2014年度6月定例会 3.『わかる!合意形成!〜the Second Journey〜』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2014年6月度定例会
テーマ

テーマ3「わかる!合意形成!〜the Second Journey〜」

開催日  2014年6月28日(土)
会 場  大田区民センター 第9教室
講師・
ファシリテーター
永野 直樹(FAJ会員) 1名
企画運営担当
 
増平 貴之、小野澤 興平、尾上 昌毅、(田頭 篤、館野 一喜、辻 真弘、小川 千尋)(以上FAJ会員)
 
3名
参加者数(会員) 35名
一般・見学者数 4名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
「合意形成に困っている!」よく聞く話題ですね。
でも、何に困ってる?
と聞かれても自分でもよくわからない…。
そんな、それぞれの「困っている」を解きほぐすべく、
合意形成を体験する旅から、
合意形成の何か?をみつけませんか?

参加者それぞれの知見を集め、「わかる!合意形成」に
みんなで近づいていきましょう!
 
■当日の進行
1.合意形成を体験する旅に出る
(話し合い)
2.旅の記録帳で振り返り
3.合意形成の意味を深める
 
■対象
・合意形成に困っている方
・合意形成の知見をためたい方
・合意形成の実践方法をしりたい方
 
■ゴール
・参加者の合意形成の知見が少しでも増えている。
 
【プログラム内容】
1.はじめに〜アイスブレイク
・チームでの「共通点探し」

2.合意レベルの解説、ワーク1『チームの名前を合意しよう!』

3.ワーク2『ノンアルコールビールを職場で飲んで良いか? 結論と理由を合意しよう』 〜振り返り
・合意を促進するアクション、合意を阻害するものを、「旅の記録帳」に記入

4.ワーク3『合意において大事なものは何か、その理由を合意しよう』 〜振り返り
・振り返りで、参加者内で観察者を交代しプロセスに注目する

5.共有
・特派員報告で他のグループの状況を知る
・個人振り返り
・トリオで共有
 
【参加者の声】
Q1:プログラムを選んだ理由
合意形成に興味があった(89%)、基礎的なファシリテーションに興味があった(3%)、なんとなく(9%)、その他(6%)
→大半の参加者は合意形成のプログラムに興味があったことがわかる。
今回で「わかる!合意形成!」は2回目だったため、続けての参加者も何名かいた。
 
Q2:プログラム全体の満足度
 とても満足(57%)、まあまあ満足(40%)、あまり満足出来なかった(3%)、満足できなかった(0%)
→とても満足・まあまあ満足を合わせると97%となり、参加者の満足度は高かった。
多面的な話し合いが出来た、合意形成とは何かを気づくきっかけとなった、基本的なことの大事さを感じた、考え直すきっかけにはなった、大切なヒントを得られたという声があった。
 
Q3:何か新しい気づきはあったか
おおいにあった(40%)、あった(49%)、あまりなかった(6%)、なかった(0%)、無回答(3%)
→おおいにあった、あったを合わせると89%となった。
前提の共有、参加意識を高めること、途中での振り返り・確認、手段の目的化を防ぐこと等の大事さに気づいた、という声があった。
 
【MF振り返り】
進行は押し気味であったがバッファーを使い、予定時間に終了させることができた。
プログラムは、前回から少し変更し、ワーク2で出した旅の記録帳(合意形成を阻むもの、促進させるアクション)をもとに、ワーク3を行った。この変更によりより深く合意形成を議論することができるようになり、満足度につながったと思われる。
ただメンバーの構成により合意形成レベルとプロセスに影響した。途中でグループメンバーを変更してこの違いを見ることも有効かも知れない。
今後、合意形成の深層の追及をしていくに対し気づきが多かったワークであった。
 
【担当者振り返り】
・39名の参加でお試し参加の方もいらっしゃったが、誰にとっても学びが得やすい、振り返りやすいプログラム内容・流れだったと思う。
・最後のトリオでの共有で、個人の振り返り・チームでの合意形成プロセスなどから、何が合意形成を行うにあたり重要なのかという白熱した議論へ発展しているグループもあり印象的であった。
 
報告者 小川 千尋
報告日 2014年7月2日
その他特記事項
 
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