2026年3月定例会 報告書 テーマ2 できごとの裏にある構造を見える化しよう ~成功循環モデル&システム思考を使って深い対話に挑戦~東京支部

調査研究:東京支部 2026年3月度定例会

報告書 テーマ2 できごとの裏にある構造を見える化しよう ~成功循環モデル&システム思考を使って深い対話に挑戦~

【テーマ】

できごとの裏にある構造を見える化しよう ~成功循環モデル&システム思考を使って深い対話に挑戦~

【会場】 

 かつしかシンフォニーヒルズ別館5F(コンチェルト)

【日時】 

3月28日 13時00分~17時00分 

【定員】 

20名

【ファシリテーター】

  久保 隆(FAJ会員)

【企画運営担当】

池田 ことよ、佐藤 尚吾、山上 菜月(FAJ会員)

【参加者数】

 21名

【検証したい内容】

・今回の講義・ワーク・振り返りを通じて下記のことを参加者が得られるか?

  ダニエル・キム『成功循環モデル』の提言を参考に、システム思考の視点より、深い対話を実現するためのポイントを理解し、実務でどう使えるかをイメージができている(タスク・アウトカム)

  それを実務での活用イメージが持て、使ってみよう! という気持ち になっている(マインド・アウトカム)

・今回のステップを通じてより「深い対話」ができるか?

【主目的・検証したかったことについての実施結果】

当日の参加者の声や後述のアンケート結果等から下記のように認識している。

 つながり図をつかって、構造を見える化する手法についての理解は進んだ。

 構造とメンタル・モデルの見える化をして対話を実施すると、より気づきが深まり、広がる。

 一方、タイムマネジメントのまずさもあり、その各自の気づきを全体で共有できる時間が取れず、更なる気づきを生み出す場を作ることができなかった。

 また、基礎的な知識のなかった方には少し不親切な点があった。

【実施内容】

講義

 システム思考、ダニエル・キムの成功循環モデル、

 つながりの輪

ミニワーク

a.つながりの輪の作成体験 ワーク 個人で自己の課題でつながりの輪の作成

b.aのグループ共有

c. 掘り下げるテーマをグループで一つ選定

d.選定したテーマについてグループでブラッシュアップ、その後メンタル・モデルの見える化、その上での対話の実施

e. グループのメンバーを入れ替え、検討内容を共有・対話

参加者の声】

あっという間に半日すぎた。

情報量やワーク内容が充実していた。

初めての内容で戸惑いながら取り組みましたが、思考が整理され明日からの取組みに活かせるレベルになった。

資料がわかりやすかった!

1日コースでレバレッジポイントを探すところまでできれば更に良かった。

システム思考の理解が深まった。

楽しかった。(ループ図/繋がりの輪を)少し書けた!嬉しい。

理論と実際(体験)のバランスが良かった。

とても良い、深い対話のできる時間だった。最後、感想の対話の時間があったらなお良かった!

自分の仕事の役に立った。

自分の仕事の表裏関係のもの、途中に関係しているものなどが見えた(見方が少し分かった)。

つながり図の作り方をもう少しわかりやすくしてほしい。

自分には基礎的な理解がなかったため、内容把握に意外と時間がかかってしまった。

自分ごとになれた。

システムとして眺めながら対話すると、新たな視点が出やすいと感じた。

つながりの輪の話をする時間なのに、コンテンツに入りこみ解決策を話し出す人が多かった。構造を、見る習慣のないひとが多いのか?と思った。

老後の活き活き生活に向けて、行動してみようと思った。

システム思考自体も、成功循環モデルも、どちらも活用したい!

仕事で使います。

仲間に今日作ったループ図を共有して対話してみます。

【アンケート結果】

・テーマの満足度 ★★★★☆(4.5)

・ファシリテーション・進行について ★★★★☆(4.4)

・プログラムの構成、内容について ★★★★☆(4.4)

【企画側の気づき】

結果的に、参加者のシステム思考・成功循環モデルの認識に差があったので、その点のサポートが不足をしていたかもしれない。(とはいうもの、事前アンケートで理解度の高い方を各島に配置したことで一定のフォローをしていただけていたようには見受けられた。)

「対話」という言葉の理解にもばらつきがあったようなので、その点の説明が不足していた懸念を持った。 今回の定例会は、システム思考について「学びを深める」という趣旨もあった。参加申込状況やアンケート結果から、「思考法」や「技法」へのニーズも高い模様である。

今後の定例会の企画で、「思考法」や「技法」を学ぶテーマを検討する意義があると感じた。

事前にPeatixで送付した配布資料について、気がつかなかった参加者が数名いらした。持っていない方は、会場に用意したQRコードからその場でダウンロードしてもらった。

グループ分けは開始前にスライドで掲示していた。遅れて参加した方もすぐに席につけるように、グループ配置図を受付や会場前に貼り出すなど、対応したほうが丁寧であった。

■運営企画者より

行政書士の方々が多数参加され、通常のFAJ定例会と異なる視点が多く提示された。新規会員を希望される方も複数出るなど、新鮮味のある定例会となった。 また、主題となった「働く」という言葉に多様な意味・価値があることが確認され、ファシリテーターとしても対話者としても「言葉の多義性」を意識することの重要性が明らかになった。「自分の言葉で語る」ことが他者に通じるかどうかを意識する必要が分かった。

【報告者】  

久保 隆、池田 ことよ、佐藤 尚吾、山上 菜月(FAJ会員)