2020年9月5日(土)開催「オンライン・ファシリテーション実践共有会」オンライン・ファシリテーション研究サロン

開催日

2020年9月5日(土)開催 19:00-21:00 (JST:日本標準時間) 

話題提供者

小瀬一幸、山本泰、 繁喜(以上FAJ会員)

企画

小瀬一幸、山本泰(以上FAJ会員)

参加者数

43人(話題提供者含む) 

概要

COVID-19のパンデミック以降、様々なオンラインイベントが開催されています。

大人数で参加可能なイベントもありますが、その多くはいわゆる「ラジオトーク」あるいは「パネルディスカッション」型のウェビナーであり、

参加者との双方向なやりとり、あるいは参加者同士の交流ができるイベントは多くありません。

日本ファシリテーション協会のオンラインファシリテーション研究サロンでは、過去に多くの参加者が参加できる対話型のイベントを開催してきました。

https://www.faj.or.jp/theme/online/report/2020410-1/

https://www.faj.or.jp/theme/online/report/2020418-1/

https://www.faj.or.jp/theme/online/report/202054-1/

様々なオンライン開催でのイベントが開催される様になっておよそ半年の今、その実践事例について対話してみませんか?

当日資料

山本発表資料(抜粋)

オンライン録画・配信の可能性.pdf

小瀬発表資料(抜粋)

オンラインファシリテーション実践共有 公開用.pdf

アンケート結果

当日の実践共有対話の中で記載されたアンケートを以下に示す。

あなたが実践したオンライン活動の中で、特に印象に残っているものは何ですか?

  • オンライン会議ではないのですが、大学でのオンライン授業で体験実習的なことを入れたとき、オンラインならではでうまくいったことと、オンラインのためにうまくいかなかったことがあります。前者は、リンクをチャットに入れれば、すぐに学生がそのサイトに行って自分でやってみて、20分後に再開してシェアリングできるということ。後者の例としては、カメラの範囲が非常に狭いために、身体を動かしたり作業をしたりする様子がわからずに、報告だけに頼らなければならなかった点。
  • 社内研修で、講師のみリモート、受講者は会議室に集まって行うもの。
  • jamboardなどやグーグルドキュメントを併用すると話し合いを可視化できてよかったです。
  • シニア向けにZoomでZoomの使い方講座を開いて、4名Zoomホストが出来る様になったこと。
  • 平田オリザさんのワークショップは楽しかったです。
  • グループワークを含むワークショップ
  • 在宅勤務となり、商談をオンラインで行っていること
  • 全くの初心者にスマホでZoomの会議に参加してもらうのに1.5時間掛かった(3回)
  • パワポ、youtube、その他の複数音源の制御に困った。
  • Webinarでの録画
  • 欧州在住の日本人のミーティング
  • 時空を超えた方々とコミュニケーションが取れる事
  • 8月末の「NVC Grobal Fes Japan」でのテクニカルサポート
  • 大学のフルZoomリモート授業

その中で、 上手くいったこと、あるいは困ったことは何でしょう?

  • 一番はやはり相手の状況がよく把握できないことかな。
  • 回線状態が悪くて、途中で音声が聞き取りにくくなった。画面をオフにして切り抜けたが、相手のようすが見えずにしゃべったのは怖かった。
  • ブレイクアウトルーム中にホストから特定の人に指示を与えることができない。くじを引いてあたった番号の演技をするといったゲームをしたいが、、、難しい。
  • 70代のシニアにZoomでZoomの使い方を教えるのは大変
  • オンラインならではの出会い、対話
  • 参加者全員が画面共有をうまく使えた
  • 事前の資料を配布する、話し合いのゴールを決めておくというところはうまくいったが、千葉と秋田での会議だったため見える化のスピード感が落ちてしまうのが悩みです。
  • 一旦アクセスできた人はその夜の会議にはスムーズに参加できた
  • ミキサーアプリを導入した。ソフトウェアミキサー
  • 動画とライブ配信の使い分け
  • 国がダブらないようなルーム編成。時間が足りない!
  • 普段リアルで簡単にはお会いできない方と 時空を超えて話合いができるので、新たな知恵や解決策等に発展できる可能性は増える。オマケですが、今日はロンドンの方ともおきなりオンラインで繋がれて改めて感慨深かったです。
  • 自分のサブPCとスマホを使って、事前に練習できたので、ほぼトラブルなく上手くいった。非常に面白かった。
  • 良かったこと:大学所在地にコロナの為に引越できない遠方の学生に、学習の場を提供できたこと。 困ったこと:学生のPCスペックや回線環境によりZoomの参加、発言等に支障が発生したこと。

今あなたが、オンラインで実践したいことのアイデアはありますか?

  • チームビルディング(価値観の共有)→ワークショップを作りたいと思います
  • カードを使ったワーク(もしバナゲームなど)
  • カタルタカードでの自己紹介
  • オンラインVRミーティング
  • 付箋ワークを手軽にできる方法の探求です。

それを実現するために、困っていること、これから準備が必要なことは何でしょう?

  • 実験する場所が欲しいです!参加者さんとか!
  • GoogleJamboardでできるのか?それともカードゲームを作ったほうがいいのか、よくわからない
  • ジャムボードの使い方の習熟
  • オンラインでの進め方が分からない という意見が多かったです
  • いくつかこれば出来るサービスがあるんですが、まだテストしていないので調査が必要です。
  • FAJ会員の方々の知見です。
  • ホスト1名で、ブレークアウトルームをコントロールしたい

企画者振り返り

オンラインでのワークショップやイベントを企画するにあたり、今後の新たなワークショップやイベントを企画する為、実践を行っている人の情報交換を行う目的で会を企画した。

画期的に新しいという知見は少ない印象だったが、今後も調査研究を継続する必要があると考えられる。(小瀬)