東京支部 2026年4月度定例会
報告書 こどものこころのコーチング 〜非認知能力を育てる〜
【テーマ】
学生と一緒にファシリテーションを楽しもう!(ファシリテーション入門とビジョンワークショップ体験)
【会場】
流通経済大学 龍ヶ崎キャンパス
【日時】
6月11日(木)13:35〜17:20
【定員】
10名(学生を除く)
【ファシリテーター】
池田ことよ、永野直樹(FAJ会員 東京支部)
【企画運営担当】
池田ことよ、永野直樹、録田直子、浅井義広、嶋田 宮子、野崎 浩(FAJ会員 東京支部)
【参加者数】
26名(学生+教員16名、企画者以外の会員 4名)
【実施内容】
*13:35~15:20 2年生〜3年生を対象にしたファシリテーション入門ワークショップ
(2)ちょこっと解説
(3)話し合い体験 ①、②、③
(4)もうちょこっと解説
(5)振り返り
*15:35~17:20 4年生を対象にしたゼミのビジョン・グランドルール作りワークショップ
(1)アイスブレイク(生成AIを使った自分を例える動物)
(2)ビジョン創りワーク
【主目的】
流通経済大学のスポーツ健康科学部スポーツコミュニケーション学科椎名ゼミの3年生と4年生の学生に対し、ファシリテーションを学べるワークショップを提供し、同時に私たち社会人が学生がどのように学んで行くのかを一緒にワークをすることにより知り、今後学生のような若い人達に対しファシリテートする時の理解の基礎とする。
【アンケート結果】
本イベントの満足度 ★★★★☆(4.7)
【参加者の声】
(学生参加者の声)
- とても良い経験になった
- ただの目標設定ではなく、個性や一人一人の意見を取り入れながら、まとめあげることの難しさと組織作りにおける重要性を学べた。これは自分の将来に必ず役に立つと感じた
- やっぱり普段あんまりみんなの話を詳しく聞けなかったりしたからすごくいい機会だったと思います
- タメになる話で、とても楽しく時間を忘れてこの講義を受けれた
- しっかりとファシリテーターについて学べたのは初めてだったのでとても満足しました
- 楽しかった
- ゼミの仲間の思いを知れる良い機会でした。この機会がなかったら、皆の思いを知ることもあまりなく、なんとなく楽しくゼミ活動をしていくだけになっていたと思います。この機会があることで、最後の1年に対しての皆の気持ちがひとつになったと思いました
- 普段考えなてなかったことなど色々話せたり聞けた
- 講師の方々がとても接しやすかったし、内容も実際にやりながら学べてわかりやすかったから
- 今後、もっとファシリテーションについて学びたいと思った
- ちょこっと解説が少し話が長くて、眠くなってしまったので、そこの説明をもっとシンプルに、短く話してくれたら、とても嬉しい
- 今年もゼミのことについてさらに深く考えることができました、グループワークを行なったことでみんなの考えがまとまって、考えが深まることができました
- 違う視点での組織の創り方、目標の立て方を学ぶことができた。将来像を設計するだけではなく、今まで培ってきた経験や知識をこういう風にして使うというところまで組み上げていたのがFAJの方々でした。自分にとってすごく参考になった時間でした
- ワークショップを行なったことでゼミの中でみんなと話し合い、それぞれの考え方や思っていたことを知ることができた
- この授業では、みんながゼミをどう見ているかを知ることができました
- 4年生で最後の1年に向けて、どんなゼミを創っていきたいか考えるとても良い機会になりました。私はゼミに対して、楽しいや皆で色んなことをしたい。という気持ちがありながらゼミに参加していましたが、今回の活動で皆も同じことを思っていることに気付き、心が暖かくなった
- 様々な考え方を学べた
- 話し合いのやり方、どうしたらうまくいくか、この失敗をどうやってなくそうなど今後タメになることを自分の身をもって体験をしました
- 攻撃的な伝え方がダメなことを学びました
- ファシリテーターの基礎を学べました
- いかに良い話し合いにするには見える化や、もやしなどそこまでの過程を大事にしなければいけないと学んだ
- いい話し合いにすることは難しいと感じた。ファシリテーターの重要性を感じた
- 紙に分かりやすく書いたり、流れが一定にならないように役割を多く設ける事で良い話し合いを促していた。相手に対して思いやりを持つことでこれらのオーガナイズを考える事が出来るんだなと感じた
- 将来的に組織の構築をする、組織を引っ張る側の立場になりたいと考えています。その為に組織を作る上での目標設定であったり、考え方、価値の部分を個性を出しつつもまとめあげる上手さのようなものをこれから活かしていけたらと思っています
- 今後ゼミなどで話し合いがあれば今日やったことを思い出して実践していきたいと思いました
- ゼミでの話し合いの際にグループを小さくしてから始めるなどぜんいんの意見が満遍なくいくようにしたい
- 場の雰囲気作りというところで、椅子や机の色合いなどをこれからの話し合いの場で意識してみたいと思った
(FAJ参加者の声)
- 学生さんたちにももっとファシリテーションを経験してもらえたら良かった。自信をつけさせてあげたいと思った
- 違う世代、特に若い世代との交流が出来た
- 3限目:
・これは個人的なこと(耳が少し聞こえづらい)かも知れないが、説明がマイクを通して聞こえないことがあった。
・少し全体の進行がズルズルと進んでいる感じを受けた。ワークショップを始める、終わる際は「手を挙げる」、「静かになるまで待つ」などメリハリが必要かと思った。
