2014年度7月定例会 2.『その場のリソースを使って、新しいワークショップをつくってみよう!』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2014年7月度定例会
テーマ

テーマ2「その場のリソースを使って、新しいワークショップをつくってみよう!」

開催日  2014年7月26日(土)
会 場  ハイライフプラザいたばし 1階 会議室
講師・
ファシリテーター
大嶋友秀、鈴木郁子(以上FAJ会員) 2名
企画運営担当
 
田頭篤、尾上昌毅(以上FAJ会員)、古波倉正嗣(以上FAJ会員)
 
3名
参加者数(会員) 16名
一般・見学者数 1名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
ファシリテーターが注意すべきことのひとつに、「場」に注意を払うことがある。「場」とはそこに集う人の知恵、経験、技量や感情などを合算したもの。つまり人的資源の集合体といえる。
その資源をどう使いこなすかは、ファシリテーターに与えられた仕事であり挑戦だが、この定例会では、グループで、そのメンバーが持つ経験や技量を洗い出し、それらをフルに使ったワークショップをデザインしてもらう内容だった。
 
アウトカム:1.新しいワークショップができる。2.「場」のリソースへの関心が高くなる。3.「場」へに対する信頼感が生まれる
 
【プログラム内容】
■11:03 スタート
■11:08 グループ分け(ファシリテーションの経験年数によるラインナップで、経験年数が平均化するよう、3グループに分け)
■11:21 グループ内で自己紹介(各自A4紙の4象限に?名前、?すんでるところ、?ファシリテーションの経験年数、?マイブームを記入し、記入終了後、1人1分で紹介)
 
【リソースを引き出す】
 
■11:30 グループ内でペアンタビュー(一人13分)により相手のリソースを引き出す。
インタビュー・シートを利用「?ファシリテーションに出会ったのはどんなきっかけでしたか? ?あなたの専門は何ですか?(仕事でも趣味でも、専門であるとか,得意であること) ?あなたは一言でいえば、どんなものに喩えることができますか?それはなぜですか? ?あなたは充実していると感じたり、達成感を味わったり、自分らしさを感じたりするのはどんなときでしょうか?」
■他己紹介:12:10 ペアインタビューの結果を使い、紹介する相手の内容を付箋紙に書き出す(1件1葉)。その後模造紙に付箋紙を貼りながら他己紹介をする(3分×6人)。全員が紹介し終えたら、模造紙にグループのメンバーの強み一覧が完成
 
【昼食】12:35-13:15
 
【ワークショッププログラムを作る】
 
■13:30 各グループでワーク作り(2時間のワークショップ:アイスブレーク→1時間のワーク→振り返りの構成)模造紙上の付箋紙に出されたメンバーの強みをできるだけもらさず全部使うつもりでワークを作成する
■13:50 MFからの介入「各グループでリソースを生かしきれているかを、5分間で振り返るように指示」
(各グループはワーク内容:対象者はだれでどんな価値、アウトカムを提供するワークショップなのかを模造紙にまとめる)
■15:00 休憩
■15:10 グループ発表(3グループ)
■15:30 プログラム作成過程を振り返る(個人:10分)「参加者全員の強みがプログラム作成過程にうまくとりこまれましたか? 参加者全員の強みや特徴を取り入れようとして苦労したところはどんなところですか?どんなことがきっかけ(突破口)になってその状態から脱することができましたか?全員の合意がとれていますか?
■15:40 個人振り返りのグループ内共有
■15:50 グループ内であった話し合いの内容を全体で共有
■16:05 今日全体の振り返り(グループ内)
■16:10 事務連絡(来月の定例会、支部イベ、泡の会、アンケート記入)
 
【参加者の声】アンケート 16人回収
a.とても満足した 【8名】
b.まあ満足した 【7名】
c.あまり満足できなかった【1名】
d.満足できなかった 【なし】
 
【感想】抜粋
・3人寄れば文殊の知恵が体験できた(2名)
・リソースの引き出し方法やプログラムへの取り込みの難しさに気がついた
・インタビュー、グループワークと盛りだくさんで楽しめた。自分の強みを発見できた
・メンバーのリソースに対してセンシティブになることに気づいた。
・バラバラの材料を見て何の料理を作るのかを考えるのににて、苦しいがクリエイティブな楽しさがある
・いつもと違うアプローチで新鮮だった
・初めて参加の人、全く違う考えの人、全く会っていない人とワークを通じて面白い2時間のプログラムができた
・(問題ではありませんが)リソースの活かし方は難しかったです
・ここで作ったテーマのワークを本当に定例会でやってみたい
・発散がうまくできると収束が早くできると気がついた
・ワークショップ作成の経験の少ないかたには難しいプログラムだったかもしれない
 
【コメント】
・「リソース」についてもう少していねいなインストラクションがあっても良かった
・プログラムデザインに関してはアウトプットフレームの提示があっても良かったのでは
・リソースとして考える対象のリストアップ方法を申し越し工夫すると良かったのではないか
・作成するワークショップのテーマや対象者に縛りが(1つか3択など)あると、リソースの活用に集中してやりやすかったのでは?
 
【MF振り返り】
流れとしてはイメージ通りに動いた。大きな問題はなかった。MF2名体制でのスムースさにはやや反省事項があった。‏
また、今回は参加者からの質問に対してかなり丁寧に答えたが、このやりかたが本当に参加者にとって良かったのかどうか?FAJの定例会としては、参加者自身の判断にゆだね、もう少し突き放すやりかたもありそう。‏
参加者による振り返りの時間は、もっとたっぷり取っても良かったかもしれない。
 
【担当者振り返り】
グループメンバーのリソースに着目して、その重要性に気づくという狙いは達成されたと感じた。
お試しの参加者にとっては、リソースからワークショップ作成への流れに最初はとまどったようであったが、最後は3グループとも一定のワーク案を作ることに成功した。ワークショップ作成について、3グループの最初のアプローチ法が大きく異なっていたことが印象的だった。結果的にはどのグループも「突破口」になる言動などがあって、大きく収束に向かった。
 
報告者 尾上昌毅
報告日 2014年7月29日
その他特記事項  
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