2012年度3月定例会 6.フューチャーカフェ東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2013年3月度定例会
テーマ フューチャーカフェ
開催日 2013年3月23日(土)
会 場 法政大学 市ヶ谷キャンパス富士見校舎 F303教室
講師・
ファシリテーター
香取一昭(FAJ会員) 1名
企画運営担当
稲村隆(学生)
中島美暁(米岡裕美、小野澤興平)(以上、FAJ会員)
2名
参加者数(会員) 18名
一般・見学者数 2名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
本ワークショップでは、IAF(International Association of Facilitators)の国際大会でも好評を博した、香取氏考案の新たな対話手法「フューチャー・カフェ」。昨年12月定例会で実施した内容を、その実績を踏まえて手直しし、再度定例会でとりあげました。
過去から現在を振り返り、これからの自分自身の働き方について考えること。そして、フューチャー・カフェの手法を体験することを目的としました。
 
【プログラム】
1.イントロダクション
・フューチャーカフェの説明
・テーマの趣旨の説明

2.カードワーク
・自分の「働く」というイメージに、最もぴったりだと思うカードを1枚選ぶ。
・グループ(4人)で、何故そのカードを選んだのかをグループの中で話し合う。
・メンバーが選んだカードをつなぎ合わせるとどんな物語が見えてくるかを話し合う。
 
3.年表を作る
1)個人ワーク
私たちの「働き方」に影響を与えた過去の重要な出来事には何があるかを、
次の三つの視点から過去20年を振り返り、各自で年表を作る。
・ 日本における出来事
・ 世界における出来事
・ あなたの個人的な出来事
2)全員で年表作成
模造紙1枚ずつに、日本、世界、個人の年表を、全員でつくる。
3)グループワーク
・年表から何が読み取れるか、
今、私たちが経験していることとの関係ではどのようなことが言えるのかを、グループで話し合う。
4)発表と共有
 
4.ワールドカフェ
1)「今後私たちの働き方に影響を及ぼすと思われることで、今起こっていることは何でしょうか?」
2)「ご自身の働き方について「自慢してもよいと思うこと」は何ですか?
「申し訳ないと思うこと」は何ですか?」
3)「10年後、あなたが望ましいと思う働き方が実現しているとするならば、
そのときあなたはどんな働き方をしていますか?」
10年後の働き方に最もピッタリだと思うカードを一枚選ぶ。
・何故そのカードを選んだのか、
最初に選んだカードと今選んだカードとは違っているか、違っている(同じ)なのは何故か、
・メンバーが選んだカードをつなぎ合わせるとどんな物語が見えてくるか
を話し合う。
 
5.ワールドカフェの振り返り
本日のワールドカフェでの話し合いを踏まえて、
今後「役割を担う働き方」についてのワールドカフェを開催するとしたら、
どんな問いについて話し合いたいか?を話し合う。
 
6.全体のふりかえり
2人1組になって、今日の目的?「働く」ということを考える?フューチャーカフェを体験する ということが自分にとってどんな体験だったを交換し合う。
 
【参加者振り返り】
  • フューチャーサーチの枠組みを体験できた。
  • 多様な意見が聞けた。話せた。
  • 「働くこと」についてさまざまな角度で考えることができ、楽しかった。
  • やりたいことが「自分自身の働き方探索」なのか「フューチャーカフェ」なのかがわからなかった。
  • 「10年後どうなっていたい?」という問いかけには、実際はばらばらな答えでよいはずなにに、グループで結論を出そうとする流れに違和感を感じた。
  • ワールドカフェでとりあげるにしては「暗いテーマだった」という印象。

【MF振り返り】
  • 仮想の話でのファシリテーションではなく、「実際の話」ができたのはよかった。
  • 時間がもう少しあるとよかった。
  • これまでも何回かフューチャーカフェはやっているが、年表に盛込まれる内容が毎回違うのでとても興味深く感じている。
  • 絵はがきを使ったワークは投影法の応用。やり方についてはまだまだ工夫の余地がありそうだと感じた。
 
【担当者振り返り】
  • 12月の時もそうだったが、申込み時点から関心が高く、いち早く満員に。フューチャー・カフェという手法に対する関心が高かった。
  • 会場の使い勝手がよかった。真中にカードを置くスペースを作れたり、壁一面に模造紙を貼り出せたのがよかった。
  • グループサイズ、参加人数は適正と感じられた。
  • 実施している最中から、「問い」への意味や、プログラムの意図への質問が投げられた。テーマへの話し合いより、手法への関心に注意が集まっていたように感じられた。
  • 最後の「問いを考える」ワークにより、プログラムや問いの意図への探索が行なわれていたように感じられた。手法に関して、グループで話し合われた内容を、さらに深められるような時間があるとよかった。
報告者 中島美暁
報告日 2013年3月25日
その他特記事項
 
←前のレポート 一覧表へ 次のレポート→