2016年度6月定例会 4『「感じる」ファシリテーション〜リズム・感性が場を促す〜』東京支部

事業内容 調査研究:東京支部 2016年6度定例会
テーマ 「感じる」ファシリテーション〜リズム・感性が場を促す〜
開催日 2016年6月25日(土)
会 場 かつしかシンフォニーヒルズ コンチェルト
講師・
ファシリテーター
平井雅(FAJ会員)、橋田正人(ドラムサークルファシリテーター協会理事長) 2名
企画運営担当
小藤輝正、佐々木順一(以上FAJ会員)、松村貴光
3名
参加者数(会員) 30名
一般・見学者数 0名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】

ドラムサークルファシリテーター協会×FAJの合同企画♪初の試みです。
リズムを使って感性を引き出すワーク(意外と手軽!)を体感しながら、ドラムサークルファシリテーションのメタファーを解き明かし、日頃のファシリテーションのヒントを探ります。
ビジネスなどのファシリテーション現場に活かすための「感性と論理性の融合」という、未知なる領域を探る旅に出かけませんか?

【プログラム内容】

●ペッカーワールドに浸る

音が出ます。ご注意ください

●FAJ的にペッカーワールドを振り返る
問い

  • ペッカーワールドの住人は何を大切にし、企業ワールドの住人に何を届けようとしているのだろうか?
  • 一方で、企業ワールドの住人はそれをどのように感じどのように受け止めるだろうか?
  • FAJワールドの住人はそれをどのように観察し、何を受け取るだろうか?
  • ペッカーワールドの住人とFAJワールドの住人が力を合わせて企業ワールドに新しい風を吹き込むとしたらどのようなやり方があるだろうか?

【参加者の声】
●今日の気づき
●でてきたアイデア、ペッカーさんへのコメント

【MF所感】
この度はドラムサークルファシリテーター協会の一員として合同企画に参加させていただきました。
企画運営担当の皆様、ありがとうございます。
そして合同企画者、平井様 お世話になりました。
音、リズムを利用したファシリテーション、ドラムサークルファシリテーターを支援する組織、ドラムサークルファシリテーター協会(DCFA)は、一つには音楽的なアプローチ、もう一つはファシリテーションの考え方に根ざしたファシリテーターとしてのアプローチを、ドラムサークルファシリテーションと名付けて活動しおります。 そのファシリテーションに特化した活動をされています皆様との企画は普段からファシリテーターとしての疑問や深い洞察などの高みを目指す自分にとって魅力的な企画でした。
特に、FAJの皆様との企画の詰め方、周知の仕方、外部の講師・ファシリテーターへの接し方など大変勉強になりました。さすがビジネスの世界、企業人ワールドに身を置いていらっしゃる皆様の無駄のない動きに感銘を受けております。 
当日のアクティビティの様子は報告にもありますのでここでは省きますが、こちらの目にしたことで感じたことを書かせていただきますと、まずFAJの皆様の学びに対する熱意です。共に学びを得ようとする姿勢は素晴らしいと思います。ドラムサークルはドラム(太鼓)を使い、大きな音がします。
今回は音の制限があることと、皆様が企業に持って帰られることを願って軽い打楽器(シェーカーなど)を使ってのアクティビティに対して、皆様の反応は思いの外、素直に受け入れていただいたようでした。皆様のリズムワークへの適応もよく、ファシリテーターの基本、心構えを無言のうちに醸し出していらっしゃると感じました。
最後に提出していただいたコメントの中に、この企画への気づきやアプローチに対する答えを出していただきました。もし第二回がある時は、今回の反省も踏まえて、自分なりにもっと皆様のご意見を多く引き出しながらやれる方法を提示できたらありがたいと思っています。
ペッカーワールドの国境をもう少し出入りのできるように検問所の数を減らしたいと思っています。今回はご協力、大変ありがとうございます。  
またの機会を願っております。

ドラムサークルファシリテーター協会 理事長
橋田"ペッカー"正人


今回の定例会は、ペッカー橋田さんとの飲み話で「ファシリテーションの実践における感性と論理性の融合」という遙かなる(笑)テーマに挑戦しよう!と盛り上がったことが発端でした。
定例会では、まずは、プロのミュージシャンでありながら大企業の研修講師も務めていらっしゃるペッカーさん流のチームビルディング手法を体験してみました。これを「ペッカーワールド」と名付けました。そして、「ペッカーワールドの住人」「企業ワールドの住人」「FAJワールドの住人」の3つの視点から、このようなリズムと企業研修の融合をそれぞれがどのように感じるだろうかを考え、「ペッカーワールドの住人とFAJワールドの住人が力を合わせて企業ワールドに新しい風を吹き込むとしたら、どのようなやり方があるだろうか?」の問いで、感性と論理性を融合させるファシリテーションのアイディアを絞り出してみようというのが企画者の意図するところでした。
一連のワークをやってみた結果、非常に多くのインスピレーションを受け取ったとおっしゃっていただいた方から、多くの「??」が残ったと思われる方まで反応は様々だったと感じています。ポジティブなフィードバックもたくさんいただきましたし、課題も残りました。
後日オンラインでやった企画者間の振り返りでも、モヤモヤがたくさん出ました。そこでひとつ明確にわかったことは、これだけモヤモヤするということは、「実は私たちはとんでもなく高みを目指していたんじゃないの?」ということです。「このモヤモヤ感は久しぶりだねえ」とも言って笑いました。ファシリテーションにおける感性と論理性の融合というテーマは、まだまだ深めていく必要がありそうです。新しいファシリテーションの世界を切り拓く可能性も感じています。
ペッカーさんもおっしゃっているように、もし第2回があるならば、またさらに新しいチャレンジをしてみたいと思います。

ラティーノ平井

報告者 佐々木順一
報告日 2016年7月7月12日
その他特記事項
←前のレポート レポート一覧 次のレポート→