2005年度10月定例会 1.人間関係ファシリテーションを体感する東京支部

第22回東京地区定例会議事録 その1

■日時: 2005 年 10 月 22 日(土) 10:00 〜 17:00
■場所:東京・千駄ヶ谷 日本経営協会セミナー室
■参加者数:受講者 15 名
■講師:田崎さん(FAJ会員)
■担当:松下、片山
■テーマ:「人間関係ファシリテーションを体感する」
■企画意図
  あらゆるファシリテーションの現場において基本的かつ重要なスキルである「人間関係ファシリテーション」。その第一人者である田崎哲夫さんをお招きして、人と人との関係性について体感するセッションを設け、東京支部に新たな風を起こすきっかけとしたい。

■アジェンダ・進行内容
10:00  スタート 自己紹介シート記入

10:23  初めて会う人とペアで自己紹介
      →自己紹介の最中に、自分自身そしてその場で今、
      「起こっていること」について話し合う(自己紹介の
      振り返り)
      →ペアを変え、自己紹介をしながら今「起こっていること」
      も話す
      →全体シェア「起きていること」を話しながら自己紹介して、
      どうだったか

11:30  田崎さんの講義 「ラボラトリー方式による体験学習」

11:45  2番目のペアと講義内容を踏まえた話し合い
     →関わり方を扱いながら起こっていることを表明する

12:00  全体シェア 
     → 持っている世界観が相手との関わりの中に影響する

12:15  昼食休憩

13:30  田崎さんのお話

13:45  午後から参加する人を交えて、関係作りのセッション

14:15  5人組3グループで、「人と関わる」ことをテーマに話し合い。
      ルールとして、今おこっていることをできるだけ躊躇せずに
      早めに話してみる

14:53  振り返り。
     A4用紙に、
      ?お互いの関わり方で気づいたこと、
      ?自分の中でおこっていたことは明らかにできたか、
      ?その他気づいたこと 
     を記入

15:15  休憩

15:23  振り返り。グループで先ほどの用紙の内容をシェア

16:15  全体シェア。全体で輪になって、それぞれのグループの
      振り返り内容をシェア

16:50  クロージング(仮説化したことのシェア)

17:15  田崎さんから、Tグループの紹介

17:20  松下より、宿題(感想文提出)等の連絡

■まとめ
  今ここで起こっていることを丹念に拾い上げていく、ということがファシリテーションにおける大変重要なスキルの一つであり、それをするためには観察力がとても大切。観察力を阻害する要因は、「経験→仮説化」という逆サイクルである、という田崎さんの説明が、腹に落ちた形で納得できるセッションだった。

■感想
  参加者から宿題として提出してもらった内容で多くあがったのは、「人間関係というものはその場その場で変わっていく、生き物みたいなものだということを体感した」というものだった。

 また、今日全体の雰囲気と、参加者自身が置かれたビジネスの現場の状況(「悲惨な状況」「何かに追い立てられる」)とのギャップについて、色々と考える人が多かったのも特徴的だった。

■次回の予定 (臨時定例会<合宿>)
日時: 10 月 29 日(土) 11:00  〜  30 日(日) 13:00
場所:静岡県下田市中心市街地内「阿波屋」
テーマ:「学びの大バザール@下田」
担当:松下他東京運営委員会スタッフ 計7名

【午前:輪になって自己紹介ワーク中】 【体験学習の理論を説明する田崎さん】
【九州支部から東京支部に移籍した
FAJのマドンナ、片山さん】
【グループでの話し合いを観察する田崎さん】
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