2011年度11月定例会 6.キャリアデザイン×NPO〜新しい自分、新しい社会。東京支部

事業内容: 調査研究:東京支部 11月度定例会
テーマ: キャリアデザイン×NPO 〜新しい自分、新しい社会。
開催日: 2011年11月26日(土)
会 場: 法政大学 市ヶ谷キャンパス 富士見坂校舎 F310教室
講師・ファシリテーター: 徳田 太郎 (会員) 1名
企画運営担当: 飯島 邦子、安倍 能行 (以上会員) 2名
参加者数(会員): 22名
一般・見学者数: 1名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
NPOが社会において果たす役割と、NPOにおいてファシリテーションが果たす機能を、「共感」をキーワードに、参加型の場の中で実践的に考えてみる。
【プログラム】 13:45 〜 17:35
(1) レクチャーの部    〜知る〜   (75分)
?参加者の参加目的等を全員で確認。
?「知りたいこと」「他の参加者と話したいこと」「体験したいこと」について3名グループで話し合い。 A4の用紙に書いて貼り出し、全員でグループ分け。
?貼り出された内容についてレクチャー。
(2) ワークショップの部 〜つむぎだす〜 (75分)
?参加者の中でNPO活動に関わっている方に登場していただき、その方がご自身の活動内    容を紹介。
?6名グループ分け。チームとして「ファシリテーション」という切り口をおりまぜて、その参加者の活動に関わるとしたら、どのような関わりが可能かをグループで話し合い。
?A4用紙4枚を用いた「紙芝居」によって関わり方(それによって得られる状態)を表現。グループ発表。
(3) リフレクション 〜わかちあう、ふりかえる〜 (50分)
?「グループの紙芝居づくり」のプロセス振り返り
?今日の定例会全体の振り返り
【MF振り返り】
「3部構成とする」ということだけを事前に決めておき、ワークの内容はその都度、その場で考えていくという、臨場感あふれる(?)ワークショップとなりました。
ただし、「いま・ここ」での学びを重視するあまり、テーマとして掲げていた3要素(キャリアデザイン・NPO・ファシリテーション)のうち、NPOとファシリテーションに偏重してしまった感は否めません。もちろんキャリアデザインについても扱いましたが、参加者自身(支援者側)のキャリアデザインではなく、働きかける対象者側のキャリアデザインを考える形態となったため、当初の趣旨とはズレが生じてしまいました。
学生の参加者が2名であったこと、キャリアデザインを主たる興味・関心として参加された方が1名であったこと、結果としてファシリテーションがNPOに関わる人のキャリアデザインに大きく寄与しうるとの発見があったことを差し引いても、定例会全体の趣旨を尊重すれば、この点は素直に反省したいと思います。
【運営者振り返り】
NPOが社会において果たす役割について知ることができ、NPOにおいてファシリテーションが果たす機能を、実例を通して考えることができたプログラム内容でした。
しかも、そのプログラム、参加者の興味の対象を引き出し、参加者を巻き込んで、その場でプログラムをデザインしてまとめあげるという荒業を成功させています。MFの現場対応力、流石でした。 
MFも述べておられますが、キャリアデザインに関心を持たれて参加された方が1名しかいらっしゃらなかったので、キャリアデザインについて話す時間が短かったことが、少し惜しかったです。
【参加者コメント】
<良かったところ>
  • その場でのプログラムを作成、参加者からの引出しは流石だなあと感じました。
  • MFのおだやかな語り口。
  • 貴重な場に参加できたこと、ありがとうございました。NPOについて改めて学習できました。
  • 時折、おりまぜられた笑い話。
  • 現状把握→課題の共有→具体的事例に基づく話し合いの定例会。全体の進め方。
  • レクチャー。NPOについて知りたかったので良かった(理解できた)。
  • その場で進め方を臨機応変に考えられていたところ。
  • 自分の将来の目標を実現する上でNPOという選択を考えられるようになったこと。
  • NPOについてリカイができました!討議もおもしろかった。
  • テンポと集約のしかた。フンイキづくり、声。
  • メンバーの疑問点などを貼り出して全員で共有できたこと。
  • ワーショップが具体的なNPOの事例を使ってファシリテーションの役割を考えさせたところが良かった。ファシリテーションの使い方がリアルに分かった。
  • 始めの質問(場所を変えた質問)。
<こうしたらもっと良くなると感じた点>
  • 内容、すすめ方についての希望をとるのはどうでしょうか?(個人的には満足していますが)
  • さいしょにテーマをブレークダウンして提示されれば、もっと興味を持って進められたと思う。
  • 少しレクチャーが長く感じたかな? もう少し話す時間がほしかった。
  • 最後に種明かししていただいたCareer Design の件を最初に話してほしかった。
  • いろいろな立場の人がなるべく分散するようにグループを作ったらよいかも知れないと思いました。出席者の個々の考えていることをもっと共有できた方がよかったかも・・・。
<その他コメント>
  • 自分の将来の目標を実現する上でNPOという選択を考えられるようになったこと。そこに向けたキャリアアップをしていく上で、NPOを良い意味で活用していけそうだなと思えたこと、気づけた(関わり方がいくつかあることがわかった)。
  • キャリアデザインが弱かったので、-10点。ファシリテーターなしでワークをしたのは初めてですが、いい経験になりました。
  • もう一度このテーマで違うすすめ方(切り口?)で会を開いてほしい。
報告作成者 安倍 能行
報告日 2011年12月4日
その他特記事項 法政大学出席者:1名  欠席者:3名
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