2015年度7月定例会 2 『6 Thinnking Hats』東京支部

       

事業内容 調査研究:東京支部 2015年7月度定例会
テーマ テーマ2『6 Thinnking Hats』
開催日 2015年7月25日(土)
会 場 大橋会館 205室
講師・
ファシリテーター
長橋良智(FAJ会員) 1名
企画運営担当
河野恵、(因利嘉子)(以上FAJ会員)
1名
参加者数(会員) 32名
一般・見学者数 2名
テーマ詳細
プログラム内容
担当者振り返り
参加者コメント
など
【概要】
自転車に乗りながらジャグリングをしつつハーモニカを吹く・・・なんて楽々こなしている様子に見入りつつ、自分には出来ないなと思います。人は、たくさんのことを同時にできるものではありません。
でも、1つずつならできます。自転車に乗るだけならできそうです。ハーモニカを吹くだけならできそうです。「考える」ということも同じだと思います。同時にいろんなことを考えるのは大変ですが、1つずつなら考えやすくなる。そんなことに注目して「考える方法」を考え出したのが、エドワード・デ・ボノという人であり、それが「Six Thinking Hats」です。「考える」ことを、大きく6つに分けて順番に考えていくというやり方です。6つの種類は色と共に、「白の帽子で表される“事実”」「緑の帽子で表される“創造”」「赤の帽子で表される“感情”」などがあります。
さて、話し合いの場で、まず全員でメリットを一通り考えてから、デメリットを一通り考える・・・といったことはよくやられるのではないでしょうか? メリット・デメリットが入り混じりながら話し合いが進んでいくよりも、スムーズに進むのではないでしょうか?
また、まずは参加者全員の不平・不満を全部吐き出してから話し合いを進めていくといったこともあるでしょう。

いずれにせよ、参加者が同じことを同時に考えながら話し合いを進めていくことは大切なことではないかと思います。「共有→発散→収束→共有」という話し合いの進め方はよく知られています。これも、同じことを同時に考えながら進めていく方法の1つです。
Six Thinking Hats使って話し合いを進めていく方法を体験しながら、どのようにして普段の話し合いに活かしていくのかを考えます。

【プログラム内容】
◆オリエンテーション
ワークショップの全体像や目的、ルールなど場の共有
MF自己紹介
企画メンバー紹介
主旨 ゴール、ルールなど

1. 冒頭あいさつ・諸注意
2. 自己紹介
3. OARR
Outcome:「6ハットについて理解すると共に、現場で応用したくなっている。」
Agenda・Rule:楽しもう、自分の話し合いでどう使えるかを意識しよう
Role:MFともどん、6ハットに浸る人: 参加者のみなさん、企画メンバー

◆6ハットへのチェックイン
◎6ハット講義
1. 6ハットの紹介 - パラレルシンキングの説明 (バラバラに使うものじゃないよ、発想法でもない)
2. まずはやってみよう
- 写真を使ってやってみる

◎グルーピング
1. インストラクション
- FAJに入会してからの月数で、1つの大きな輪になり、ラインナップをする。
- 参加人数でグループ数を決め、1〜 グループ数分番号を言ってもらう。
2. 同じ番号の人で集まり、グループになる。机と椅子を出してアイランドにする。

◎グループへのチェックイン
自己紹介
1. インストラクション  - A4 の紙に以下の3つを書く
・ 名前
・ 今日の期待
・ あなたがよく参加する話し合いの進み方は?
2. 紙に書く
3. 紙を見せながら発表

共通点探し
1. 共通点探しをする  - グループ内で共通点探しをする

◆6ハット体験
◎6ハット講義(シーケンス)
1. 6ハットシーケンスの紹介
- シーケンスの紹介 (シーケンシャル・個別)
- 今回はシーケンシャルで。

◎6ハット体験
1. インストラクション
- テーマ「キティちゃんを描き出そう」
- 進め方:白(6分)→緑(4分)→黄(4分)→黒(4分)→赤(1分)→青(2分)
- 時間毎にこちらから合図をする。
- 模造紙、プロッキー、A4、ポストイットなど、使う/使わないは自由
- 誰かの発言の色が違うと思ったらそれは指摘してもよい。
ただし、そこで是非を議論するのではなく、後の振り返りで議論する。
2. シーケンスに話し合いを進める

◎6ハット振り返り
1. インストラクション - 話し合いのプロセスを振り返る。
- 話し合いで出た内容は全て模造紙に書いていく。
2. 振り返りをする

-- 休憩 ポスターセッション的 --

◎コツとか
1. ちょっとしたコツなど披露する
話し合いの進め方検討
話し合いのテーマ候補

◎インストラクション
- 先ほどはあらかじめ定められたシーケンスでやった。
- 今回は自分達でシーケンスをデザインしてやってみる。
- デザインに10分、話し合いに40分。
- 話し合いのテーマは大きく3つ。
・ 新たなアイデアを探す 
・ 今のやり方を見直す
・ 複数の選択肢の中から1つ選ぶ

◎6ハットを使った進め方の検討
1. 選んだテーマについて話し合いの進め方を決める。
- 色の順番は?
- 各色の時間は?

◎6ハットの話し合い
1. 進め方として決めた通りに話し合いを進める。

◎6ハット振り返り
1. インストラクション
- 話し合いのプロセスを振り返る。
- 話し合いで出た内容は全て模造紙に書いていく。

2. 振り返りをする
ポスターセッション
1. グループ毎にどんな気づきがあったかを発表してもらう。

◎グループ振り返り
1. グループに戻って、今日の振り返り
- 最初に書いたデザインを見ながら、6ハットをどう使うかを考える。

【参加者の声】
・しっかりとインストをしてくれたので、新しいツールの理解が深まった
・知らないツールのワークに出て、刺激になり良かった。
・配布資料とスライドで表現にずれがあり、混乱した。
・先にインストラクション(説明の時間)があり、ワークに入りやすかった。
・色々な手法(ツール)がしれる定例会のネタがあると嬉しい。

報告者 河野恵
報告日 2015年8月12日
その他特記事項
 
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