2009年度02月東京支部イベント C.伝・受・力 (デンジュリョク)〜チームコミュニケーションのツボを探れ!〜東京支部

東京支部イベント セッションC

『伝・受・力 (デンジュリョク)』〜チームコミュニケーションのツボを探れ!〜

【日時】

2010年2月27日(土)10:00〜 15:30


【場所】

かながわ労働プラザ(Lプラザ) JR根岸線 石川町駅より徒歩3分


【参加人数】

会員  名 一般 名 (企画者5名)


【企画者名】

企画:瀬田すみ恵、中野茂、松澤拓矢、山田竜也、富士慎一郎(FAJ会員)


【概要】

アクティビティの体験を通してチームコミュニケーションについて考えるセッションとした。

コミュニケーションが制限された中で、課題にチームが協力して立ち向かうことにより、

「伝えること」と「受け取ること」の難しさを体感し、

日常のチームコミュニケーションの質を高めるキッカケを探った。


【チャレンジポイント】

・コミュニケーション手段に制限があっても、本気で伝え、本気で受け取る。

・自分のComfort Zoneから這い出す。

・Think out of the box、自分の固定観念から這い出す。


【タイムライン】

10:00 導入

‐企画者紹介、目的・スケジュール紹介

‐Ice Breaker+チーム分け

10:30 アクティビティ

◆アクティビティのゴール

‐指定されたあるモノをチームで協力して作ること。

◆全体の役割

‐「オブザーバー」側と「チャレンジ」側

‐「オブザーバー」側と「チャレンジ」側は交代で行う。

◆チーム内の役割

‐「作るものを見る人」1名、「指示を伝える人」2名、、「作る人」3名

‐「作るものを見る人」が「指示書」を書く。

‐「指示を伝える人」 はその指示書をもとに「作る人」に指示。

‐ 「作る人」はその指示を聞いて用意された材料を使い、指定されたモノを制作。

◆ルール

‐制限時間は15分。

‐ 「作るものを見る人」はA4の指示書に10項目まで指示を書くことができる。

‐「作るものを見る人」が書く指示書以外には誰もメモを取ることはできない。

‐「指示を伝える人」は指示書の内容について口頭で「作るものを見る人」に質問し、確認することができる。

‐ 「作る人」は「指示を伝える人」から聞いた指示について質問し、確認することができる。

‐「作るものを見る人」に直接質問するのは禁止。


13:00 リフレクション

◆船川式GPS(改)

‐目的、全体像の説明 

‐参加者個人による自チーム採点。付箋小に1〜5の数字を記入。

 Weak ← 1  2  3  4  5 → Strong

 ・自分たちのチームの「伝える力」

 ・自分たちのチームの「受け取る力」

‐ratingに応じた自チームの強み弱みを付箋大に記入。

‐rating集計のグラフ公開。

‐チーム毎、カテゴリー毎にのホワイトボードに付箋貼りつけ。

‐カテゴリー分類(構造化)自チーム〜他チーム×4〜自チームに戻る。

‐ 全体シェア

◆日常との紐付

‐進行説明

‐問い「伝・受・力」アクティビティーで気づいた、自分の日頃の「伝・受・力」?

‐各自A4に書く

−チームでシェアする

−チームの中で一番興味深かった「気づき、話題」を選ぶ

‐ 全体シェア

◆クロージング

 16:00 終了


【参加者の声より】

■「正確に相手に伝えること」「相手に正確に伝わること」は、難しいことだと改めて感じた。

相手に何かを伝えようとするときは、お互いに相手を理解しようとするやりとりが、

伝える側・受け取る側双方に必要だと思う。


■正確な情報を伝えることの難しさを体感すると同時に、

「思い」を伝えることを大切にしたいと感じた。


■アクティビティのルールが単純ではなかったところが面白かったけれど、ちょっと伝わりにくかった。

制限があるからこその楽しさがあると思うので、もう少し制限部分がわかりやすいとよかった。


■MFコンビがの掛け合いが楽しかった。

ちょっとタイプの違う二人だからこそ、お互いの個性がより際立ち、お互いにないものをフォローしあえる。

1人+1人=2人でなくて、3人にも4人にもなる。

やっぱりチームにはいろんな人がいるほうがいい。そう思えるコンビだった。


■ パワポの資料がすごく丁寧に細かく作られていて、わかりやすかった。

セッションの内容を考え、作りこむだけでなく、台本、パワポを作成し、

必要な小道具の用意……と、相当な準備が必要だった様子が見てわかった。

スムーズな進行のために、事前準備っていうのは、重要なんだなと感じた。


■自分ならちょっとムッとしてしまうような質問の場面でも、MFは笑顔で対応していた。

どんな人にでも同じように柔らかい対応をするところがすごい。


■セッション中出た質問に対し、MFが「ありがとう」と必ず言っていたのが印象的だった。

今質問をしてくれた人だけでなく、場にいる人全て(今まさに質問しようかな?

と悩んでいる人やMF自身も)支える言葉だったと感じた。

それが自然にさらっと口から出てくるのは、なかなかできないこと。「ありがとう」の姿勢を見習いたい。

 

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