2015年8月度定例会 2『英語でファシリテーション Facilitation in English - Facilitation Skills for Breaking Down Language Barriers.』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2015年8月度定例会
テーマ 『英語でファシリテーション』
開催日 2015年8月22日(土)
会 場 台東区民館 8階 第3会議室
講師・
ファシリテーター
大国兼道(FAJ会員)、Jeff Fuccillo(外部ファシリテーター) 1名
企画運営担当
清田顕子、川井隆史、(山田竜也) (以上FAJ会員)、範珺(外部スタッフ)
2名
参加者数(会員) 25名
一般・見学者数 2名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など

【概要】
英語のファシリテーションを行うにあたっての壁を破るヒントとして英語での「コミュニケーション筋肉を伸ばしたり鍛えたりする」ことを提唱する。実際に簡単にワークショップの中で実践し、多様性の躍動感を体感してもらう。

【ゴール】
英語でファシリテーションすることによるう新たなファシリテーションの可能性を探る。

【グランドルール】
「緊張しないで楽しもう、下手でも体や表現力を使って英語で話そう」

【参加対象者】
国際社会の到来で英語でファシリテーションする機会がある、または自分も挑戦してみたいと思っているけど、機会やキッカケのない方。

【参加者フィードバック】
(Keep)
英語でのファシリテーションという取り組み自体は今後も定期的に行ってほしい
ある程度のスキルと英語力を持った人が集まるのは素晴らしい
比較的多くの人と話せる取り組みが良かった
MLSのアプローチについて身体を動かす、いろいろな役割を演じるといった
取り組みは興味深い
英語(スコア)などで事前に選別しないのが良かった
英語があまり得意でない人を得意な人がフォローする取り組みが自然にできた
限られた言語能力でファシリテーションをする練習になった。
MFが場を和らげてくれた(英語でFを行うという緊張をほぐしてくれた)
(Problem)
外国人の参加がなかったのは残念
MLSのパートとワールドカフェの部分のつながりがはっきりしなかった
前半のMF(Jeff)は最後までいてほしかった(当初から所要があり途中で帰る予定)
MLSパートの気づきなどを考える時間が欲しかった
英語とファシリテーションの2つを合わせることでの広がりがあったかわからなかった(ゴールが明確だったのか疑問)
アイスブレイクが長すぎた
タイムテーブルが詳しく書いていなかったのでいつまで現状のワークが続くか不安
英語での指示がわからず困った、いろいろなガイドラインの簡潔・明確さが英語の場合は特に求められるのではないか
ワールドカフェの問いのストーリー展開は工夫が必要ではないか

【MF振り返り】
「Train and stretch your muscles in English communication」という今回のプログラムの狙いに対しては、概ねその目的を達成できたと思います。想像以上に英語の得意な参加者が多かったこともあり、その場は、笑いと英語であふれていました。
3つの課題によるチームビルディングは、参加者がファシリテートしたみごとな瞬間でした。グループメンバーの積極的なコラボレーションも効を奏しました。Co-MFのJeffも言っていましたが、英語による正確なインストラクションでグループワークがスムースにフルーツフルに進行しました。
MFとしては、参加者からのフィードバックにもあるように、全体を通して進め方の説明やその資料をもっとわかりやすく準備するべきだと思いました。
今回のコアスキルである「To learn English through drama」という手法は、ドラマという状況に遭遇してトライ&エラーの実践から学ぶという趣旨なので、参加者に大いに失敗してもらい、その内省から学ぶことも狙いとしておりました。その意味では、前半部分(Jeffのパート)の内省とその共有に後半の時間を使うとさらに参加者にとって有意義なものになったと感じました。 

報告者 川井 隆史
報告日 2015年8月23日
その他特記事項
 
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