2016年度2月定例会 5『インプロゲームとファシリテーション』東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 2017年2月度定例会
テーマ インプロゲームとファシリテーション
開催日 2017年2月25日(土)
会 場 スクエア荏原 第一スタジオ
講師・
ファシリテーター
安倍能行(FAJ会員) 1名
企画運営担当
加藤誉章(FAJ会員) 
二宮貴彦、江島ゆき
1名
参加者数(会員) 15名
一般・見学者数 1名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など

【プログラム内容】
12:30 オープニング
ウォーミングアップゲーム
インプロとは、本日のキーワード
身体系ゲームでトレーニング
振返り
言語系ゲームでトレーニング
16:15 振返り
16:45 クロージング

【テーマ詳細】
インプロとは即興ということです。
何も難しい技術ではありません。皆さんは毎日の生活でリハーサルしています。
そう、私たちの生活は毎日が即興なんです。ファシリテーションも即興の連続です。
でも、即興力ってどう鍛えたらいいか、ファシリテーションの本を読んで体得できていますか? 
どうやって鍛えたらいいか具体的な方法を知っていますか?
インプロには、役者の訓練に使用するためのゲームが数多く用意されております。 
インプロゲームには
・相手のメッセージを受け入れる
・相手にメッセージを送る
・焦点を定めて集中する
といったファシリテーションに役立つ要素が数多く含まれており、
企業研修・学校教育・医療分野などに幅広く取り入れられています。
本テーマでは明日にでも使える数々のインプロゲームの体験を通じて、
ファシリテーターの即興力について学びます。

【参加者コメント】
1.本日の定例会で、どのような気づきや学びがありましたか?
・R&Leaderで相手が何を感じているかを感じることが大切であると気づきました。
・積極的受信=目を見る。体で感じる。
・LとRがチーム形成に役立つ。
・ごっこ遊び、遊び心
・心と身体がリラックスした状態だと安心して参加できるし、相手を理解・感じ取れる。
・とっさに表現や判断を行うには日ごろの訓練が必要。
・寸劇で、一分でやったことを30秒→15秒と短くすることで本当に伝えたいことのポイントが見えてきた。
・だれでも知っているだろうという話を知らない人もいるということ(国が違うと特に)。
・考えるより先に感覚を十分に働かすこと。受信は相槌・頷きのようにリズム感をもって。
・インプロは面白い。名作一分はミニマルストーリー制作にも良い。
・発散し収束するが、内容が丸くなり、危険なにおいがしなくなるのは残念ではあるが。
・相手を受け入れつつ場をコントロールしてゴール以上のゴールに到達する。
・インプロのイメージが違っていましたが、インプロとファシリテーションを結びつけることで、良い学びができました。
・ポイントを絞って話をすることは他人のやり方見ながらを感じたり考えたりすることが出来ました。
・考えることも大事だが相手の気持ちを感じることは大切。
・時間を縮めることでポイントが見えてくる。
・「一言でいうと」など制限をつけることで話の焦点が見えてくること。
・瞬発力がファシリテーションには必要だと思った。
・心の緊張は体の緊張とつながっている。
・体を動かすと心がほぐれる。
・安全な場があると一体感が出やすい。
・即興力はトライから生まれる。
・自分からLeadすること、相手に合わせること、瞬時に対応すること、受け入れることと反応することを学んだ。
・体を動かしてみる。発音してみる。まずやってみること。
・リズム感、タイミング、バランスなど体で感じることが大事。
・アイスブレイクを経験する中で、参加者同士の壁が薄くなったように感じた。
・LeaderとReaderの境界があやふやになると活動がしにくくなる。
・インプロをファシリテーションにどう組み込むのか考えるきっかけになった。
・模造紙の書き方を工夫するべきだった。
・身体を使うと心もほぐれる。
・楽しむのが大事。楽しめるように安全なありのままの姿を出せる場(みんなでつくる)にしていくことが大切。
・身体性を意識すると言語コミュニケーションよりも、相互に、同時に受け入れることの重要性を感じることが出来ました。
・コミュニケーションの温かさの根っこにつながるのかな。
・インプロを通して、普段ロジカル追求し解明しようとしていたこと以外に重要な要素が存在することが分かった。それは体感する経験である。
普段のファシリテーションの中では論理付けの中から解決策を?導き出すことが多かったが、インプロを通して論理で解明が追い付かない内容に対応する力がついたと思う。

