2006年度07月定例会 1.インプロ(即興劇)で営業マンを鍛える!〜気付きをもたらす研修プログラムとファシリテーションとは〜東京支部

2006年7月 東京支部定例会記録

〜【テーマ1】営業インプロヴィゼーション〜

■日時:2006722日(土)

■会場:NOMA(2F)

【テーマ1】インプロ(即興劇)で営業マンを鍛える!

〜気付きをもたらす研修プログラムとファシリテーションとは〜

■話題提供・企画:村野 秀二さん(東京支部、教育系プロジェクト)

■共同企画 :西嘉之さん(東京運営委員、教育系PJ)、高橋信貴さん(教育系PJ)、三田地真実さん(野菜さらだ、教育系PJ

■担当運営委員:西田徹さん、松下敏治さん

■ファシリテーター:村野秀二さん、日座育史さん

■参加者:60

1300 Opening

本日のテーマは教育系PJで扱った内容を発展させて定例会で紹介するもの。

本日の話題提供者である村野さんより、営業インプロワークについての概要説明。

机なし、体を動かすワーク

FAJでは教育研修型とも言われているが、「気づき創発型」ファシリテーションというイメージ

今回は通常6時間で行なっているプログラムからワークを抜き出して2時間で定例会用に再構成した。

通常プログラムでは今回のワークに加えてロールプレイングを2回入れて、ワークの前後での違いを体験してもらっている。

インプロの中で自分の癖を気づく

営業は、相手の気持ちを動かすコミュニケーション

13:15 営業インプロ1

(インプロ+ワーク)

4グループに分かれてインプロミニワークを3種類実施し、それぞれについて振返りを行なった。

・私、あなた・連想ゲーム

(例:ファシリテーション→チームワーク→サッカー→ワールドカップ→イタリア→パスタ)

・ランバージャックゲーム

参加者からの主な振返り

頭は動くけど、体は動かない

信頼関係ができている時は、頭と体が自然に動く

本日のワークは、問題解決はない

どんなコミュニケーションがあればいいのか?

14:001410 営業インプロ1 営業論ワーク ワークシートに記入

お客様から無理難題を言われたとき、あなたはどのような答え方をすることが多いですか?

あなたのそのような答え方をお客様はどのように感じていると思いますか?

お客様が快適に感じる答え方は、どのようなものだと思いますか?

実際にそのような答え方をするときに、もし困難があるとすれば、それは何ですか?

それを克服するためには、どうすればよいと思いますか?

1410 グループディスカッション(5〜6)

Yes,and...

インプロにおける基本的なセオリーです。相手を受け入れて「Yes」、そこに自分のアイディアをプラスして「And」です。「Yes,and...」を機軸としたコミュニケーションは、ポジティブなスパイラルを作り出します。その為インプロは、昨今ビジネスや教育や医療など各方面で、有効なワークショップとして取り入られている。

そうですね。だからこそ。。。

インプロは、スタンスを鍛えるトレーニング。

営業は、相手の気持ちを動かすコミュニケーション

社内調整も営業のうち

ラポール:相手と親しくなる、信頼関係を築く。

クロージング:結論を導き出す行為。成約はゴールではない。

どんな風に心を動かすのか?

基本的には、相手を幸せする自信を持つ事が大事。

お客様は理路整然と説明して欲しい。

本当にできない事を出来るふりは、お客様に不信感を与える。(いつでも必ずYes andが良いわけではない)

Yes and 感情、本質、つながりつづけいたいという想いがこもる。

14351545 解決社長ゲーム(グループワークショップ、5)

問題をポジティブに受け取り、問題をチャンスに変えることを意図したワーク。5名でグループとなり一人が社長役を行なう。部下役の人は社長に無理難題を報告するが社長は必ず「それはちょうどいい」と答え、それに即興の解決案をつづける。(例)

例「園長大変です。こどもが暴れています。」(幼稚園の園長編)

「ちょうどそれはいい。子供が元気でいいじゃないか。」

「さすが社長」 

振返り

先月の定例会でリフレーミングを取り扱ったが、今回はリフレーミングを体験することができた。

「それはちょうどいい」といってしまうために、ネガティブなことが考えにくくなった。

無理難題を考えるのも結構苦労した。

1600 全体振り返りディスカッション

参加者のワークシート記入

気づき創発型ファシリテーションの特徴について

-ファシリテーターについて(心の持ち方、立ち位置、目線、コーリードのコンビネーション、など)

-場について(どういう場になっていたか、など)

-コンテンツについて(プログラミングの意図、エクササイズの力、等)

参加者から下記の様なフィードバックを頂きました。

ファシリテーターのエネルギーが良かった。

通常のファシリテーターの雰囲気とは、違う。

ファシリテーターの個性  

自分に対するYes and....

楽しむのが源。

ファシリテーターの心持

参加している人の距離感

ファシリテーターが楽しむ事。

2人のコンビネーションは、御互いの個性が本質である。

2人のコンビネーションがいい。

ゲーム、振り返りのテンポが速い→レクチャー→とりあえず、Yes and...

皆様よく話していた。

リズムに引っ張られていくようであった。

6時間を2時間に納める。

振り返りは、いつも(通常の営業インプロワークショップ)の1/3の時間とした。

エクササイズのテンポは、速い。

考えるから、テンポが速いと感じるのでは。

どういうところ。個人差もある。

脳のスポーツをしている。無になれる。←インプロは、空っぽになるためのトレーニング。

わかると出来るは違う。

>本日の全体運営に関しての意見もありました。

5分の振り替えり時間で、違和感を感じる方もいらっしゃる。

休憩とワークシートの時間を分けたほうが良いのでは?⇒一概に決められない、いろんな方法を自由に選択できるようにプログラムするのもひとつの案では。

以上

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