・大学生とFAJメンバーに分かれてのワークショップ。最後に交わう時間が良かった。
・昨年も参加された大学生から「昨年も同じようなことをした」と言っていたが、パーパスを見ると、昨年度と同じような抽象的な(仕方ないことかも知れません)言葉が並んでいたのは少し残念。もう少し踏み込んだ言葉を勝手に期待していた
- 学生の生の声や自分自身の刺激になった
- 大学生のコミュニケーションのスタイルや関心事、嗜好などが新鮮に感じられた
- 三限目のタンポポは私も少しMFをさせてもらったことがあるので、俯瞰して見ることができた気がしました。またMFをやって学びたいと思いました。四限目で大学生が作ったゼミのビジョンに家族と言うキーワードが出たこと。新しい気付きでした
- ビジョンづくりは、何もないところから言葉を探すより、用意したイメージの写真を選んだり、付箋に言葉を書き出すなどすることで、他者に自分の持つイメージを説明、共有しやすくなる。 また付箋に書いた言葉を繋ぐことで、全体の言葉を表現しやすくなると感じました
- やはり準備が大事だということ。また、写真を使ってのアイスブレークなど、参加者の想像を支援するような備品も大事だということ。
- 人との話し合いは新しい刺激と発見があること
【企画側の気づき】
⚫︎四限目、ゼミのビジョン作りの際に学生が望む理想として『家族』をキーワードの1つに選択したことに驚き、気付きがありました。この事とイコールではないかもですが、"個人的なことは政治的なこと"の話を思い出し、学生たちから学んだ気がしました。
また、Visual Explore Cardを使うことで自分の深層心理を探す。これはとても良い方法を学べました。
⚫︎3限目のグループワークで接している限り、講座の主旨も危ういように感じましたが、アンケートではファシリテーションの理解が深まっていたようなのでそのギャップに驚きました。改めて参加者の状態把握の難しさを実感しました。
◉3限目は、ファシリテーションを学ぶ方向けのたんぽぽ、という意図で準備していた印象がありましたが、大学生に必要なたんぽぽという見方が必要だったのかもな。と思いました。
4限目は、私のグループではこうなりたくないカードは違っていても、考えや想いは似ていて、これも面白いなぁ、なんて思いました。あと最後の共有で、学生さんの家族のような、という発想には驚かされました。
1.流通経済大学のサイトに今回のワークショップが紹介されています。
【ファシリテーターの振り返り】
■1. 2年生〜3年生を対象にしたファシリテーション入門ワークショップ
学生さんは椎名さんのゼミで「ファシリテーション」を学び始めて1年ちょっと 「たんぽぽは入門編なので物足りないのでは?」と懸念していた。学生の皆様、とても真摯にこちらのインストラクションについてきてくれた。グループに入ったFAJの会員の皆様もさりげなく話をリードして、各テーブル良いコミュニケーションの場ができていた様子。
学生の方は まだ「会議、打ち合わせ」という場面が少ないためか、最後の「意図開き」の説明も今一つの反応だったが、アンケートを見る限り「もやしのおやくそく」など、こちらが伝えたいポイントのところは覚えて使ってみようと思ってくれたようだった。
本来120分のプログラムを105分で仕立て直したため、いくつかプログラムをスキップをして組み立てていたが、当日わたしが2,3所説明やプロセスを飛ばしてしまったため、結果 最後のプログラム(当初入れられなかった)「トリオで共有の時間」を入れることができたのは、結果としてよかったのかと感じた。
そして 今回本番まで2回東京支部運営委員のメンバーと練習会を行い 皆さんから受けたフィードバックから、プログラムを理解しては、それを「紙ぽ」に書き直すを繰り返す作業を行いました。このプロセスによりファシリテーションの基本の理解、そしてグラフィックの学びとなりました。
当日も東京支部運営委員と会員の方には平日昼間の茨城キャンパスまで来てくださいましたので、心強かったです。良いチームメンバーとこのプロジェクト一緒に進めることができて、関わってくださった皆さんに感謝いたします。
■4年生を対象にしたゼミのビジョン・グランドルール作りワークショップ
学生に限らず、何が自分の意見をいう時には、どうしてもどんな言葉が相応しいかを頭で考え言ってしまう傾向がある。ただ、ビジョンやグランドルールを出すには、自分の右脳を解放して、自分の感覚と一致したものを出し、グループで一つのステートメントにする仕掛けをVisual Explore Cardと他の人の言葉で共感する言葉を見える化を活用して作ることにした。学生の2つのグループともビジョンに「家族のような」という言葉が入っていたことが興味深かった。
グランドルールは、NVCのニーズの言葉から、大切にしたいものを選んでもらって、言葉にしてもらった。
FAJメンバーは、別のグループでFAJ東京支部のビジョンを創ってもらい、最後に発表した。それぞれの作ったビジョンステートメントから学生も学びがあった様子。
アイスブレイクは、生成AIを使って、自分の性格を表す動物を出してもらうことをやり、各グループ毎に盛り上がり、アイスブレイクとしては狙い通りだったと感じている。ただ、教室内は携帯電波が届きにくかったことが想定外であった。
学生だけのワークではなく、FAJメンバー(社会人)と一緒にワークをする意義は大きいと感じた。今後もチャンスがあれば、積極的にやっていきたい。
【報告者】
池田ことよ、録田直子、浅井義広、嶋田宮子、永野直樹(FAJ会員)