化する)という風に勘違いしている人や、変数の表現が難しかった方がいました。因果ループ図の作成という点では、短い時間内にできていました。このあたりは、ファシリテーターが機能していたように思います。

時間的に対話で話が深まるところまではいかなかったグループもあるようにみえました。このあたりは、次回工夫の余地があると感じています。

【報告者】  

向山聡