事業内容 | 調査研究:東京支部 2015年7月度定例会 | |
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テーマ | テーマ4 『ファシリテーション実践事例研究(えふじれ)』 | |
開催日 | 2015年7月25日(土) | |
会 場 | 大橋会館 203会議室 | |
講師・ ファシリテーター |
小藤輝正、田頭篤(以上、FAJ会員) | 2名 |
企画運営担当 |
鈴木郁子、遠藤紀子、岡田妙
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3名 |
参加者数(会員) | 13名 | |
一般・見学者数 | 0名 | |
テーマ詳細 プログラム内容 担当者振り返り 参加者コメント など |
【概要】
参加者が話すファシリテーションの経験談と知見。
それらが織り交ざったダイアローグ。
そして生まれる新たな発見。
このような実践者の集う場がFAJにもあって欲しい・・・、
という思いで生まれたのが、今回の「ファシリテーション実践事例研究」です。
いくつかのケース・参加者自身の事例を話のネタ・・・、いや、テーマにして、
実践者が自分ならではの経験や知見を語り合う場にしようという実験的な場であり、
「実践」という言葉をここ数年の事業計画の中で掲げてきたFAJにとって、
今後必要となる場だという思いも企画の背景にあります。
対象は、普段、ファシリテーションを実践されていて、
実践者だからこそと話せる事例を持っている人。
「あなたならどうする?」という問いを出せるようにケーススタディのネタをその場で書き出してもらい、
それを全体共有した後に、OST的にダイアログを行い学びを深め合ってもらいました。
【プログラム内容】
[1]オリエンテーション
- セッション実施の背景説明や全員の自己紹介等
[2]ウォームアップ
- 「学校における問題」を取り上げてダイアローグ
[3]各自の事例共有
- 参加者全員が自分の事例を発表(「この状況、あなただったらどうしますか?」という問いに答えられるように、事例の背景を中心に共有)
〜休憩〜
[4]各事例をネタにダイアローグ
- 深めたい事例をピックアップしてダイアローグ (OST的に)
[5]クロージング
- 感想・気づき・発見などを全員でシェア
【参加者の声】
■ Keep
・人数が丁度良かった(車座になれる程度の人数だった。共有した事例の数も適切だった。)
・「事例を持ってこられる人」と、限定したのが良かった
・事例がリアルで瑞々しく、どこまでも深く話せた
・ダイアログ中心のプログラム構成になっているのがよかった
・内容が、テクニカルなものではないのが良かった
・参加者のアイデアを受け入れて、柔軟にプログラムを変更していた
■ Problem
・プログラムのゴールが分かり難かった
・ウォームアップでの事例がリーダーシップの事例に思えたために戸惑った
・壁に貼ってあったアジェンダに、各セッションの目安時間を書いてなかった
・各人が発表した事例の取り扱い方について、説明がなかった
・事例をネタにしたダイアローグの際、事例発表者が他グループへ動くことができない
・事例をネタにしたダイアローグの際、他グループが話し合った内容を知ることができなかった
・ダイアローグの内容を書きだすのにA3の紙は小さい (模造紙が欲しかった)
■ Try
・今回話した内容を受けて、参加者それぞれが実践した結果を話す場が欲しい(リアルでなくても良い)
・事例を宿題にしてはどうか
・上級者向け別シリーズを増やしたい
・マインドに踏み込むようにできないか
【MF振り返り】
・想定通り(笑)、非常に濃く、そして、有意義な場となりました。また定期的に開催していきます。実践者のみなさん、是非、ピリピリする経験を事例としてもってきて下さい。 ・やっぱり生の事例はとてもリアルに感じます。そういう意味では最初のケーススタディは必要なかったですね。実践者のみなさんの事例を研究する時間を多くとった方が、さらに有意義な時間になりそうです。 【担当者振り返り】
13人の参加者でしたが、これくらいの人数がちょうどよいと好評でした。 対象者の絞り込みに関しても、自分の事例を出せる意図通りの実践者が集まり、挑戦的なトライアルだった口上文についても「あれはよかった」という好評を得ることができて、よかったと思います。 会場はこじんまりとしていていましたが、参加人数に見合うちょうどいい広さでした。ただOST的な展開になった時に若干机がじゃまな感じがありました。また、隣の部屋との壁がパーテーションだったので、ワークで盛り上がる歓声が気になる場面もありました。 備品の準備が足りなかったなどのCOとしての反省点もありますが、本当に学びの多い定例会で運営側で参加できたことはいい経験になったと思います。 |
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報告者 | 遠藤紀子 | |
報告日 | 2015年8月4日 | |
その他特記事項 |
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