2012年度1月東京支部イベント 話し合いの場づくり部屋東京支部

事業内容 交流親睦:2013年1月 東京支部イベント「わかるとかわる話のゆくえ」
テーマ 『話し合いの場づくり部屋』
開催日 2013年1月26日(土) 
会 場 両国 国際ファッションセンター(Room100)
講師・
ファシリテーター
鈴木郁子、浅羽雄介(以上FAJ会員) 2名
企画運営担当 叶陽介、(野口砂絵子、野々垣みどり、水越康博、並河隆行、黒田裕治) (FAJ会員) 1名
参加者数(会員) 11名
一般・見学者数 30名
テーマ詳細 【概要】(告知文より)
誰もがつくりだしたいと思っている、共創につながる「場」。一体どのような「場づくり力」から生まれるのでしょう?
経験から明らかになっている有効な手法を実際に体験したり、ベタープラクティスを互いに取り入れることを通じ、一緒に探ってみませんか?
「場づくり力」の引出しを増やしましょう。
【プログラム】

ゴール:参加者が現場で活かせる、話し合いの場が良くするための工夫を一つでも多く持ち帰ること

1 話し合い体験
...「場づくり」をしない話し合いを体験
→12人ロの字×2テーブル 座る席を指定 場づくりをしない話し合いについての共通認識を持つ
2 Fからの説明
...企画チームの考えた「話し合いの場を良くするための工夫」
→本PGの場づくり定義[参加者が、自分の考えを発言でき、話し合いに集中できるように、話し合いの環境を整える、こと。]
→場づくりにどんなものがあるのか共通知識を持つ
3 アイスブレイク
...呼んでほしい名前+自己紹介+握手→別の人と同じことを繰り返す
4 話し合い体験2
...場づくり戦略タイム(20分)→話し合い(20分)→場づくりが話し合いにどう影響したか振り返り(20分)
→4or5人のグループワーク
→振り返りでは、場づくりのうち話し合いに ?使ったもの、使っていないもの、?今後使うものを記載
5 グループ発表
6 個人ワーク
...今日の体験から気付いたこと、自分の現場で活かしたいこと

【参加者の声】アンケートより抜粋
■ワーク全体にはどの程度満足したか、その理由
・「場づくり」に関して考えを深められたので良かった。「場づくり」の定義を受け入れられて参加することができた
・体験内容と話し合いの内容がすごく楽しかった。休みの日にお金を使う価値のあるものを提供してもらえた
・大切なことを頭で整理すること、身体でわかることの両方ができた
・未経験でも安心して、わかりやすく、理解できました
・初回なので読めない部分が少しあった。何を求められているのか、これは自分が考え気づけば良いのか
・冒頭の場づくりができていない状態での話し合いとの比較がとても面白かった。場づくりの大切さを体験できたと思う
・本でしか知らなかったことを実体験できた。グループワーク、ブレスト、ファシリテーションの有効性が分かった
・最初に「悪い会議」を体験するという面白い体験ができた。チーム作業により、自ら学ぶことができた

■「場づくり」に関して、何か新しい気づきはあったか
・場づくり(準備)がゴールにたどりつくために大事と発見できた。今までは場づくりも話し合いだと思っていた
・認識の共有とゴールの設定、スピード感の大切さ
・場づくりにたいせつなこと(モノ・コト・人)という切り口を整理でき、今後の指標になった。特にコトでは、初めの設定次第でゴールの精度が決まることを実感
・TV番組等のプロデューサーの目線に似ていると思った。個別スキル(構造化等)と同じぐらい全体プログラム(場づくりを含む)を見る視線が大切と思った
・改めてグループの人数や準備ごとの必要性をしった
・ゴール設定の重要性、意外と人は自分と違う捉え方をする

【企画メンバーの振り返り

−プログラムについて−

  • 初めてファシリテーションに関するワークショップに参加する人でも気付きを得られるようなプログラム構成としたが、アンケートや参加者の感想から、その狙いはある程度達成されたと思われる。一方、企画側からの説明では、場づくりについて 人/モノ/コト の幾つかの種類があることを説明していたにも関わらず、参加者の気付きが、コト(ゴールの設定など)に関するものが多かったので、もう少し気づきの範囲を広げられるような工夫の余地はあるのではないかと考えている。定例会でプログラムを練り直す際には、それらに気を付け作成したい

−プログラム作成段階について−
  • 企画初期段階 企画メンバーと【場づくり】、【場】についての考えを発散させたことで、自分自身の考えを広げることができた。また、この段階で気づきを得られたことが、プログラムのゴールとして参加者に何を持ち帰ってもらいたいのか、考えを整理することができた。
  • 企画後半 リハーサルを通じ多くの方のアイディア・アドバイスを出してもらえ、プログラムの完成度を高めることができた。また、私にとって初めてファシリテーターを行うのが今回の支部イベだったため不安を抱えていたが、リハーサルを重ねるたびに心構えや説明の仕方などを改めることができ、落ち着いた状態で本番を迎えることができた。
−当日について−
  • 本番AM プログラムの狙い通りワークを進めることができた。ファシリテーターとしては、今までの中で一番 場 の雰囲気を感じることができた。ワークの途中も説明の仕方に改善を加え、より良い内容になった。
  • 本番PM お昼休みのタイムスケジュールを組み間違え、午後開始時に本プログラムの場づくりができていない状態でワークを開始してしまい非常に焦った。そんなファシリテーターの状態はよそに、参加者はプログラムの流れにそって、ワークに専念し、気づきを持ち帰ってもらえたので、プログラムの完成度を高めることは非常に重要であることを認識した。
報告作成者 鈴木郁子
報告日 2012年2月16日
その他特記事項
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