2.本日気づいたことを今後どのように活かそうと考えていますか?
・Yes.Andを発散時のグランドルールにする(明日ミーティング時のファシリテーターをするので早速活用します)。
・収束するときは時間制限を設けて参加者にポイントを要約してもらう。
・目をまず見る。
・事前準備をしすぎない受信をして自信をもって答える。
・言葉は時に弊害。話す前に身体で表現する。
・心と身体でリラックスできる状態を作るようにする。例えば、動きをまねるなど。
・会議の場でタイミングよく意見を言う。
・短い時間でもう一度やり直すことをやってみる。
・考えるよりもまず感覚を使って受信する。
・役割・立場の殻を外す。
・ファシリテーションにどう活かすのか具体的にはまだわからない。なんとか活かしたい。
・思い切りやること。
・簡単なインプロを社内に取り入れる。
・会議でメンバーの気持ちに注意を向ける。
・アイスブレイクをうまく進められるとワークショップは良い雰囲気で進められる。オファーがあったりアクセプトして進められるよう意識する。
・自分が発信してみる。相手に尋ねてみる。場を暖めるために体を動かしてみる。
・感じたことを信じて動く。Out putする。
・出たとこ勝負ではファシリテーションに不安が残る。どの場面で即興し仕分けを組み込むのか考える。
「放任」のファシリテーションを意識したい。
・受け止めることがひきだすことにつながるのが体感できたので、Yes Andの考え方を意識して行動していきたいと思います。
・「まず相手を感じるように」
・年度初めの新チームのチームビルディングに、いくつかのワークを使ってみようと思います。
・研修生のアイスブレイクで使うと、学びとアイスブレイクを兼ねて出来そうです(肩をぶつけるワーク)。
・今後、場の流れに着目し、五感を研ぎ澄ましてみようと思った。

3.印象に残ったこと、MFの進行、運営についてのメッセージ、感じたことなど、ご自由に記述してください。
・否定せず進行されとても心地良い場と感じました。ファシリテーターとしてもYes Andのあり方はとても大切と思いました。
・非常に勉強になりました。参加する前は恥ずかしい気持ちがありましたが、そんなことを忘れ、身をもってインプロトは何かがわかりました。
・例を示してくれたのがはじけててよかった。
・MFの進行は落ち着きがあり、とても安心感があった。
・インプロの見本を見せてくださったお二人の真剣な演技に心打たれた。
・ワークが簡単なものから難しいものへ順々に進行していって取り組みやすかった。
・インプロは何度もやってください。
・失敗を楽しむ。
・本日のファシリテーターはmemberに感じさせること・考えさせることが出来たのですごくよかったと思います。ありがとうございました。
・デモがうまかったのが印象深かった。
・失敗を楽しもうで真剣に取り組めた。
・オファーとアクセプトを普段どれくらい意識しているかもう一回考えてみようと思った。
・初めにみんなで歌を歌ったのが良かった。
・各ワークの最初にお手本を見せていただいたこと、ワークのやり方がイメージしやすかったです。
・どう振り返って気づきを得るのかが、人それぞれに違いがあり、何を振り返れば良いのかわからなかった。
・シェアの時などMFの方がまず受け入れてほめてくれていたので場の意欲を引き出すのにっとても良かったと思います。
・まず”ゆるく始める”が参加者に合わせるメッセージとしてとても良かったです。
・プログラムの構成が見事だった。 

