2011年度5月定例会 2.はじめのい〜〜っぽ第17回東京支部

事業内容 東京支部 定例会
テーマ はじめのい〜〜っぽ第17回
開催日 2011年5月28日(土)
会 場 文京区民会議室 4階 会議室B
講師・
ファシリテーター
千代田賢史 1名
企画運営担当 はじめのいっぽチーム(飯島邦子、大川雷電、大沢珠己、
川原伸朗、楠徳生、牧島正武、松尾貴寛、松本賢、吉田泰基)
9名
参加者数(会員) 22名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
(対象)ファシリテーションを知識レベルで抑えているが実践の場が少ない方
(目的)
  • 実践の場を提供し、ファシリテーターのはじめの一歩を踏み出すアシストをする
  • 参加者が納得感を得るために、発散が必要だという気づきを与える
【プログラム】
12:20-12:25 オープニング
12:25-12:45 アイスブレイク
?4象限自己紹介(誕生月日、心境を色で、出身地、今日の目的)
?グループ対抗発散勝負(「まる」で思いつくこと書き出す)
12:45-12:50 ワーク説明
(ケース:我が家の省エネ対策会議
省エネ活動を3つ、標語を1つ決める
省エネ活動案は10個以上考えてから実施するものを3つ選択)
12:50-12:25 ワーク
(作戦タイム:5分、議論:20分、振り返り:10分)×4セット
成果物作成
(リビングに貼るポスター作成)
15:30-16:10 発表
(成果物を2分、そのプロセスを2分)
16:10-16:40 振り返り(個人、グループ、全体)
16:40-16:45 アンケート、告知
【アンケート結果】

(1)いっぽの第一の目的「知識レベルでFをおさえている方に安心安全の場を 提供することができたか」に対しては69%の方が「はい」と回答をされた。
以下、参加者の感想(抜粋)
「良い経験の場になりました。」
「失敗を恐れずに出来た。」
「初めて参加しましたが、大変勉強になりました。」
(2)いっぽの特徴である「フィードバックに関してなんらかの気づきを得た」に対しては 95%と満足度に高い結果が出た。
以下、参加者の感想(抜粋)
「指摘の内容、場面が良くわかった。」
「自分で気づかぬ点をほめってもらった。」
以下、参加者の気づき(抜粋)
「コンセンサスに対する考え方の多様性を見ることができた。」
「場を見ていない。メンバーの視点で考える。」
「合意形成の方法に関する指摘、多数決は最後の手段は有難かった。」
(3)「発散」というシナリオの目的を達成出来たかに対しては 「いいえ」「どちらともいえない」が89%という残念な結果となった。
以下、その理由
「発散しなければとは思ったが、その考え方の軸が思い浮かばず。」
「発散というより、マトメまでやることがメインとなってしまった。」
「アイデアの量で発散できたと判断してしまった。」
むしろ、「収束」「コンセンサス」にフォーカスがあたる結果となり課題を残した。

【MFの感想】
全体的には、落ち着いて取り組むことができた。
全体の進行に関しては94%の方が、 「声の大きさ」「わかりやすさ」について、評価をしてくださった。
しかし、その一方で、「全体のシナリオの流れについて、想像が出来ていない」という 意見もいただくなど、一部ウォークスルーが不十分な点があった。
これは、発散に関しては、事前準備はそれなりにしてきたものの、 レクチャーかインストが不十分であったということだ思う。
細かい問題があったとはいえ、フィードバッカーや参加者に恵まれ無事定例会を 終えることができた。
心から皆さんに感謝したい。
【発散について】
・出来た点
省エネへの取り組みを10件以上出して、3件に絞る。
省エネの標語を作るなど、発散につながるケース作りができた。
・不足した点
フィードバッカーとの事前打ち合わせ後時間が経過してしまい、 意識あわせができていなかった。MFからの投げかけが中途半端になってしまった。
当日も二つ目のアイスブレイクの意味を反芻するなどしてしっかり伝えるべきであった。
【参加者への対応】
参加者の中には、MFを”講師”と呼ぶなど、「教えてもらう」スタンスで 来られたかのような発言があった。ワークの途中や泡で、参加者との会話では、 「やはりこれは初心者向けではない」という声があった。
告知文の「ファシリテーションの講義は受けたけど、本は読んだが、、、」 から読み取れる知識レベルと、ワークで必要とされるものにギャップを感じたようだった。
しかし、それを体感するのが一歩の目的であり、グランドルールで失敗してもよい としているのであり、変更の必要性はないと感じている。
対処法としては、イントロダクションでの参加者のロールを再度確認するなどが考えられる。
【今後の改善点】
・当日準備
繁忙感を伴うものとなった。
受付開始の2時間前には集合が必要。とくに、今回は下見をしなかったため、 当日の段取りが十分でなかった。また、備品(特にA4用紙、ポストイット)が不足した
・ワーク1〜4の説明は丁寧にしたい。
模造紙1枚にかいてやり方を図式化するくらい必要。何をすればよいのか わからない方が少なくないようであり、質問が数多く飛んだ。
・個人→グループ→全体の振り返り
個人→グループまではよいが、全体になったときに、 グループでの盛り上がりが途切れてしまい、沈黙が続いた。
グループのミーティングの時間を長くし、言葉にする時間を増やすなどの工夫が必要。
場合によっては簡単なアイスブレイクも有効。
・言葉の使い方。
作戦タイムを作戦会議と書いてしまったため、何をすればよいのかと 参加者に混乱が生じた。言葉の使い方には留意したい。
報告作成者 松本賢
報告日 2011年5月31日(火)
その他特記事項 欠席者1名、遅刻者2名
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