4.今回の「プログラム」について<よかった点>について記載してください。
・寸劇で1分→30秒→その半分と時間制限をつけたこと。収束を参加者にゆだねたように感じ参加者も成長していけると思いました。
・笑いもあり楽しく学べました。場の空気が温かかった。
・徐々に心と身体がゆるむようにプログラムが組まれていて無理なく参加できた。
・全員参加で良い。
・普段体験できないような身体感覚と感情が得られて有意義だった。
・時間・管理も良かった。
・キーワード L&R、ワンポイント Yes And。これらのキーワードが自分にとってファシリテーターにおいて非常に良い言葉だと思いました。
・インプロのワークを学べたこと。Yes Andの考え方が話を引き出すのに重要と思えたこと。
・段階的に進んでいった感じがして入り易かった。
・例を示してくれたのでやり易かった。
・最後にチームで物語をして短縮版にチャレンジしたのが面白かった。
・自分を解放できた気がする。
・言葉以外でも相手と対話できたこと。
・今まで参加したFAJの勉強会で一番楽しかったです。即興でOut putすることの楽しさ、気持ちよさを感じました。
・活動でいやそうな顔をしている人がいなかった。
・沢山の種類のワークが体験出来てよかった。
・ミカンは斬新だと思いました。
・簡単なものから徐々にレベルアップさせてもらえる作りが良かったです。
・ワークの量が沢山あってお買い得感がありました。
・気づいたらワークが本格的に始まっている、という感覚を得たのでアイスブレイクとワークのつなぎが非常に上手であると思った。 

5.今回の「プログラム」について<このように改善したら、さらに良くなる点>について記載してください。
・特に改善点は見当たりません。準備大変だったと思いますが、ありがとうございました。
・ワンワードが、オチが、ネガになりがちなので工夫が必要だと思いました。模範はシュールであれは良かったとおもいます。
・実施の回数を増やしてほしい。
・インプロの概念の説明や効果、現場への活用事例など、最後にまとめるとイメージが深まる。
・(会場の)場所が分かりずらかった。
・ワンボイスは難しかった。あとから意図が分かった。
・また参加したい。

 【メインファシリテーター振り返り】
参加者の皆さんはガラス張りの会場の外から中の様子が見えるのも気にせず集中してワークに取り組んでいました。
その真剣な姿勢から生み出させる数々の印象的なシーン。それらを通して僕自身多くのファシリテーターとしての学びと気づきを皆さんからいただきました。ありがとうございます。
また今回の会場はフローリングの床なので、寝転んだりしやすく、身体を使ったワークがとてもやりやすかったです。
ただ今回もおかげ様で満席だったので、当日にキャンセルが4名でたのは残念だった。

【スタッフ振り返り】
ファシリテーターの皆さんは、インプロの1つ1つの意味をすぐに理解し、楽しみながら学ぶ姿勢には、いつも驚かされます。ファシリテーションとインプロは親和性が高いのでは、思ってしまいます。スタッフとして参加しながら、いつも皆さんに学びと励みをもらって大変感謝です。

【報告者振り返り】
初めて本テーマに参加した。インプロに関する知識もなく不安が大きかったが、ワークが始まるとそんな不安はどこかへ行ってしまった。
なんといっても楽しかった。普段の定例会では身体を動かすワークは少ないのでインプロ独自の体感型ワークはとても新鮮だった。
アンケートにも楽しかったという意見が多いのでこのプログラムの人気の秘密を知ることが出来たと思う。
COとしては今回事前準備で至らない部分が多く、迷惑をかけてしまった。
当日ワークではほぼ参加者と変わらない立ち位置で臨んでいたためCOの仕事を気にしながら参加するのは少し大変だった。
最後に貸し出し備品についてトラブルがあったのでCOとして管理をしっかりすべきだと思った。

報告者 加藤誉章
報告日 2017年3月3日
その他特記事項
 当日キャンセル:2名、連絡なしキャンセル:2名
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